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タクシー業界は、部活動での学びが活きる。野球に打ち込んだ学生生活を経て新卒入社、タクシードライバー・班長職の仕事に情熱をたぎらせる!【kmVOICE番外編】

DRIVERS」「kmVOICE」2023年4月取材にご協力いただいた清水さん。今回のnoteでは、そのダイジェスト版をお送りします。班長として活躍する清水さんのこれまでのお話と、これからについてお伺いしました。

PROFILE
清水さん
2020年 新卒入社
国際自動車 東雲営業所 タクシードライバー

野球に打ち込んだ学生生活を経て入社。
タクシードライバーはみんな仲間…!

学生時代は千葉の大学に通い、経済学部に所属していたという清水さん。ただ、経済や経営についての勉強に専念していたというわけではなく…。

ぶっちゃけ部活動に全力を注いでいましたね。小学生の頃から野球に打ち込んでいて、実は大学も野球のスキルを活かして進学したんです。ですから、大学時代の4年間は野球三昧で、4年制の秋まで試合が続きました。秋まで野球に打ち込む日々。チームのメンバーは春のリーグが終わったタイミングで就職活動を始めて素早く内定まで漕ぎ着け、その後は秋のリーグに向けて練習再開。スピード感のある就活スケジュールをこなしていました。

そんな中、先にタクシー会社への就職を決めていた友人からお誘いがあったようで。

「タクシー業界いいぞ、入りなよ~」とフランクな誘いの誘いの言葉を受け、気になったので色々と調べてみました。その過程で、タクシー業界ならではの仕事の面白さ、やりがいを感じまして。新卒の募集をしていた国際自動車(kmタクシー)の選考へ進んでみることにしました。ぶっちゃけ、友人が入社する会社とは別の会社がいいな、と思って調べ直し、見付けたのがkmタクシーだったんです(笑)。どこか、ライバル視している所があったんでしょうね(笑)ただ…実際に働き始めてみて分かったことがあって。他社のタクシードライバーの方は、ライバルというより同じ業界で働く仲間なんですよね。同じ悩みにぶつかることがあり、だからこそ分かり合える部分があって…。ある意味特殊な業界ではありますから、仕事について様々な感情を共有できる仲間は貴重な存在です(笑)。ホント、タクシー業界全体で一丸となって頑張っていきたいですよね!。

自分の得意分野で勝負したい。
タクシー業界なら、即戦力になれる!

業界・職種を目指すという確固たる志望進路はなかったそう。強いて言えば興味があったのは旅行会社、航空会社で…。

趣味の延長線上のことであれば、モチベーションを持って働けると思ったんです。ただ、説明会に参加して分かったのは結局どの仕事もPC業務中心のデスクワークだということ。4年間野球を軸に生活を送ってきた私が、果たしてデスクワークで活躍できるのか…、直感的に、自分が輝けるフィールドじゃないと思ったんです。苦手な分野で他人と勝負をして、遅れを取ってしまうくらいなら、他の人に負けないスキルや既に持っているスキルを活かせる現場の方が合っているはず。部活動の中で培った「粘り強さ」「集中力」「ハングリー精神」…こうした自分の得意分野で戦える場所がベストだと。そのタイミングで偶然出会ったタクシー業界は、まさに私が輝ける場所。即戦力で頑張れる業界だと、ピンと来たんです。

勝てる戦へシフトする。就職活動の中で叩き出した一つの答えだったといいます。

ただ、就職活動を始めるまでは、タクシー業界について何も知らず。未知の業界で、どんな仕事が待ち受けているのか分からない部分があったのですが…不安より「その手があったか!」という発見の方が大きくて(笑)。入社前から聞いていた「頑張った分だけ稼げる」歩合制のイメージ。お客さまをお乗せした分だけ、お給料に繋がるというのは紛れもない事実なのですが…私が入社した時期が丁度コロナ禍と重なってしまいまして。あの時期だけは、思うように稼ぎに繋げることができず苦戦を強いられましたね。思っていたように数字を作れない、悔しい結果に終わる日々が続きました。ただ、その時期はタクシー業界だけじゃなくあらゆる業界・職種が困難に立ち向かっていた時期で。それを踏まえれば逆境の中でもしっかりお給料を貰うことができていたのは非常に助かりました。営業所の仲間や先輩方からサポートをいただいて、なんとかアフターコロナを迎えた今数字を作れるように。あの苦境から抜け出すことができる程の地盤の強さ、企業としての強靱さを感じることができる貴重な体験だったように思います。

部活動へのストイックな姿勢。
それこそが、タクシー業界に求められる資質!

学生時代は、コンビニのバイトや飲食店でアルバイト。部活動最優先、夜のアルバイトしかできない過酷な学生生活を送っていたようで…。

授業を受けて、練習をして、夜はアルバイト。今思えば、相当ハードなスケジュールの中で生活していましたね。それもあって実は…隔日勤務のスケジュールも余裕なんですよ(笑)。隔日勤務は簡単に言えば「勤務日と休日を交互に繰り返す働き方」…といった形の働き方。長時間の勤務ですので、最初はハードルの高さを感じる人もいるんです。ま、最終的にはどのドライバーも慣れますし、寧ろ「隔日勤務の方が働きやすい!」という思いに変わるんですが(笑)。それでも、最初はビビってしまう気持ちも分かります。そんな中、私は何の不安もなく…。隔日勤務よりハードに勉強・練習・アルバイトをこなしていたので(笑)!

部活動やスポーツに打ち込んでいた人には馴染みやすいスケジュール。この働き方の方が「性に合っている」人が多いはず、と語る清水さん。

現在はタクシードライバーとして乗務、それと内勤で班長として運行管理の仕事などを兼務しています。一つの会社にいながら、さまざまな仕事に携わることができるというのは、kmタクシーならではの働き方だと思います。ジョブトレーニング(社内インターシップ)制度を活用して他部署の仕事を経験し内勤の仕事への職種変更を行うメンバーもいますし、逆に、タクシードライバーの乗務にこだわりスキルを磨きたいという方もいらっしゃいます。私はその中間で、タクシードライバーとしてのスキルを鍛えながら班長職を担っていくという道を選択しました。

ドライバー職は一人で乗務に臨む分「孤軍奮闘」。タクシードライバーと班長職では、仕事の進め方が異なるそうです。ただ、それは野球に通ずる所があるようで…。

営業所でのドライバー同士のコミュニケーションの機会は多いですし、その会話の中で得られる情報がスキル向上に繋がることもあります。ですから、ある意味タクシー業界の仕事は「野球に近い」…なんてことを考えることも。打席に立つ時は一人だけど、チームプレイ。個性の塊みたいなメンバーがそれぞれの魅力を発揮して仕事に臨んでいますよ。野球に準えた所で言えば、プレッシャーの感じ方についても通ずる部分がありまして。

野球って、チームのメンバー、相手のメンバー、観客席の人々の視線を受けながら、その圧の中でパフォーマンスを発揮しなければならないんです。ただ、その緊張感が逆にいいプレイを引き出すトリガーになることもあって。緊張して力が抜けた時ほど身体が勝手に動くんです。どっしり構えると、ミスが起こりやすい物です。タクシードライバーの仕事も油断すると、事故に繋がることも。野球で培ったこと、めちゃくちゃ活きてますよ(笑)!

本日は貴重なお話をありがとうございました!


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