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プノンペンの辻の果物屋とコンポンチャム州
辻の果物屋、この店もカンボジア20年のベテラン方のオススメ、ボンケンコン市場のフルーツがなぜか続けて外れに外れたので渡に舟的にここで同じパパイヤとスイカを買ってみたところ、甘くて瑞々しい。種類は少ないが、単価もボンケンコン市場よりやや安い。フルーツはプノンペンの北、コンポンチャム州の農園から直送とのこと、それなりの流通ルートがあると思うが。ベテランにフルーツ食べ過ぎると血糖値がね上がるぞとアドバイスされた。
コンポンチャム州はフン・セン前首相の出身地でもある、長男の現首相もだ。首相交代まで国民議会議長を勤めていたヘン・サムリンも同州の出身である。
1978年12月2日、ベトナム国境付近のカンボジア領内でクメールルージュ(ポル・ポト派)から離脱、ベトナムへ亡命した元将校であるヘン・サムリン等(フン・センもいた)が反ポル・ポト抵抗組織「カンプチア救国民族統一戦線」を結成し、ヘン・サムリンが議長に就任した。12月25日、ベトナム軍とともにポル・ポト政権の民主カンプチアに進撃し、プノンペンを攻略した。(1975年のクメール・ルージュによるプノンペン攻略時はフン・センが大隊長)
1979年1月5日から、コンポンチャム州ミモトにおいて、かつてのインドシナ共産党の流れを汲むカンプチア人民革命党の「再建大会」(第3回党大会)が開催され、7日にはフン・センを含む7人からなる党常任委員会の委員に選出された。同日、首都プノンペンが陥落し、翌8日にはヘン・サムリンを議長とする人民革命評議会の設立を発表。10日、「カンプチア人民共和国」の樹立を宣言した。フン・センは28歳でヘン・サムリン政権の人民革命評議会外務担当副議長(外務大臣)を務めた。
ヘン・サムリン政権が親ベトナム(親ソ連邦)だったことから西側が国家承認したのはタイ国境へ逃走したクメール・ルージュのポル・ポト派、シハヌーク、ソンサンの三派の民主カンプチア連合政府だった。
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