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新潟県知事選挙の行方

注目の新潟県知事選挙は6月10日(日)の投開票まであと4日となりました。今回の新潟県知事選挙は、米山前知事の辞職に伴う選挙で、国政の与野党が候補を擁立し激しい選挙戦を展開しています。
(立候補者は3名ですがもう1名の方は支持が広がっていないため、完全に一騎打ち)

新潟県は全国的に見ても野党系が強い地域で、2016年7月の参議院選挙新潟選挙区、同年11月の新潟県知事選挙でいづれも野党推薦候補が与党推薦候補を破って当選。2017年10月の衆議院総選挙では、新潟県内に6つある小選挙区のうち、自民党は2勝4敗と大きく負け越しています。

今回の新潟県知事選挙では、このような流れから野党推薦候補が有利とする見方と、辞任した米山前知事が野党推薦候補であったことから、その反発もあって与党推薦候補が有利とする見方に分かれていました。

与野党対決の知事選ということで、その結果が国政の内閣支持率にも影響するということもあり全国的に注目を集めています。世論調査も告示前から毎週のように行われていますが、最新の6月2日・3日の週末に行われた調査の傾向を見てみると
①かなりの接戦である
②どちらかと言えば花角氏が優勢としている社が多数
というものでした。

選挙プランナーなので全体の選挙戦略が気になるのですが、上記のJX通信の記事中にある争点ごとの投票行動を見ると、新潟県知事選でありながら国政選挙のように安倍政権批判に終始する野党の戦略ミスが響いてるのでは?という印象を受けます。今年2月の名護市長選挙や、2016年4月の北海道5区補選のように、与党側の選挙巧者ぶりが見事とも言えます。ただ、投票日まであと4日もありますし、無党派層の支持では野党推薦候補が与党推薦候補を上回っていることからも、どちらが勝ってもおかしくない選挙です。

ここから最終盤にかけて、各陣営の選挙運動がさらに熱を帯びていくことになるでしょう。知事の任期は4年ありますから、新潟のみなさんにはぜひ、投票へ行っていただきたいと思います。

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