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「就職」にハードルの高さを感じてしまった「逃げ期間」を経て。新卒入社のタクシードライバーが追求し続ける「ホスピタリティ」の形。【kmVOICE番外編】

「DRIVERS」「kmVOICE」2023年5月取材にご協力いただいた池田さん。今回のnoteでは、そのダイジェスト版をお送りします。池田さんのこれまでのお話と、これからについてお伺いしました。

PROFILE
池田さん
2022年 新卒入社
国際自動車 台東営業所 タクシードライバー

教育実習に参加して初めて気付いた。
「この業界、向いてないかも…」

大学では教育学部で学び、その中でも国語科の教員を目指す学科・ゼミに所属していたという池田さん。学部の同期達の多くが教員の道に進む中教育業界へ進まず、就職活動に踏み切ったといいます。

教育実習に参加する中で、教員の仕事に対して違和感を覚える場面が多くて。授業の準備、教材研究に追われ続けて、常に自問自答をする日々。終わりのない・答えのない問題について考え続けるという環境が、自分に合っていなかったんです。一年後はもう教員として働いている。そんな自分が想像できず、急な進路変更で就職活動に切り替えたんです。

実習を経験して初めて「自分に合わない」と気付けるパターンも。ただ、就職活動は難航を極めたようで…。

実は秋まで就職活動を始められず…。実習を終えた直後はある種の達成感があったんですが、自分なりの成果を出せなかった経験が「社会人として足りない部分が多いのでは」…という思いに変わり、仕事を選ぶことのハードルが上がってしまって。しばらく「逃げ期間」を作っていたんです。

就職へのハードルから「逃げ期間」へ。
kmタクシーの理念が自身の思いと繋がった。

就職活動へ踏み切ることができず、「逃げ期間」に入ってしまった池田さん。そんな状況を打破したキッカケは。

9月頃、大学のキャリアセンターからの連絡が来まして。面談の機会を設けていただいて。これまでの経緯を話したところ、ぜひ合同説明会に参加してほしいと案内を受けて。思い切って、イベントへ飛び込んでみたんです。そこで国際自動車(kmタクシー)と出会う機会がありました。

タクシー業界という未知の世界ながらも、選考に進んで結果的に就職を選んだ池田さん。その決め手は何だったのでしょうか。

心惹かれたのは「ホスピタリティ」という言葉。自分が抱くポリシーと、国際自動車(kmタクシー)のモットー「ホスピタリティ・ドライビング」に近しい物を感じたんです。加えて、タクシー業界という環境が面白くて。隔日勤務(勤務日と休日を交互に繰り返す働き方)や歩合制を初め、「ならでは」の魅力が詰まっていたんです。

「終わりのない・答えがない問題」に苦手意識。
「ホスピタリティ」の追求は続けられる、理由がある。

未知の業界ながらも、心惹かれて飛び込んだタクシー業界。実際に乗務が始まってからはドライバーは天職とすら感じられるように。

タクシードライバーの仕事は一人のお客さまへの接客を終えた後、また次のお客さまの接客…というように、一つひとつの仕事に区切りがあります。また、その日の仕事はその日の内にすべて完結し、翌日や翌週に持ち越すこともありません。時間や締め切りに追われることを辛いと感じる性格ですので、仕事とプライベートが分けられた業務・環境は自分に合っていますね。教育実習の際に感じていたマルチタスク・追われる感覚への苦手意識は、タクシードライバーの仕事の中で感じることがありません。

そして、感銘を受けた「ホスピタリティ」の追求については飽くなき挑戦が始まっているようで。

「タクシードライバーの最低限やるべきこと」の根本は明確で、お客さまを目的地までご案内すること。仕事におけるゴールが単純明快で、言ってしまえば「終わりがある・答えがある」仕事です。その上で、よりよい接客について考えたり、安全管理の方法を探ったり。プラスアルファで上乗せする部分が「終わりのない・答えのない」追求。だから、ある意味ゲームのように挑戦しながらスキルアップを図れます。どうすればいいんだ…と迷ってしまうような時は、根底にある「お客さまを目的地までご案内すること」に立ち返れるんですよ。

忙しない環境への順応にハードルを感じていた池田さん。タクシー業界での仕事は自分の気持ちやモチベーションと相談しながら業務に臨めるメリットがある。それがモチベーションの維持に繋がっているそうです。

本日は貴重なお話をありがとうございました!


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