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プノンペンのジャーナリスト殉職者慰霊碑

プノンペンのフランス大使館前、Monivon Blvd(RN1)の向かい側に公園がある、ラウンドアバウトの南側、その東南角、バス停前に碑が建っていた。英語のアルファベットだったので何気なく視線が読んでいた。
“In memory war corespondents and journalists killed snd missing in 1970-1975 Cambodian war”

日本人記者もいるだろうと目を凝らすと10人の殉職者、37人中の。ベトナム戦争「安全への逃避」でピュリッツァー賞を受賞した沢田教一、1973年にアンコールワット付近で消息を絶った一ノ瀬泰造等の名が刻まれていた。

沢田教一は1970年10月28日、UPIプノンペン支局長フランク・フロッシュと共にプノンペンからタケオ州チャンバクへ自動車での取材の帰途、プノンペンの南約34キロ地点の国道2号線上で何者かに襲撃され、フロッシュと共に死亡。

一ノ瀬泰造はベトナム戦争取材中に被弾したカメラを持ち帰っており、2020年1月6日から3ヶ月間、東京・品川のニコンミュージアムで企画展「一ノ瀬泰造『戦場の真実、硝煙の中に生きる人々』」が開催され、そのニコンFなどが展示された時に観に行った。

1985年には、岡本早生主演・渡辺範雄監督による劇映画『泰造』が公開され、1999年には、浅野忠信主演・五十嵐匠監督による劇映画『地雷を踏んだらサヨウナラ』が公開された。

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