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思ったより大変だった、、三兄弟連れての海外引越し③

出発当日。
羽田空港を夜中の0:40に出発し、
早朝にバンコク到着、
2時間のトランジットでドゥルックエアーに乗り換えて
AM11:30頃ブータンのパロ空港に到着するという
強行突破のフライトスケジュールでした。

我が家にとってはこれが最適。
なぜかと言うと
バンコクまでの6時間、日中だと元気が有り余っていて退屈してしまうのと、
その他の便はトランジットがめっちゃ長い。

最短ルートで行けるスケジュールはこれだけでした。

手荷物や預け荷物も最大限にあったため、
バンコクトランジットで空港外に出るのは無理。
子供3人連れて、出てまだ戻るなんて考えただけで無理、、、!!!!

ということで、この過酷なスケジュールを三兄弟連れてなんとか突破しました。

トイレに小まめに連れてったり
おやつを多めに買ったり
タブレットも用意。

夜中便のため、薄暗い機内でさすがに三兄弟も騒ぐことなくウトウトしたり
画面見たり眠ったりしてなんとか6時間耐えました。

が、長男に問題が。
普段たくさん食べない飴をいくつか食べたのを皮切りに
どんどん気分悪化、、、
バンコクに到着し、ドゥルックエアーまでの道のりで嘔吐してしまいました。

ドゥルックエアーの乗り継ぎでは、
ビザのチェックもしなければなりません。
それもまた長いこと。

床に座り込む長男は袋を抱え、
それでも大荷物の我が家のため自力で歩くしかなく。。
なんとか励ましながら搭乗口まで来ました。

その頃にはもうぐったり。
この状態で飛行機に乗せて、
標高の高いブータンに行くのは正直怖かったことを覚えています。

それでも行くしかない。
バンコクからブータンまでは約4時間。
空いていたので、一列を使って横になれたのが不幸中の幸いでした。

ぐったりしながらもなんとかブータンに到着。
またここからが試練、、、
パロ空港からティンプーは約1時間の山道。
車酔いとの戦いが始まりました。

知人の車でティンプーに向かう道中は何度か停車し休憩を挟み、
約2時間かけてティンプーのホテルに着きました。
今までにないくらいの体調不良。
水を飲んで欲しいけど、飲むと嘔吐、、

これが2日間続きました。
さすがにこれ以上続いたら病院で点滴かなぁと思いました。
が、少ししゃべれる元気が出てきたところに
な日本から持ってきたラムネを食べたら
血糖値が上がりみるみる元気に。

水も少し飲み、嘔吐しないことを確認できたら
本人も安心したようで、少しずつ回復しました。

そして大好きなポケモンカードがブータンでも買えること、
ビーフモモという好物を見つけたことで
気持ちも晴れてきて3日目にしてようやく復活しました。

長男は一番感受性も豊かなため、
色んな思いをもってこの地に来たのだと思います。
知らぬうちに沢山のストレスや不安を抱えていたのでしょう。

その姿を見て胸が痛くなりつつも
沢山の楽しいことを見つけてあげなきゃと
強く思いました。

大丈夫、きっと楽しい旅になるよ
大人になったとき、ブータンに来てよかったと思えるよ

と呪文のように唱えながら。

数年後、彼らに聞いてみよう。
ブータンに来たとき、どんな気持ちだったのか。

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