新卒入社からタクシードライバー・班長職を兼任!渡邊さんの成長の背景にあった「環境の変化」【kmVOICE番外編】
PROFILE
渡邊さん
国際自動車 羽田営業所
「DRIVERS」「kmVOICE」2023年7月取材にご協力いただいたさん。今回のnoteでは、そのダイジェスト版をお送りします。
新卒入社でタクシードライバーとして国際自動車(kmタクシー)へ入社。コロナ禍という環境での乗務を経験し、現在は班長職を兼任。活躍を続ける渡邊さんのこれまでのお話と、これからについてお伺いしました。
周りの反応を跳ね返して。
信念を貫いたタクシー業界への就職。
業界を絞らずに就職活動を進めていたという渡邊さん。国際自動車(kmタクシー)との出会いは、合同企業説明会だったといいます。タクシー業界のことも知りたいと思い、採用担当の方のお話を聞いてみたんだとか…。
業界について、オープンにお話しいただき、そのまま選考へ。内定をいただきました。実は、父が国際自動車の五反田営業所(2011年閉鎖)でタクシードライバーをしていたので「kmタクシー」自体は知っていたんです。まさか、自分が働くなんて(笑)。
kmタクシーとの出会い。入社を決意したキッカケは何だったのでしょうか。それは、当時の就職活動の中で経験した一つの挫折にあったといいます。
実は、就職活動の初期は航空業界での仕事を考えていたんです。パイロットの仕事、整備などの地上職…さまざまな可能性を探りましたが、なかなか上手くいかず。それでも、何らかの形で交通関連の業界に関わりたいと思っていたんです。その思いが巡り巡ってタクシー業界へ。未知の業界とはいえ、どこか親近感の湧く業界でもあるんです。
タクシードライバーになることに対しては、周りからかなり驚かれましたね。タクシードライバーという仕事に就くこと自体も珍しい選択ですし、ましてや新卒で働くなんて(笑)。ただ、私自身はあまり不安を感じていなかったんですよね。「不規則な勤務形態」「酔客への対応」…これらの要素は、タクシードライバーの仕事の大変さを表すキーワードですよね。そりゃ、仕事なんだから時には大変なことだって、ある。それは、どの仕事においても、同じだと思うんです。
変化を求めて、班長職へ。もっと上のステージへ登るために!
入社当時は道を覚えるだけで手一杯という感じでしたが、それを苦に感じることは少なかったです。先程の話にも通ずるのですが、タクシードライバーに抱く負のイメージって、偏見・固定観念・思い込みのかたまりなんです。例えば、道が分からなくなってしまった時。「お客さまに怒られてしまうんじゃないの?」と思う人が多いと思いますが、実際は、優しく教えていただく機会の方が多いんですよ。これは、タクシードライバーの接客コミュニケーションスキル次第だと思います。お客さまに不安を与えないトーンで、「少々お待ちください」とお時間をいただき丁寧に調べる。分からない時は正直に分からないと伝える。真摯に対応することが、最優先だと思います。
お客さまとのコミュニケーションを円滑に。ドライバーに求められるスキルを向上させるために、周りのドライバーとの情報共有の機会を欠かさないといいます。
先輩・後輩関係なく、幅広い視点から意見を取り入れているんです。自然と人の名前と顔を覚えて、会話をするように。20代から70代まで、幅広い年齢層のドライバーがいますので、話題選びが重要ですね。
一方で、指導の際には年齢に関係なく対等に指導をする必要があるんだとか。
時には、自分より年齢が上のドライバーに対して、指導をする場面もあります。年齢差を理由に甘えが出ては正しい仕事ができません。組織として動くことの大切さを知るとともに、改めて社会人としての教養・ルールを学べました。変化に踏み切る…勇気の要る選択でしたが、タクシー業界で働き続けるために必要な決断だったと思います。
転職を考えたコロナ禍。それでも、kmタクシーで働き続けた理由。
渡邊さんが働き始めて数ヶ月、コロナウイルス感染拡大のニュースが話題を集め始めた頃だといいます。
街を歩いている人がいないので、お客さまを乗せる機会は少なかったです。新卒入社でタクシー業界に飛び込んだのに、お客さまがいない日々。期待を胸に飛び込んだ矢先の出来事だったので、頭を抱えてしまいました。今だから言える話ですが、緊急事態宣言発令からしばらく経って、早くも転職を考え始めたんです。稼げる業界に行くべきかな、と。ですが、採用サイト・転職サイトを見る限り、どの業界も大変で(笑)。タクシー業界だから大変…というより、あの時期は、どの業界・どの仕事も大変だったんですよね。
新卒入社ならではの思いを抱えながら、乗務を続けた1年目。転職を視野に入れたこともありましたが、それでもkmタクシーで働く道を選んだキッカケがあったようです。
改めて、kmタクシーの現状を見直したらコロナ禍への対応として給料の補償があり、ドライバー職で働き続けるのが不安の人には職種変更という選択肢がある。ドライバーを続けるべきか、どうするべきか迷っている人にはジョブトレーニングがある。さまざまな選択肢が用意されていたんです。このように、メンバー一人ひとりと向き合ってくださる会社なら、これからも安心して働き続けられると思い、タクシードライバーの仕事を続けようと決心できたんです。
今まさに、キャリアステップを踏み始めたという渡邊さん。これから、どんなふうに変わっていくのか。どんな環境に身を投じていくのか。挑戦は続きます。
本日は貴重なお話をありがとうございました!
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