
伊藤忠と丸紅の合併構想
今回の私の履歴書は久しぶりに大ヒットですね。
伊藤忠会長の岡藤さんの商人としての視点が素晴らしい。
今日の記事もびっくりしました。
伊藤忠商事と丸紅の合併構想があったのです。
しかも、わずか15年前に!
両社が元々創業者が同じ同根企業であることは有名です。
戦後の財閥解体で分割されました。
当時のみずほFG社長の佐藤さん、当時の丸紅社長国分さんと岡藤さんの3人で会食をしたときに、佐藤さんが提案したそうです。
「伊藤忠と丸紅が一緒になったらどうですか?」
実は、岡藤さんも同じことを考えていて、渡りに船とばかりに前のめりでした。
しかし、丸紅側はこの案に消極的だったようです。
伊藤忠を追い越すことを目標にしてきただけに、社員の士気の低下を心配したようです。
しかし、金融では財閥系の三井と住友が合併する時代です。
伊藤忠と丸紅の合併は全く違和感がない気がします。
おそらく、こんな合併構想があったことは社員はほとんど知らなかったのではないでしょうか。
今日の日経を見て、初めて知った社員も多いのではと推測します。
岡藤さんは最後にこの話は完全に消えたわけではない、今後に含みを持たせた表現で終わらせています。
この辺りが上手いな~と思います。
この連載をきっかけに、再び、合併構想が動き出さないかと期待しているのではないでしょうか?
肝の座った人です。
伊藤忠商事の現役の会長兼CEOですから。
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