komhamは何を実現したい会社なのか
前回バタバタっと出した記事が思いのほか読んでいただけて、自己肯定感が高まりました。ありがとうございます…!
本日は、地方(札幌)でスタートアップをやるメリデメについて書こうと思っていましたが、その前にkomhamが実現したい未来について書き残しておこうと思います。
ここ数ヶ月、多方面から「komhamのコーポレートサイト、なんだかそれっぽいけど、あなたの考えていること何も伝わってないよ」とご指摘いただくことが続いており、自身の中で「それな!一番私が思っている!」が止まらなかったので、このnoteがコーポレートサイトリニューアルまでの繋ぎになればと淡い期待をしています。
(ご指摘いただいたみなさま、ありがとうございます。ブランディングの大切さはわかっている気になっていましたが、自身で経営をしてみると一番おざなりになりやすい分野だと痛感しました。)
なぜサステイナビリティにこだわるのか
いきなりいきます。弊社のミッションはこちらです。
私自身、昔からエコ意識が高く、サステイナブルな生活をしている人だったかというと、圧倒的にNOです。ゴミに関しては排出しまくっていた部類に入ると思います。そんな私ですが、自分の会社はサステナブルな事業であることにこだわりました。
なぜなら、最も解決に時間がかかり、何が達成なのかもあいまいな概念をミッションに添えることで、壮大な課題を解き続ける会社にしたかったからです。
なんだかよくわからないと思うので、起業以前の話を少しさせてください。
komham以前
こちらの写真。以前所属していたPARTYで毎年2回も連れて行ってもらっていた社員旅行でのとあるお気に入りの1枚です。ビーチで相撲をとった後、海に引き込まれそうになり逃げようとした時に撮られました。真ん中で尻餅ついているのが私です。いまでもPARTYのことは大好きです。
大学卒業時とほぼ同時期に設立されたPARTYは、社会人1年目で「社会はこんなにつまらないのか。。」と幻滅していた私にとって、キラキラした面白い仕事ばかりをしている憧れの会社でした。その後、たいした実績もないのに運良く20代中盤で雇用してもらい、関わるプロジェクトは、例に漏れず世の中のどこかを必ずザワザワさせていたし、国際的に評価いただける機会もありました。ただ同時に、短期決戦で終わっていくプロジェクトに儚さのようなものを感じることや、粒揃いのメンバーが揃っている中、私が頑張っても元々120点だったものが、良くて121点にしかならないことにも気づいていて、履かせてもらっている下駄が重く大きすぎると感じることが増えていました。
そんな思いのたがが外れたきっかけがVALUです。VALUは初めて関わる運用フェーズのある、そして裁量を与えてもらったサービスでした。人に時価総額をつける概念を世の中はどれくらい受け入れてくれるのかローンチするまで気が気ではなかったですが、立ち上げ時から注目いただき、これまで経験してきたプロジェクトとは人や社会への影響度合いの違いを強く感じました。辛さ120%の時も幾分かありましたが、どんなに辛くても楽しさがいつも121%をキープしていました。
なぜこんな昔話を出したかというと、きっと広告クリエイティブの最高峰で最高の環境を与えてくれたPARTYと、きっと当時国内スタートアップで最も注目されていたサービスVALUに同時期に関われたことで、自分の本質的な部分について2つ気がつくことができました。
自身が身を投じようとしているスタートアップの経営がどれだけ苦しいかは、身近なお友達を見ていてなんとなく分かっていたので、私自身の使命感が切れたら、精神的にも、そして会社もすぐに潰れるなと容易に想像ができました。
そこで行きついたミッションが
「あらゆる人が持続可能な選択をしたくなる未来をつくる」
私たちが最終目標としていることは、精神的な余裕や金銭的な余力がなくとも、だれもが当たり前にサステナブルな暮らしをし、その労力がより暮らしの幅を広げられるインフラをつくることです。
ゴミ処理技術販売は一つの手段
高性能なバイオマス処理技術を販売することでミッションを達成できるかというと絶対に無理です。そもそも弊社1社では解決できない、壮大な課題をミッションに掲げていると自覚しています。
幸運なことに、父よりバイオマス処理技術を継承してもらえたことで、環境に配慮した廃棄物処理インフラを拡げられる可能性のある武器と、安定した事業収益を得られる可能性をもらったと思っています。
ただ、あくまでもバイオマス処理技術を拡げることは、弊社自身が「サステナビリティ」をミッションに掲げるイチ企業としてスタートラインに立てる第一段階です。
持続可能な事業実績のない企業が「持続可能性」を謳うことほど陳腐なことはないと思っているので、まず近いミッションを掲げる企業や人と、同じテーブルで議論できる実績をつくるために、バイオマス処理技術で廃棄物処理市場を抑えにいくことが、最初のゴールです。
2025年までは粛々と
2025年までは、保守的に資金調達をしつつ粛々と実績を積み上げ、廃棄物処理事業を弊社のcash cowにできるまでに成長させる予定です。
構想を公にするほどの立場にないので詳細は書きませんが、微生物を売って終わるつもりは毛頭ないです。いちマーケティングや賑やかしではなく、本気でサステナブルな事業をやろうとしている企業や人と、微生物を媒体につながりたいなーなんて妄想しています。
きっと派手に表にでることはないと思いますが、着実に準備をがんばります。
事業についてご興味持っていただけた方は、ぜひお気軽にご連絡いただけますと幸いです。
自己満noteに最後までお付き合いいただき、ありがとうございます!