【最終週の在廊日】写真展「ROHINGYA PORTRAITS」
新畑です。横浜・綱島 POINT WEATHER で開催中の写真展「ROHINGYA PORTRAITS」も5月19日(日)まで、ラスト1週間となりました。先日のトークイベントも含め、多くの方にお越しいただき、心から感謝いたします。
序盤の体調不良もほぼ完治しました。最終週の在廊予定ですが、当初より1日多く在廊できそうです。今回は久々の「個展」ということもあり、作品を通して皆さまと直接お話ができる機会も貴重ですので、ご都合がよければお気軽にご来場くださいませ。お茶でもしながら語りましょう。
【在廊予定(5/15 時点)】
5月
木16 17時より在廊予定
金17
土18 18時半より在廊予定
日19 18時半より在廊予定
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新畑克也 写真展
「ROHINGYA PORTRAITS」
「ロヒンギャ」。ミャンマー西部ラカイン州でかねてから深刻な差別や迫害を受けてきた彼らの存在を、日本国内はもとより世界的に殆ど知られていなかった。しかし2017年8月以降、ほんの数か月間で80万人を越える大量のロヒンギャが難民化し、一挙に隣国のバングラデシュに逃れたニュースは世界中に衝撃を与え、「世界で最も迫害されている少数民族」と国際的な人権団体から指摘されてきたロヒンギャの存在や彼らの置かれていた悲惨な状況、彼らを取り巻く問題の複雑さが広く知られることとなった。
私は2015年に初めてラカイン州の古都ミャウー郊外でロヒンギャが隔離された村を偶然に見つけて以降、集落で暮らす人々との交流を重ねてきた。同時に州都シットウェで2012年のラカイン族との衝突から約13万人のロヒンギャが隔離収容されている劣悪な国内避難民キャンプ、日本国内で約230人のロヒンギャが暮らす群馬県館林市、100万人規模のロヒンギャ難民が避難生活を送るバングラデシュ南東部の難民キャンプを訪れ、彼らの暮らしを見つめ、写真に収めてきた。
我々が当たり前のように享受できている、「人間が人間らしく生きる権利」を彼らは母国ミャンマー(ビルマ)で1982年に改正された差別的な国籍法により一方的に国籍を剥奪され、想像を絶する理不尽な環境下で過酷な日々を生き抜いている。彼らは母国で民族としても存在を認められず、「ロヒンギャ」というフレーズすらタブー視されている。
本展は、ミャンマーやバングラデシュで出逢ったロヒンギャの苦悩しながらも前向きに、「美しく」生きる彼らのポートレートを中心とした作品を展示します。彼らの瞳に宿る命を見つめ、より彼らの存在や、彼らを取り巻く問題について考えてもらえる機会になればと思います。
【期間】2019/5/2(木)~5/19(日)
【会場】POINT WEATHER
神奈川県横浜市港北区綱島西1-14-18
https://goo.gl/maps/U8K9hc4wmTk
(東急東横線綱島駅西口から徒歩5分)
HP:http://pointweather.net/
TEL:045-542-2694
営業日:火曜~日曜 11:30~21:00
※月曜休・不定休あり
※カフェ内での展示となりますのでワンオーダーをお願い致します。
【プロフィール】
新畑克也 Katsuya Shimbata
1979年広島県呉市生まれ。東京都在住。2010年に初めて訪れたミャンマーに魅了され、同国へ幾度も通い、旅先での人々との出逢いを写真に収め始める。2015年より西部ラカイン州で多くの困難を抱えながら生きるロヒンギャの集落や難民キャンプを訪れ、人々の暮らしを見つめ続ける。
website :http://www.katsuyashimbata.com