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アニメ・マンガ・小説・イラスト記事コーナー

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アニメ・マンガ等について、ぼくが書いた記事を集めました。基本、ネタバレあり。自分の感性を表現するのが楽しくて・・。
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#アニメ感想

「先輩はおとこのこ」というアニメを見て:少数派の取捨選択のお話

*ネタバレあり、というか観た人向けの記事です この夏、「先輩はおとこのこ」という、トランスジェンダーを扱うアニメを見てまして。 さっき、その最終話を見たのですが。 このアニメでは、  1) かわいいものが好きな男子高校生(=おとこのこ)と  2) 彼を女性だと思って好きだと告白した後輩(女)と  3) 彼と幼馴染の同級生(男) の3人が登場するのですが。 ぼくが思うに、この作品は大きく2つのテーマを扱っていて。 1つ目は、「トランスジェンダーがいる三角関係」。 おとこの

「負けヒロイン」が面白すぎる!(アニメの話です)

*ネタバレあり、というか観た人向けの記事です この夏に放送してるTVアニメで、「負けヒロインが多すぎる!」というのがありまして。 ぼく的には、「推しの子」と同じくらい面白い、と思って観てるんですが。 現時点で9話まで観たところで。 以下に、箇条書きで、ぼくが面白いと思ったところを書いていきますね。 : : 「ヒロインが3人、フラれたところから・・というのは初めてのパターンでは?」 → ラブコメって、ゴールインするまでをいかに盛り上げて、いかに長く引っ張るかのお話だと思

凄まじいクリエイターたちが作った、「エヴァ劇場版」

*2021/6/2作成 ちょっと前の番組で、「エヴァンゲリオン」の庵野秀明監督に4年間密着したNHKスペシャル、というのを見終わって。 これはどうしても今、「シン・エヴァンゲリオン劇場版:II」を映画館で見なければいけない、と思い。 無職であるのをいいことに、今日は木更津まで靴まで1時間かけて、映画を観に行きました。 感じたことを徒然に書きますと・・まずは、あれだけ難解だったストーリーが、「概ね」気持ちいい感じで終わって良かったなあと。 「裏宇宙」とか訳のわからん概念が新

「推しの子」 18話 太陽:ぼくらは、今、すごいアニメを見てる

*完全ネタバレありです。というか見た人向けに書いてます・・ 昔、「化物語」のオーディオコメンタリーで。 阿良々木暦役の神谷浩史さんが、「アニメは総合芸術だ」という言葉をよく使っておられて。 ぼくの大好きな言葉なんですが。 この「推しの子」というアニメを見てると、ホントにそうだな~と思います。 だって、1期から通して、オープニングもエンディングも(特にエンディングの入り!)。 絵も劇伴も、声優さんの演技も、原画さんの演技も。 時折混ざる、尋常ではない絵のクオリティも。 転生

「推しの子」1期:ストーリーが衝撃的に面白いアニメ

*2023/5/27作成 この4月から「推しの子」というアニメが放送されてるんですが。 このアニメ、ぼくがこれまで見てきた中で、一番衝撃的で、ストーリーが面白いんじゃないかな?と感動してます。 ここ何話分か続けて、感動で体がブルっと震えてしまうシーンがあったり、エンディングのイントロがかかるタイミングで泣いてました。 アイドルや恋愛リアリティショーの裏事情とか、ネット上の罪の意識のない悪口とか、当事者たちの意に反したSNSの炎上とか。 芸能の世界を中心に、今風で深刻なテー

「推しの子」第17話 成長:心理描写にビックリしたアニメ

*最初から、ネタバレ全開です。 というか、この話を観た人向けに書いてます。 : : さっき「推しの子」の第17話を観たんですが。 いや~やられました~。 すごいもん、観ちゃったな~とうのが感想です。 前半部分で、「東京ブレイド」の舞台が進んでいって。 スクリーンに映像を映しながらの舞台って、カッコいいじゃん・・と思ってたら。 それは前振りに過ぎなくて。 今回は、キザミ役の鳴嶋メルトのストーリーでした。 しかも、なんだ?あの映像の密度の濃さは?? ということで、熱が冷め

めちゃ泣けて、めちゃカッコいい音楽アニメ:「It's MyGO!!!!!」

*2023/9/23 作成 **めちゃめちゃ、ネタバレありです ぼくがFBで文章を書く時に目標にしていることの一つに。 感情とか感性とか直感とか、いわゆる右脳領域にあるものたちを、文字化=左脳領域に転換すること、というのがあります。 そのうち、難易度が高いと自覚しているのが、「自分が体験して得た感情や感性を、その体験を知らない人に向けて伝えること」なんですが。 今日は、あるアニメ作品についてトライしてみようと思います。 なので、読んでてしんどくなったらスキップしてくださ

「葬送のフリーレン」:癒やしと解毒のアニメ

*2023/10/3作成 今のぼくは、生と死について考える時期らしく。 普段よりも、その手のことを考えるきっかけになるような題材によく出会ってる・・ような感覚があるのですが。 先週から始まった「葬送のフリーレン」というアニメも、まさにそのど真ん中でした。 人間より寿命が長いエルフの魔術師が、勇者チームの仲間たちを看取った後、彼らとの思い出を確かめ、彼らのやり残しを片付ける旅を描いた物語です。 身近な人の死に際して思うことは、もっとよくその人のことを知ればよかったという後悔

「ガルクラ」とか新海誠作品とか:アニメと音楽の親和性

2024/4/13作成 ここ数年、音楽とアニメがすごく近くなっていて、多くの人の感性に馴染んできている、と思うことが多くて。 それは例えば、YouTubeで子供たちの間で流行った「強風オールバック」とか。 新海誠監督の映画でかかる、山崎まさよしとか秦基博とかRADWIMPSの曲とか。 YOASOBIとか星野源とか米津玄師とかVaundyとか、今旬なアーチストたちが、アニメの主題歌を歌ってて、すごくカッコいいとか・・。 特に、新海誠監督の「秒速1センチメートル」とか「言の

「ガールズバンドクライ」:ボーカルも曲もストーリーも、かっこよ

*2024/6/15作成 人の好みはそれぞれで。 例えば、ぼくの場合は、いくら韓流ドラマのいいところを人から聞いても、きっと見ようとは思わなくて。 なのでぼくも、自分の好きなものに共感してもらおうとは、全く思ってなくて。 いつも、「今、kamo-takaはそんなのが好きなのね?」というのが伝わればいいなと思いながら、FB(=note)で自分の好きなことを書いてます。 で、今のぼくは、「ガールズバンドクライ」というバンドのアニメにハマりまくってまして。 全話を通してのテーマ

「推しの子」の衝撃

*2024/7/4作成 ぼくは、自分の中ですごい感動があったときに、FBに書きたくなって書いてるんですが。 そういう意味で、梅酒づくりも、ちょっと哲学的な思いつきも、アニメや漫画の話も。 どれもこれも、ぼくの中で一定値以上の感動があったということなんですが。 ・・という流れで、今回は「推しの子」というアニメの話です。 この7月から、2期の放送が始まってて、さっきその第1回目を観たのですが。 そして、2期からは、主に舞台・演劇の世界が、物語の「舞台」になっていくのですが。