スタバでも好みのコーヒーにありつける方法(裏メニュー)
みなさんスターバックスは好きですか?
スターバックスが好きな方はひょっとしたら知っているかもしれない、裏メニューのお話をします。
この記事はどちらかというと「コーヒーは好きだけど、スターバックスのコーヒーはあまり好きじゃないかな、、、」と思っていたアナタにお届けしたい。そんなお話です。
久しぶりにスタバに行った
ワタクシ、近年コーヒーにハマりました。もともとは缶コーヒーやインスタントでしたがドリップパックを経て自分で淹れるコーヒーの世界に入り、ついに粉でなく豆でしかコーヒーを買わなくなりました。
それからというもの、器具もそれなりに揃え、1日家にいるような日は4〜5杯のコーヒーを種類を変えて淹れたり、豆屋さんを訪ねて行ったり、喫茶店に行くにしてもコーヒーの味の評価をネットでチェックして、やれサイフォンだ、ネルドリップだと淹れ方に特徴のあるような店を選んで行くようになっていました。
大手チェーンからはすっかり足が遠のき、特にそのなかでも「黒くて苦い(つまり焙煎が深い)」印象が強いシアトル系にはあまり興味がなくなっていました。
甘いドリンクも飲まないため、スタバに行くと「ホット、ショートで」というような感じで仕方なく、アイスかホットかと大きさだけを選んで注文していました。
それが今回、久しぶりにスタバに行ってみると店頭で思ったより多くの種類の豆を販売していることに気がつきました。
列に並んでいる間に「色々あるんだなぁ」と豆に見とれていると、ソーシャルディスタンス越しにいつの間にか私の順番が回ってきて、幸い後ろに誰もいなかったのでこう聞いてみたのです。
「ホットコーヒーの豆の種類とかって、選べるんでしたっけ?」
裏メニューが出てきた
「お時間頂ければ、、、プレスでの提供がございます。」
と奥から取ってきたメニュー表を見せてくれ、そこには10種類以上の見たことがない豆たちが記載されていました。
ローストも大きく分けて3種類、そして何より気になるのは「プレス」の一言。
私「プレスって、フレンチプレスですか?」
スタバ「はい、そうです」
価格を見て、2度驚いた
フレンチプレスといえば、私の持っているコーヒー器具の中でも何度か使ったもののすっかりお蔵入りしている道具です。理由は「洗うのが面倒だから」。ペーパードリップは淹れたあと豆のゴミをそのまま紙を持ち上げてポイ。レシピ・淹れ方・タイミングは探究心が必要だけど後片付けは一番ラクチン。それに比べてフレンチプレスは、味わいの特徴はあるのだけど自分で日常使いするには淹れた後の器具洗いが超絶メンドイ。こんな理由で滅多に登場しなくなったのです。
いまは自宅でのフレンチプレスは、私の場合エチオピアあたりから上質でフルーティな豆が入手できた時くらいしか使おうと思わないです。
それを、チェーン店であるスタバが提供するとは。器具としてスタバブランドのステンレスドリッパーなど、店で使わないものも販売しているのは知っていたけど、あの面倒極まりないフレンチプレスで淹れたコーヒーを繁盛店で提供するなんて。シアトル系のイメージにも合わず(「フレンチ」プレスというくらいで)、一瞬今日私はフグレントーキョーに来たんだっけ、と勘違いしてしまうほど驚きました。
そしてその価格。430円(税別)というのです。あの通常のトールに100円ばかり足しただけで、好きな豆を選べて、フレンチプレスで提供してくれるなんて、もう次から絶対こっちでしょ!!と小躍り。
お味は…
選んだ豆は「パイクプレイスロースト」。中煎りの真ん中くらいに位置付けられている、あえてのブレンド。ケニア、コロンビア、グアテマラといった国の名前だけが明らかになっている豆よりも、ブレンドのほうがお店の方向性が分かるような気がした次第です。
そしてお味ですが、スタバという店に入る前の予感の遥か上でした。香りも甘みもあって、ブラックで最後まで味わいました。とはいえ最後カップの底にドロッと微粉が残るのがフレンチプレス不可避の通過儀礼ですから、本当は最後の数グラムは残していますが、冷めてきても香りや違う甘みを感じることができて美味しくいただきました。
どこのお店?
私が行ったのは渋谷MODI内にあるスタバで、価格や品揃えは店舗によって違うのかもしれません。でも現在どのスタバでもフレンチプレスでの提供があるという情報もあるようなので、是非みなさんもお近くのスタバで試してみてください。
よく分からない人は味の好みを「さっぱり目、フルーティ」などと店員さんに伝えれば、適切な豆を選んでくれると思います。
それでは、よいコーヒーライフを!
私程度がサポートなど頂こうというのはおこがましい限りで大変恐縮しきってしまうのですが、禁止まではしていません。万が一頂いてしまったサポートは謹んでヨーロピアンシュガーコーン(5個入り)と交換し次回執筆への栄養分とするか、きっと誰かの役に立てるように使います。