観光タクシードライバー・大原さんと行くお台場エリア観光 〜選手村から湾岸食堂まで〜
「DRIVERS」「kmVOICE」2022年6月取材で、お台場エリアの観光名所をご案内いただいた大原さん。今回のnoteでは、大原さんにご紹介したいただいた各スポットについて、改めてお伝えしたいと思います!
選手村 「HARUMI FLAG(晴海フラッグ)」
選手村は、オリンピック開催時に、選手・役員が寝泊まりできる場所として作られます。一時的に作られる場所ですので、近年では、環境に配慮した作りになっています。特にニュースで取り上げられていた「ダンボールベッド」は記憶に新しいかと思います。また、これまでは大会終了後に取り壊していたのですが、最近では若干の補修を行い公営住宅として転用すケースがあります。「TOKYO2020」で作られた選手村もまた、集合型マンション「HARUMI FLAG(晴海フラッグ)」として生まれ変わるようです。
選手村を臨む、豊洲ふ頭内の公園「豊洲ぐるりパーク」では、手ぶらでBBQを楽しめます。グルメを堪能できるマルシェなどのイベントも不定期開催されているようですので、こちらもぜひチェックしてみてくださいね。
東京アクアティクスセンター
競技の会場となった場所も、いくつかの施設はそのままの形で残っています。改修したり、保存したりと対応は様々ですが、今でもフェンス越しにその姿を臨むことができます。
「東京アクアティクスセンター」は競泳競技と飛び込み競技、アーティスティックスイミングが開催されました。また、パラリンピックの会場としても使用されました。大会後は、観客席を減築して、東京辰巳国際水泳場に代わる水泳場として、大規模大会で使用する予定のようです。
東京ゲートブリッジ(恐竜橋)
「東京ゲートブリッジ」は、恐竜が向かい合っているような形から「恐竜橋」という愛称でも親しまれています。海上を跨ぐ長さは1,618m。これは、レインボーブリッジや横浜ベイブリッジの約2倍と言われています。この距離を結ぶ’橋が完成したことでの経済効果は、年間190億円に上ると言われています。
ゴルフ場が隣接しており、橋の上からは緑豊かな立地を臨むことができます。また、船の往来を眺めることもできます。この橋で行われるライトアップは、LEDライトを使用するなど環境配慮にも気を遣っています。経済発展のために生まれた物が、自然と調和している姿。これからの東京の在り方を示唆しているかのようなスポットです。
湾岸食堂
お台場エリアの隠れ名所、湾岸食堂。一面ガラス張りの店内から、レインボーブリッジを一望することができます。開放的な店内でリーズナブルな食事を楽しめるので、多くのお客さんで溢れています。また、ちらほらとタクシードライバーの姿を見ることも…。タクシードライバーたちにとっても、立ち寄りやすい「名所」のようです。
観光タクシードライバー・大原さん。
始めたキッカケと。仕事の魅力。
「前職では、父親が経営する荷物運搬の会社でドライバーをしておりました。ですからタクシードライバーとして働く前も、車を運転する仕事への関わりはあったんですよ。ただ、運送会社から国際自動車(kmタクシー)へ移る間に、コールセンターでの勤務や、システムエンジニアの経験も。幅広く、仕事をしてきましたね」
様々な業界で働いてきたという大原さん。
「システムエンジニアや派遣社員として働いていたんですが、40代の時に派遣が切れてしまいまして。次の仕事に移る時に、正社員としての就職を考え始めたんです。前職ではコールセンターで、目に見えないお客さまとのコミュニケーションを行なっていましたから、目に見えるお客さまとの対面でのコミュニケーションはもっと円滑にできるのでは?と思いまして。車を運転する仕事の経験もありましたから、自ずとタクシー業界が浮かび上がってきたんです」
これまでの仕事の積み重ねから浮かび上がってきたのはタクシー業界の仕事だったといいます。
「2010年入社の頃、タクシー業界全体が100周年を謳って様々なイベントなどを打っていまして。新たな仕事の在り方として「観光タクシー」に力を入れようという動きがあったんです。「TOKYO2020」が決まって、さらに加速したんですが、いざ大会が開催されると無観客…。これは残念でしたね。実は私、生まれ育ちが東京でして。この辺り(台場エリア)の地理にはとても詳しいんですよ。タクシードライバーとしてお客さまをお乗せするうちに、改めて「東京ってどんな場所なんだろう?」と考えるように。東京で生まれ育った私が東京を掘り下げて、その学びをお客さまへ伝えられたら面白いと思ったんです。そんなキッカケから東京シティガイド検定を受けて、観光タクシードライバーとしての道を歩み始めました」
東京の昔と今を知る大原さん。その視点から見る「東京観光」だからこそ、お客さまをより楽しませることができるのでしょう。
「東京観光なら、ぜひ国際自動車(kmタクシー)の観光タクシーで。お気軽にご相談くださいね!」
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