盛り上がり最高潮の中閉幕 第12回紫熊祭レポート(3日目)
紫熊祭最終日は大盛況の中に終わった。テントでは午後すぐに売り切れる店が発生。工学部土木系同窓会「蘇遙会」のテントでは3日間で1300食を売り切り、3年生の学生は「やり切った。大人気で嬉しい」と喜びを語った。去年も出店して馬汁を売っていた文芸サークル「セピア」の部員は「去年よりも数倍の販売量だった」と手応えを語っていた。
また、音楽系のライブも盛況で、モダンジャズ研究会は初日に五高記念館前で演奏しただけでなく、最終日には「スキマスイッチメドレー」として「全力少年」「アイスクリームシンドローム」「奏」などの曲を演奏。3日間のいずれの演奏でも多くの観客が詰めかけ、プロにも負けない歌と演奏で、会場には大きな拍手が響き熱気に包まれた。
「法文学部棟の新しいシンボルに」武夫原会の寄付で植樹式
同日、法文学部棟前では植樹式が行われた。法文学部棟前には梅の木が植えられており、いち早く花を咲かせることから長らく文系学生と卒業者に親しまれてきたが、昨年の台風で倒木し、やむなく伐採することとなっていた。そこで法文学部の同窓会である武夫原会の寄付で新たにコウヤマキの苗木が植えられることとなり、小川学長や武夫原会の村田会長、人文社会科学研究部、文学部、法学部などの各部長が出席して植樹を行った。
盛り上がったフィナーレ
夜、メインステージにて第12回紫熊祭のフィナーレが開かれ、Higo-Pellaの演奏から始まって各種グランプリの発表、くじ引き、紫熊祭実行委員長挨拶、ランタンリリースが行われた。
今年のミスター熊大コンテストは谷口太陽さん(法学部3年)がグランプリ、新立順一さん(教育学部中学校教員養成課程保健体育科4年)が準グランプリに輝いた。ミス熊大コンテストは甲斐美憂さん(文学部2年)がグランプリ、谷口莉子さん(工学部3年)が準グランプリに選ばれた。前日に夜の筋肉祭りで優勝を果たしていた新立さんは惜しくも連覇はならなかったが、昨年度のミス・ミスターグランプリより賞品が贈呈され、各々受賞者は受賞に対する思いや周りの人への感謝を語った。
また学生向けのくじ引きでは温泉ペアチケットやNintendo Switchなどの豪華景品があり、大いに盛り上がった。閉会に際し、紫熊祭実行委員会の山田結太委員長(教育学部3年)が挨拶。「委員長を任されたとき不安な気持ちがありましたが、周りの人、特に実行委員幹部の支えもありやり抜くことができました。また、関係者様のお力添えのおかげで紫熊祭を成功させることができました。ありがとうございます。」と感謝の言葉を述べた。
最後はランタンリリースで幻想的な雰囲気の中、4年ぶりに例年通りの開催となった第12回紫熊祭は幕を閉じた。
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