自分の好きなものに自信持ったっていいじゃん
最近、趣味が充実しているぜイェイみたいな記事を何個か書きました。
ただ、周りからの反応にモヤッとすることがあったので、
ここで消化させようと思います。
友人に会った時に最近趣味を全力で楽しんでいる話をしているとよく言われるのが、「スゴイね!」「フッ軽素晴らしい~!」「充実してて羨ましい~」なんて言葉をかけられることが多いです。
もちろん友人たちは本心で言ってくれてるのかな、とは思うのですが、
それまで楽しく最近の出来事を話していても、こう言われるとスッと冷めるというか、モヤッとしてしまって、それ以上話しづらくなってしまっていました。
この原因が自分でもよく分からなかったのですが、なんとなく理由が掴めた気がします。
周りからかけられるお褒めの言葉?のようなものは、そもそも趣味を楽しんでいるのは150%自分の為であって、”誰かに褒められたくてやっているわけじゃない”からなのかなと思いました。
友人との雑談の中の、最近楽しかった話・ムカついた話・仕事の話とかの中でたまたま楽しかった話が多かっただけぐらいの感覚で話していますし、目的のベクトルが完全に”自分を楽しませる為”にしか向いていないので、やっぱり「スゴイね!」みたいに褒められるのが違和感なんですよね。
もう一つ引っかかるのが、他人に「すごい」とか「羨ましい」って気持ちがある時って、自身があまり楽しめてないとか、相手を自分より上の位置に置いている時に感じると思うんですね。だから私の楽しかった話にそういう言葉が出てくると、その本人が最近なんか楽しめてないのか!?何かあったのかな……なんて心配が生まれてしまうのもあるのかもしれないし、
「羨ましいって思うならあなたもやってみたらいいのに」みたいな他人に押し付けるような謎の感情も生まれてしまうからかもしれません。
私の「ねぇ聞いて最近こんな楽しいことがあったの!」っていう話にもし言葉を返してもらうとしたら、
「めっちゃ楽しんでんじゃん!最高だね!」みたいな言葉だったら嬉しい気もしますし、
「私もこんなことがあったの聞いて!」と同じ熱量で楽しかった話をしてもらえるのがこちらとしても嬉しいですね!
まぁ、これが人と人との相性の違いってやつなのかもしれないですけど……
もう一つモヤッとした話です。
ある友人から「最近応援し始めたアイドルがいる」という話を聞きました。
すごく嬉しそうに話すので私も楽しく聞いていました。
その流れで「今度〇〇でフリーライブやるらしくて行きたいんだけど…」と悩んでいたので「いいじゃん絶対楽しいよ!」と返すと「じゃあ一緒に行かない?」と誘われたので私は二つ返事で「いいよ!」と答えて、一緒に友人の推しライブに行くことになりました。
私は元々とあるアイドルにハマっている時期がありました。音楽がそもそも好きだし、歌やダンスも見るのもするのも大好きです。
この友人の推しアイドルのことは初めて知りましたが、これから売り出す歌もダンスもレベル高いアイドルだと聞いたら、そりゃ私も興味しかなかったです。しかも今回は無料ライブとのことだったので、気軽に見に行けるなというのもあり、予定も空いていたので何の躊躇いもなく友人の誘いを受けました。
むしろ、友人の誘いがキッカケで、一つ知らない世界を知れたし、楽しめる体験をもらえたので、こちらとしては感謝してるぐらいでした。
ライブ当日もすごく楽しい時間を過ごせました。
帰り道、友人から「全く興味が無いのについてきてくれてありがとう」「興味ないのに本当に楽しめた?」という言葉をかけられて「ん?」となりました。
1mmも興味が無かったら無料だとしてもさすがに足を運ぼうとはしないですよ。これは言っちゃダメなやつですけど、あなたの為についてきたわけじゃないよ、と。笑
友人は私に申し訳なさを感じていたようで、「興味があるから今日来たし、めっちゃ楽しかったよ!」という事は伝えて安心した様子でしたが、私は少しでも興味が向けばすぐに行動してしまう人間なのでこの友人の感覚が分からなかったし、一緒に楽しい時間を共有できた!と思っていたのに、なんだか悲しい気持ちにもなってしまいました。
友人は、今までの人生で何かに熱中したり、普段もほとんど趣味と呼べるものが無いと言っていて、初めて推しと呼べるような存在に出会ったというような子です。でも私からすると「それって趣味じゃない?」「それってハマってるって事じゃない?」って思うような事もあるのに、友人からすると「これを趣味や推しと呼んでいいのか」みたいに思っているようなんです。
だから逆に友人からしたら、私がこのアイドルのこと知らないけど二つ返事でライブに来たことの方が理解できなかったのかもしれません。
こんなにも人間の行動力?原動力となる部分だったり、そもそも楽しい!好き!と感じる基準みたいなものも、全く違ってくるんだなーと思ってある意味面白かったです。
もちろん人それぞれ好きなものも違うし基準も違っていいと思いますし、
私自身は好きと思える基準じゃ低いのかな?笑
そのおかげで楽しめるものがたくさんあって良かったと純粋に思います。