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煙幕分隊

煙幕分隊って雑に強そうじゃないですか?割と奥が深いですよって話。

§1 煙幕作戦に必要な要素
 ー求められる行動とマップ知識
 ー移動用煙幕と定点煙幕という概念
§2 各煙幕艦の解説
 
ー定点煙幕編
 ー移動用煙幕編
§3 編成例
 
ー火力艦を巡洋艦とする場合
 ー火力艦を副砲戦艦とする場合

§1 煙幕作戦に必要な要素
煙幕作戦はこちらがダメージを受けることなく、一方的に火力を投射できるため、うまく嵌ればワンサイドゲームになります。視界や交戦距離などの選択権はこちらにあるため、基本的にこちらがミスらなければ、100%成功する作戦と言えます。相手にレーダー艦がいたとして、それに飛び込んで死ぬのも、それはこちらのミスですからね。

考えられるミスとしては以下があります。
・煙幕の連携ミス(煙幕が必要な時に焚けない)
・煙幕艦が見つかって撃沈される(敵陣に突入するため被発見リスク大)
・近づきすぎて、レーダー艦やソナー艦の範囲に入ってしまう
・逆に敵との距離を取りすぎて、火力を吐けない

正直、上の2つは煙幕艦に乗るプレイヤーの技量による所なので、慣れていないプレイヤーの場合は、あまり色気を出して前に出ないことを徹底してもらえばいい話です。煙幕艦が死ぬと、作戦が破綻してしまうので、下手にスポットを取りにいって死ぬくらいなら、煙幕焚く方を意識してもらうべきです。
しかし、問題は敵のレーダー艦やソナーを避けつつ、いかに火力を出すかという所で、それはマップ知識等が要求されてきます。

ー求められる行動とマップ知識

試合開始前にレーダー艦やソナー艦の有無を確認するのはマストです。そして、それらの艦がマップのどこに行くことが多いかを想定しながら、経路を決めて行きます。その艦を処理していくのか、それとも無視する経路を通るのか等。

ここで、3つのマップ画像をお見せします。

トライデント南側右下配置

トライデントは最も煙幕作戦が刺さりやすいマップの1つです。例えば右下配置であれば、このように緑の進路を通るのが常道です。
その進路を進むにあたって、障壁となるのがC横の島です。ここにソナー艦や駆逐艦が入ってしまうと、進軍の障壁となってしまいます。
このマップの場合は、それらの敵艦を処理して進むのが楽ですね。
開幕は10ラインに進み、1隻の味方艦に煙幕を焚かせ、もう1隻の味方にスポットをさせます。これで黄色円付近の敵を射撃し、島裏タッチダウンを防ぎます。これで、上がりたい放題となりますね。しかも、このマップは狭いため、赤丸付近に滞留して、これ以上引けなくなった敵を撃ち続ける簡単なお仕事となります。とても美味しいです。

一度外周に回るという「手間と時間のロス」はあるものの、このマップにおいて、安定した作戦実施をするためには必要な過程です。

では次のマップの画像をお見せしましょう。

クラッシュゾーンα 北側右上配置

このマップにレーダー艦が配置されると厄介ですねー。画像で黄色に囲んだモスクワがいた場合、これを始末しようとすると、A10まで進まないといけません。これではロスが余りにも大きいので、無視する経路を選択します。
具体的には、Cキャプ付近を進み、レーダー圏外からマップ中央を横断します。そして赤丸付近に溜まっている敵艦でダメージを稼ぎに行きます。右上に敵艦を残したまま、逆サイドの敵を狙うという大移動。正直言ってかなりきついですが、排除できない位置にレーダー艦が着いてしまうマップはどうしようもないです。まぁ、「火力を吐ける位置まで、煙幕で輸送する」ということですね。

でも、右上にいるモスクワが追ってきたらどうしましょう?

CZα 北側右上配置

A, かなりヤバいです。逃げるしかない。敵陣に突っ込んでいくしかない。
もうお分かりかもしれませんが、駆逐の煙幕だけでは逃げ切ることが出来ません。なぜなら、駆逐の煙幕は原則として「定点煙幕」だからです。
そもそも、レーダー艦から逃げなければならない場面だけでなく、このマップにように、火力を吐ける位置に行くまでに、大移動が要求されるマップでは、「定点煙幕」だけでは不足してしまいます。
安定した煙幕作戦の遂行には「移動用煙幕」が不可欠というわけです。

ー定点煙幕と移動用煙幕という概念
定点煙幕というのは、ギアリング等の通常の駆逐艦が使用する煙幕のことを言います。展開時間が30秒ほどで、持続時間が2分ほどとなります。
この煙幕の場合、移動できるのは30秒ほどと短いですが、しばらく消えない安定した煙幕を確保できます。(対して排気煙幕等はすぐ消えてしまうので、せわしない)
火力を吐ける位置に着けさえすれば、落ち着いて火力投射に集中できるため、とても有難い存在です。
まとめると
利点:しばらくの間、火力に集中できる。
欠点:あまり移動できない

次に、移動用煙幕というのは、Regoloやvampire ii、Essex等 が焚く煙幕だと思ってください。特にvampireやhaidaの焚く煙幕は、展開時間が長く、持続時間が短いという特徴があり、「全速移動しながらの射撃」が可能となります。Essexも全力で煙幕を伸ばせば、かなりの距離になりますね。

・煙幕を見ると即座に逃げ帰っていく敵も多いため、それを追撃する速力を維持したい!
・敵のレーダー艦から逃げたい!
これらの要望に応えてくれる煙幕です。

そう考えると、定点煙幕よりも優れているように思えますが、持続時間は短いですし、運用上のミスも生じやすいです。

ミスしやすい理由1)vampire iiの煙幕は自艦よりも後方に出ます。そのため、火力艦との距離感を一定に保たねばならず、舵を切る際の煙幕の出方も癖があります。戦闘では真っすぐ移動するだけとはいかないので、相応の慣れが双方に必要です。

理由2)Essexの煙幕は「伸ばして置いておく」煙幕です。急遽、魚雷を回避したい、進路を変更したいとなっても対応できません。Essexの乗り手が敵情をしっかり把握した上で、正確な進路を策定しなければなりません(意外と難しい)

利点:隠れて長距離移動できる。逃げたり、移動しながら撃てる。
欠点:移動にも火力にも脳のリソースを喰われるため、ミスが生じやすい

このセクションをまとめると、「定点煙幕だけでは対応できないマップや戦況があり、移動用煙幕も分隊に盛り込みたい。でも移動用煙幕だけの分隊はせわしなくて、かなり集中力を使うため、ミスも生じやすい。」となります
火力艦+移動用煙幕+定点煙幕の組み合わせで分隊を組み、適宜使い分けるのが最も安定するでしょう。

§2 各煙幕艦の解説
ー定点煙幕編
・ギアリング級 ←これしかないでしょ。
展開時間はそれなりに長く、圧倒的な持続時間を誇る。魚雷射程は16.5kmと長く、煙幕から逃げていく敵にも魚雷が届くため、浸水を発生させる能力もある。(Rを切らせて、火力艦で燃やすのが強い)
F.shermanはソナーの代わりに速力を失っており、火力艦に追い付けないシーンもある。
J. Humphreysは対面の駆逐艦を超艦艇にする能力がある(変なtier10駆逐を敵に引くより、対処が楽なケースも考えられる)

ー移動用煙幕編 ←色んなパターンが考えられる
・Essex
煙幕作戦の王。煙幕展開時間は12秒、持続時間は60秒。よって火力艦は最長で72秒間、煙幕に滞在しながら移動できる。しかも回数は6回と多く、母艦の位置次第では、途切れずに焚くこともできる。火力艦の射角や敵艦の距離、配置を見て、最も味方艦が活きる位置に煙幕を伸ばせるかが腕の見せ所
しかも空母なので、開幕で敵のレーダー艦を発見して対処を考えたりと、情報収集力にも秀でている。煙幕分隊には絶対に欲しい1隻。
※スキルに迎撃機は採用しないこと。煙幕内の防空は考えなくて良いし、敵艦の真上に戦闘機を置いて、強引にスポットするのが強力です。

・Napoli、Michelangelo
排気煙幕で火力艦を輸送しつつ、自らも副砲火力を有している。
自艦を覆い隠すように焚ける排気煙幕は扱いがとても簡単。
Michelangeloはソナーを持ち、煙幕のリキャストに優れているが、Napoliのほうが当然火力は出る。
Napoliはリキャストが150秒、展開時間は50秒弱であり、そこまで気軽に使えるわけではない。例えば、Essexの補助として、艦載機が間に合わない時に使ったり、艦載機でスポットを取って撃ちたいシーンで活用すると良い。

・A. Regolo
リキャストの早い排気煙幕を有しており、1分でリキャストし、1分展開し続けるイメージ。1分間持続するEssexの煙幕と相性がいい。
敵のソナー艦が突っ込んできた等の緊急事態では、Regoloが特攻して返り討ちにするなど、火力艦を守るムーブも可能。

・Vampire ii、haida
ずっと真っすぐ移動できる状態なら最強。前述の通り、扱いづらい煙幕ではある。
自分が隠れながら煙幕を焚けない以上、スポットされるとキツい。
火力艦がjacksonvilleとかなら、スポッターを追い払えばいいのだが、、、


§3 編成例
          ー火力艦を巡洋艦とする場合ー
・ギアリング級2隻+火力艦(jacksonville等)
安定した煙幕と安定した火力の組み合わせ。定点煙幕しかないため、戦況対応力に少し難があり、安定して稼ぐのは難しい。

・ギアリング級1隻+Essex+火力艦
これがド安定。移動したい場面ではEssexの煙幕を集中的に使い、移動が完了すればギアリング級の定点煙幕でガッツリ火力を出す。戦況対応力と火力、情報収集力で敵を圧倒します。ギアリング級のスコアが意外と伸びます。観測アシストは馬鹿になりません。

         ー火力艦を副砲戦艦とする場合ー
まず副砲戦艦はschlieffenをオススメします。魚雷、ソナー、速力を兼ね備えた最強艦です。Libertadも悪くないですが、煙幕作戦は主砲も撃たなければ、潜在ダメージも受けないので、戦闘指令を使えません。少し相性が悪いです。
また、Essexは必須です。Vampire iiを2隻入れる構成は考えません。

・ギアリング級1隻+Essex+副砲戦艦
定点煙幕+移動用煙幕の安定構成ですが、あまりオススメしません。副砲は射程が短く、定点煙幕に籠っていてもすぐに逃げられますし、魚雷も怖いです。やはり副砲戦艦を入れるなら、移動用煙幕を繋いで、足を止めない運用が強いです。

・Napoli等+Essex+副砲戦艦
割と安定します。おおよそEssexの煙幕2回ごとにNapoliの煙幕がリキャストされます。Napoliの煙幕は補助的なもので、Essex煙幕が間に合わない時や、空母のスポットで敵を撃ちたい時に使います。
→空母スポットがないと、敵が見えなくて火力を発揮できないケース有。

Essexは連続して煙幕を供給しなければならないため、それなりに負担がかかります。しかし、Napoliと副砲戦艦の火力が重なると、敵が溶けていくので、見ていて爽快です。

・A. Regolo + Essex + 副砲戦艦
Regolo煙幕はリキャストが1分のため、持続時間が72秒のEssex煙幕と交互に使用することができます。およそ12分間、移動しながら煙幕をキープできるという圧倒的な継戦能力を誇ります。
Essexの負担は小さいですが、Regoloの火力はそれなりです。


以上、煙幕作戦の記事でした。推敲していないので、読みにくい部分もあると思いますが、お許しください。


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