Umm Qais (Gadara)古代ローマ都市遺跡その2
Umm Qais (Gadara)遺跡、古代ローマ都市Gadaraのメインストリートは列柱のある直線の通り、軒が両側にあったようです。紀元前100年から西暦200年頃の都市。プトレマイオス朝時代に軍事基地として築かれユダヤ人のハスモン家の支配を受けBC64年にローマのポンペイオス将軍に解放されてから繁栄した。BC30にヘロデ王に割譲、BC4にローマ属州シリアに編入、7世紀のヤルムーク川の戦いの後、イスラムの支配下になった。8世紀に数回の地震が起こり、このデカポリス(Gadara)は衰退した。
古代ローマ都市というのは街路もあった記憶だがここGaradaはメインストリートが中心となっている。Jerashのがヒポドロームや神殿もあり大規模な古代ローマ都市遺跡だが既に市街地の中に入っている。
丘の上だが、水道も整備されていて丘の下のやルムーク川から水路がこの街の下に敷設されていて、井戸から汲み上げるようになっている。
このUmm Qais (Gadara)が新約聖書、マタイの福音書にある「ガダラの豚」の舞台とされる。
実に素晴らしいビューポイントである。
メインストリートをCARDOと言う、その通り沿いにショップが軒を連ねていた
北西方向の眺望の説明、左からナザレ、ベイルートゴラン高原ジャバルシェイク、ダマスカス、ダッラ