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アニメ・マンガ・小説・イラスト記事コーナー

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アニメ・マンガ等について、ぼくが書いた記事を集めました。基本、ネタバレあり。自分の感性を表現するのが楽しくて・・。
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#モノの見方

「先輩はおとこのこ」というアニメを見て:少数派の取捨選択のお話

*ネタバレあり、というか観た人向けの記事です この夏、「先輩はおとこのこ」という、トランスジェンダーを扱うアニメを見てまして。 さっき、その最終話を見たのですが。 このアニメでは、  1) かわいいものが好きな男子高校生(=おとこのこ)と  2) 彼を女性だと思って好きだと告白した後輩(女)と  3) 彼と幼馴染の同級生(男) の3人が登場するのですが。 ぼくが思うに、この作品は大きく2つのテーマを扱っていて。 1つ目は、「トランスジェンダーがいる三角関係」。 おとこの

ストック(持ってるモノ)とフロー(新しいモノ)のバランスにつき

ぼくは今のところ、無職で1日24時間を自分の好きなように過ごしているのですが。 この生活、自由と冒険が好きなぼくとしては、本音ベースでめちゃめちゃ楽しいのですが。 でも同時に、この生活をやってみて初めて分かったのですが。 24時間ずっと自分で決め続けなければならなくて。 それは例えば、その日一日、何をやるか?どの順番でやろうか?とか。 日常生活のどの部分をルーティン化して、どの部分は都度都度考えるか?とか。 ぼく的には、とてもいいアタマのトレーニングになってて、判断力が向上

ブレーキを外す:「推しの子」を見ながら

ここ数日は、とても数奇なご縁なんですが・・noteを通じて知り合った方から、「意識の探求」的なセッションを受けてまして。 今は、そのセッションの中身等は省略しますが・・。 その方から、ぼくが普段考えてることに対して。 「本当に、辛い経験を通して学びを得ることが、いいことなのか?」と問いかけられ。 「その信念がある限り、今回はおカネに関して学ぶために、ギリギリの状況までおカネについて苦しむことになるかもね」という言葉をもらいました。 「うわ~それはイヤだ~!」と、即座にその「

ぼくが「関ジャム」という音楽番組を好きなワケ:感性を言葉に変換するところ

*2021/3/3作成 **2024/8現在、番組名は「EIGHT-JAM」に変更されてます 今晩、「関ジャム」という番組で「20年間の名曲ベスト30」が放送予定で。 この週末に放送された、その「プレ」番組を見たのですが。 ぼくがこの番組がすごいと思うのは。 実際に選ばれた曲そのものが、なるほどの納得感で、素晴らしいのだけれども。 それ以上に、なぜその曲を選んだのか?を説明する、音楽のプロたちの表現がとてもとても秀逸で勉強になるところなんですよね~。 音楽の技術として、

凄まじいクリエイターたちが作った、「エヴァ劇場版」

*2021/6/2作成 ちょっと前の番組で、「エヴァンゲリオン」の庵野秀明監督に4年間密着したNHKスペシャル、というのを見終わって。 これはどうしても今、「シン・エヴァンゲリオン劇場版:II」を映画館で見なければいけない、と思い。 無職であるのをいいことに、今日は木更津まで靴まで1時間かけて、映画を観に行きました。 感じたことを徒然に書きますと・・まずは、あれだけ難解だったストーリーが、「概ね」気持ちいい感じで終わって良かったなあと。 「裏宇宙」とか訳のわからん概念が新

アニメの脚本と人生の脚本:3つ決めれば、ストーリーは動き出す

*2022/3/3作成 ある番組でアニメ映画の監督さんが言ってた言葉なのだけれども。 アニメや映画の脚本を作るときは、3つの設定を決めればいいそうな。 即ち、 ①主人公はどんな人で、 ②彼/彼女はどんな環境にいて、 ③なぜXXをするのか? を決めるだけで、物語は動き出す・・らしいです。 ぼくはこの言葉を聞いたとき、創作って面白い♪と思うと同時に。 これは人生のことだ、と思いました。 ぼくのこれまでを振り返るに。 ・2010年の夏に離婚して一人暮らしを始めたときに、自分探

「推しの子」第17話 成長:心理描写にビックリしたアニメ

*最初から、ネタバレ全開です。 というか、この話を観た人向けに書いてます。 : : さっき「推しの子」の第17話を観たんですが。 いや~やられました~。 すごいもん、観ちゃったな~とうのが感想です。 前半部分で、「東京ブレイド」の舞台が進んでいって。 スクリーンに映像を映しながらの舞台って、カッコいいじゃん・・と思ってたら。 それは前振りに過ぎなくて。 今回は、キザミ役の鳴嶋メルトのストーリーでした。 しかも、なんだ?あの映像の密度の濃さは?? ということで、熱が冷め

「葬送のフリーレン」:癒やしと解毒のアニメ

*2023/10/3作成 今のぼくは、生と死について考える時期らしく。 普段よりも、その手のことを考えるきっかけになるような題材によく出会ってる・・ような感覚があるのですが。 先週から始まった「葬送のフリーレン」というアニメも、まさにそのど真ん中でした。 人間より寿命が長いエルフの魔術師が、勇者チームの仲間たちを看取った後、彼らとの思い出を確かめ、彼らのやり残しを片付ける旅を描いた物語です。 身近な人の死に際して思うことは、もっとよくその人のことを知ればよかったという後悔