01-02. 事実婚での妊娠出産
今回は法的婚姻をせず、これから出産を迎えるわたしの状況を記事にします。
わたしの事実婚に関してご興味ある方は、以下記事も合わせてご覧いただけると嬉しいです。
01. 子どもを持つことへの姿勢
最初にわたしたちカップルが子どもを持つことに対して、どんな姿勢だったかをお話したいと思います。
まずわたしは「いつかは子どもがほしいな」という受け身な気持ちがありつつも、「子どものいない人生を自ら選択したら後悔する」という確信もどこかにありました。
恐らく子どもができなかったときに傷付きたくないために、「いつかはほしい」という受け身かつ抽象的な表現で自身を納得させていたのだと思います。
「いつかは」と言っても、既にパートナーと人生を共にすることを決めたときには30代中盤に差し掛かっており、子どもの選択に真剣に向き合わなければならない状況でした。
次に彼の姿勢についてです。
彼としては「できればほしいけど、もしできなくても夫婦のふたりの人生を受け入れて、充実させたい」との意見でした。
女性であるわたしへの配慮で、子どもができなくても心理的負担をかけないような伝え方をしてくれた彼ですが、子どもに全く興味のないタイプと思っていたので、子どもをほしい気持ちが強いのだろうなと解釈したのでした。
02. 妊活
前述にて、彼とわたしの子どもを持つことに対する姿勢は大きなギャップがないことがわかりました。
その上でお互い擦り合わせたのは「いつ避妊をやめるか」です。
法的婚姻をしていなく、「入籍届け提出」のような区切りとなるイベントはありませでしたが、わたしたちは今の自治体に引っ越したタイミングで住民票の世帯を同一にしたので、「引っ越し」を機に避妊をやめることにしました。
避妊をやめたからと言ってすぐに授かるものでもなく、年齢のこともあるので、引っ越してから3ヵ月後くらいに不妊治療もやっているレディースクリニックでブライダルチェックをしました。
彼の結果は良好だったのですが、わたしはAMH値(どれくらい卵子が残っているかを推測する値)が、年齢プラス10歳相当だったことに加え、右側の卵管がやや詰まり気味という問題が見つかりました。
特に治療が必要な症状ではないのですが、もしかすると自然妊娠は難しく、長い不妊治療を覚悟することになるかもしれないとわかった出来事でした。
ブライダルチェック後に具体的な妊活計画を立てたわけではなかったのですが、そのまま流れで同じレディースクリニックに生理周期確認で通いました。
いわゆるタイミング法で、2週間に1回程度診察をして、排卵確認と子宮内膜の厚みチェックをしていました。
わたしはAMH値が低い、つまり閉経が早いことが予想されたので、タイミング法を半年ほど続けてみて妊娠しなければ、次のステップである人工受精に進もうかなと考えていました。
一般的には避妊を辞めて1年間自然妊娠をしなければ不妊と定義しているようですが、わたしの場合残された時間が少ないため、不妊治療の開始を前倒ししようと思ったのでした。
タイミング法で4ヵ月ほどクリニックに通った結果、幸い妊娠が発覚し今に至っています。
妊娠するまでの期間、ストレスフリーで健康的な生活を送れるよう心がけていましたが、特別これといった大きな行動をしたことはなかったです。
本腰を入れた妊活という妊活はしていなかったものの、やはり避妊を辞めたあとに生理が来るのは悲しかったですし、将来的に人工受精やその先の体外受精に進むことを考えると不安もありましたので、妊娠したことは純粋に嬉しかったです。
03. 妊娠後の現在の生活
現在わたしは間もなく妊娠7ヵ月に入るところです。
妊娠初期からいわゆるつわりもなく、かなり元気な妊婦だったと思います。
妊娠前からの習慣で、週3,4回はプールで泳いだり、ジムでバイクをこいだりとアクティブに過ごしているので、パートナーが心配するほどです。
職場の上司には心拍確認後の9週目、チームのメンバーには安定期に入った妊娠5ヵ月目に妊娠報告をしました。
自身の両親には妊娠3ヵ月目頃に帰省予定があったので、そこで伝えています。
パートナーのご両親にはこれから帰省を兼ねて直接お伝えします。
会う機会があった気の知れた友人には都度伝えていますが、必要最低限にしています。
妊娠を経験する前は、自分のお腹に人間がいるなんて想像もできなかったのですが、いざ経験してみると今のところそこまで怖いものでも辛いものでもありませんでした。
※個人差がかなり大きいと思います、あくまでわたしの場合です
7ヵ月目を控えた今、体重は妊娠前からプラス2kg程度ですが、これからどんどん増える見込みなので、無理のない範囲で食事と運動に気を付けたいと思います。
04. 事実婚特有の話
事実婚の場合、生まれた子どもは自動的に母親の親権になり、男性パートナーは法的には赤の他人でしかありません。
男性パートナーと子どもの親子関係を証明する方法として「認知」という制度があり、わたしのパートナーは「胎児認知」と言って、生まれる前の胎児に対して、父親であることの申請をしました。
申請は、母親であるわたしの本籍地がある自治体から申請書を取り寄せて、父親である彼が申請書を記入し、申請をします。
申請書は自治体にメールで問い合わせをしたら、電話をくださって、自宅に郵送してくださることになりました。
申請自体には費用はかからず、記入済み申請書を自治体に郵送する際の送料がかかった程度です。
申請書郵送から2週間後くらいに、申請が受理された旨の通知が自宅に届きました。
なお、受理書は自宅以外への送付も可能だそうです(男性側が別居しているなど複雑な状況の場合があるようです)。
今のところ、胎児認知以外で事実婚による特別な対応は発生していませんが、出産後に子どもをパートナーの扶養に入れたり、全員の本籍を同一にする対応をする予定です。
05. 出産を控えて
以上、妊娠から現在に至るまでのわたしの事例をご紹介いたしました。
近々別の記事で、キャリアと妊娠出産に関しての記事を書いてみたいと思います。
まずは心身ともに整えて、残りのマタニティライフを有意義に過ごせるようにします。