米沢ラーメンを語りたい
米沢ラーメンの魅力は、一言で言うと「あっさりしながらも奥深い味わい」です。
特徴を具体的に見ていきましょう。
スープ: 煮干しと鶏ガラととんこつと野菜をじっくり煮込んだ、透き通ったスープが特徴です。あっさりしながらも、素材の旨味が凝縮されていて、後を引く美味しさがあります。
麺: 多加水率で、しなやかでコシのある細ちぢれ麺。スープとの相性も抜群です。
具材: チャーシュー、メンマ、ネギが定番。お店によっては、海苔やワカメ、煮玉子などがトッピングされることもあります。
米沢ラーメンの歴史も面白いですね。
1920年代に、米沢の夜の町をチャルメラを吹きながら屋台を引く3、4人の中国人がいました。売り物は「支那そば」。
米沢市は門東町にあったカフェ-『舞鶴』が、調理人常松恒夫(つねまつみちお)の手により支那そばを売り出しました。東京築地の政義軒で修行を積み、和洋食のほか中華料理もこなす腕利きの職人だった常松調理人は、米沢における最初の日本人ラーメン職人となりました。
米沢らーめんの特徴のひとつである縮れ麺は、この常松恒夫氏の発案によるものだったのです。
米沢ラーメンは、まさに「シンプルイズベスト」と言えるでしょう。
ぜひ、あなたも米沢ラーメンを味わってみてください!