DRIVERS外伝 –みんなのこだわりルーティン-
第2弾・帰ってきた「DRIVERS外伝 –みんなのこだわりルーティン-」。私は月に一度、国際自動車株式会社(kmタクシー)へ行く。kmタクシーの現役社員のインタビュー企画「DRIVERS」の取材。現職のタクシードライバーに突撃取材を行い、日々の乗務の様子を伺ったり、仕事におけるやりがいを聞いたり、時にはプライベートの話を聞いたりもする。
そんな中、取材に行くと必ず聞いてしまう「とある質問」が一つ。
―〇〇さんオリジナルの、仕事のルーティンってありますか?
タクシードライバーのルーティン。ちょっとだけ想像してみてほしい。釣り銭を揃えるとか、ボールペンの補充とか、大体この辺かなあ…と考えたのであれば、甘い(ドヤ顔)。プロのドライバーのこだわりルーティンは、私たちの想像を遥かに超える。これまでに出会った、笑いあり・涙ありの「こだわり」話を、外伝として集めてみた。EPISODE005〜を一挙公開してみよう。
EPISODE004「ほのぼの感で、会社をぐるんと回します」
タクシーグループ推進課。そこで活躍する真田さんは、各営業所と連絡を取って会社として進めている様々な企画を浸透させるという言わば会社の「回し役」。会社全体をぐるんと回す凄腕の男なのである。しかし、何やらスマホの画面をちらちらと見せているではないか。え…ウォーキングアプリ?どうやら会社全体に「運動をしましょう!」という企画を浸透させているらしい。なんとご自身も朝も早よから20km歩くとか(!)。す、すごいですね…。すごいけど…さんぽ…なんだかほのぼの…。
「いえ、上には上が…いるんですよ…(しみじみ)!」
仕事への熱意をキリッと語っていただいた後に、ウォーキング愛というほのぼのトークを聞けた。これが俗に言うギャップ萌えというヤツである。今、国際自動車(kmタクシー)メンバーには、乗務社員にこのアプリのインストールを進めているらしい。誰がどれだけ歩いているのかランキングが出るが、「上には上がいる」らしく、なかなかに悔しそうだった。それの姿もまた萌えである。
EPISODE005「(ええええ、それは違うでしょ〜〜〜〜!)」
ケイエムリースで働く岡本さん。ドライバー時代から必ずレジ袋を持ち歩いているという。領収証の控えやその他資料など、タクシードライバーは意外と紙ものの書類を多く扱う。たくさんの書類を管理するのが大変なので一旦すべてこの袋に入れてしまう、ということらしい。一日の業務が終わったら、まとめて書類を整理。これで抜け漏れはなくなる!…って言うとりますけれども、あれ?今は保険・リースのお仕事をされているんですよね…?
「あ、もう書類整理はしないので買い物用のエコバッグとして持ってるんです」
そんな!!!!「ドライバーじゃなくなったからレジ袋持ち歩くのやめよ」ではなく「今度からこのレジ袋何に使おうかな」という思考である。レジ袋を手放す気はさらさらなかった。というか岡本さん、保険・車両リースの仕事に異動してから、仕事終わりの時間が安定し始めたので、家族から買い物係に任命されているらしい。守るべきものが増える度に袋も大きくなっていくということかしら(うまい)。
EPISODE006「タクシーの極意≒料理の極意?!」
独自のフォーマットを使ってデータ分析。お客さまをどこで乗せてどこで降ろして何円だったかすべて記録…。村石さんが入社以来ずっと独自の分析を続ける理由を語る。「タクシードライバーという仕事は一歩営業所の外に出れば一人。責任感を強く持たなければならない仕事。目標を決めて毎日売り上げの記録を細かくつけることで、次の日の頑張りにつながってくるんです」…ストイック。一体この精神は、何由来なのか。
「前職、ファミリーレストランでメニュー開発をやっていた時、お客さまの好みや傾向を知るため、ずっっっっっっと数字に注目してたんです」
なんと、前職でお客さまのニーズを読み解くために実践していったストイック分析の精神が、ドライバーとしての精神にも結びついているのだという。そんな村石さん、「会社全体のデータを分析したいくらい」だそう。ストイック、というより「データ分析大好き!」なのかもしれない。
kmタクシーの現役社員のインタビュー企画「DRIVERS」はコチラから
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