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【第3回:リクエスト記事】祝カムバ!K-POPに"ONF"の風が吹く
第3回目となる今回は、たくさんの方からリクエストいただいたテーマ。
祝カムバック🎉『THE KLOBAL STAGE』MC・Uくんが所属する"ONF(オネノプ)"について書いていきます!
※記事タイトルはカムバック日に行われていたハッシュタグイベントから拝借しました。
1年10ヶ月ぶりに帰ってきたONF
K-POP初の同伴入隊
2021年末、韓国人メンバー全員がほぼ同じタイミングで兵役の義務につく「同伴入隊」を果たしたONF。「同伴入隊」は、K-POPの歴史上、初めてのことでした。
6人のメンバーが「同伴入隊」という選択を決断して実行し、5人全員が健康に兵役の義務を勤めあげたことは、本当にすごいことですよね。
活動上、どうしても大衆の関心・認知・そして人気が重要になってくる芸能界。1年半という長い間、グループの名前が大衆の目に触れなくなるリスクの大きさは、想像に難くないです。グループの空白期間を最小限に収めることが理想的だと分かってはいても、同伴入隊は誰しもが決意できるもの・実行できるものでは決してないと思います。
だからこそ、従来のグループはメンバーが順次入隊し、残されたメンバーがソロやユニットとして代わる代わるグループの名前を守りながら、グループ完全体としては数年〜十数年後に再始動する…というのが通例でした。
その通例を打ち破って、K-POP界の新しい選択肢の提示となるような、誰も歩んだことがない道を切り拓いて進んで行ったONF。彼らの同伴入隊によって、確実にK-POPボーイズグループの可能性は広がったと思います。
そんなONFが548日間という長い軍服務を終え、10月4日に1年10ヶ月ぶりの新曲「바람이 분다(Love Effect)」でK-POP界に舞い戻ってきました。
新曲「바람이 분다(Love Effect)」
楽曲が全て名曲揃いであることから「名曲名店」と呼ばれるONF。
MVを拝見して、冒頭HYOJINさんのシーンから、E-TIONさんの突き抜けるような導入部分を聞いた瞬間、K-POP界の「名曲名店」がついに帰ってきた!と、ワクワク感でいっぱいに。
曲が進むにつれて感じる、心の重しがひとつずつ取れていくような、世界がどんどんクリアになっていくような、そんな不思議な感覚。
聴き終わった後は目の奥がほんのり熱くなりつつも、心がじんわりと温かくなって、幸せが染み込んでくるような気分。
除隊後初の新曲にふさわしい、喜びと希望と愛がギュッと詰まった宝箱のようにキラキラと輝く曲です。
たったひとつの楽曲を通して見るだけで、世界はこんなに明るく見えるのか。こんなに幸せな気持ちにしてくれる曲が今まであっただろうか。
素直にそう思うほど、新しくて、美しい曲だと思いました。
そして「Love Effect」を構成するあらゆる要素の中でも、特に欠かせないものがあると感じました。
それが今回のアルバム紹介文に込められています。
온앤오프는 “긴 공백기 동안 느꼈던 감정들과 그리움, 무대에 대한 열망을 사랑이라는 단어로 표현해 우리만의 색을 입힌 앨범”이라고 소개했다.
ONFは「長い空白期間に感じた感情や恋しさ、ステージに対する熱望を "愛" と言う単語で表現して、僕たちだけの色を与えたアルバム」と紹介した。
また再び6人が"ONF"として一緒にステージに立てることへの喜び、
1年6ヶ月の間、待ってくれたFUSE(ONFのファンダム名)への感謝と愛情、
これから"ONF"というグループ・メンバー・FUSEとずっと一緒にいられるという幸せの感情…
6人の想いが「Love Effect」をより鮮やかに彩っていて、「Love Effect」をONFにしか歌えない楽曲、ONFにしかできないステージにしている。
例えば違うグループのアイドルが「Love Effect」をカバーしても、恐らくこんなに幸せで輝きに満ちたものにはならない。
ONFが歌って踊るから「Love Effect」のステージは完成するんだと思いました。
楽曲に加え、遊び心がある振り付けも素晴らしいですよね!随所に過去のタイトル曲「Beautiful Beautiful」「Ugly Dance」に通じる振り付けや、歌詞にも登場する「Goosebumps」のポイントダンスが出てきたり。
本当に除隊後4ヶ月経ってないの…?!と驚くほどの軽い身のこなしと、入隊前と変わらない完璧でキレキレなダンスは、まさにプロフェッショナル。
ちなみに「Love Effect」MVの終盤で花が咲き誇っていくシーン。
これからのONFの未来は花道しかない、という未来の描写にも感じて、あまりの美しさに感嘆しました…
WMエンタの作るMVは映像が本当に美しい…毎回惚れ惚れします。
そして楽曲を聴きながら、ふと思ったのですが…
韓国でも日本でも「天使の日」である10月4日のカムバック、7番目のミニアルバム、ラッパを吹くようなダンスの振り付け…聖書『ヨハネの黙示録』に登場する天使の7つのラッパと関係があるのでしょうか?偶然にしては揃いすぎているような。考えすぎ?
これまでのONFのMVの世界観とも遠からずな気もするし、今までのコンセプトの終了と新しい世界の始まりという意味もあるのかしら?と思ったり。
考察に詳しい方、どなたか教えてくださいませ…!!
6人6色に輝くメンバー
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下段左からMK、J-US、U
「名曲名店」「階段ドル」「清凉ドル」…確固たる実力と楽曲の素晴らしさで、デビューから着実に階段を登ってきたONF。彼らの右に出る者はいないんじゃないかという清涼コンセプトは彼らの代名詞になってきましたね。爽やかで明るく、ポジティブなイメージが強いグループです。
K-POPグループの中でも特にメンバーの仲が良いこと、そしてバラエティで見せるユニークな姿も知られています。
THE KLOBAL LIVEの時には、全員が一生懸命日本語で話そうとしてくれる姿がとても印象的で、全力でライブを盛り上げようとしてくれる姿にとても感動しました。どのスタッフにも分け隔てなく礼儀正しく優しく、いつもニコニコしていて前向き。今までお仕事をしてきた中でも、特に素敵だなと感じたグループの1つです。一緒にお仕事ができて、とても光栄でした。
そんなONFには、ボーカルラインである《ON Team》と、ダンスラインである《OFF Team》の2つのチームが存在しており、それぞれHYOJINさんとJ-USさんがリーダーを務めています。
ボーカルライン ON Team
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ON TeamはHYOJINさん、E-TIONさん、MKさんの3人。
ボーカルが強いことで知られるWMエンタらしく、K-POPグループの中でも屈指のボーカルラインです。
実力はもちろんのこと、特筆したいのは、彼らの声。
どこまでも届くような伸びがあって、繊細だけれど力強いHYOJINさんの声。
楽曲によって雰囲気が変わるちょっとハスキーな高音美を持つE-TIONさんの声。
聴いている人がハッとするくらい快活で弾けるような唯一無二のMKさんの声。
この3人の声から紡がれる甘美なハーモニーは、時が経つのも忘れて聞き入ってしまうほど。心を震わすボーカルラインです。
ダンスライン OFF Team
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言わずもがな、『THE KLOBAL STAGE』MC・Uくんが所属するOFF Team。
入隊中にNew Jeansの「Hype Boy」を踊る動画で一世を風靡した"スマイリーボーイ"ことJ-USさんと、THE KLOBAL LIVEでもその逞ましい肉体美で会場をざわつかせていたWYATTさんの3人から成っています。
難しい振り付けも自分たちの色で消化して、一瞬も目が離せない見ごたえたっぷりなパフォーマンスで魅せてくれるOFF Team。
妖艶なJ-USさんのダンス、力強いWYATTさんのダンス、指先までキレキなUくんのダンス。三者三様の魅力が1つになるステージは、とても贅沢な時間です。
よくTikTokでチャレンジ動画もあげてくれていますね!
ちなみにTMIですが、THE KLOBAL STAGEでUくんがダンスチャレンジを撮影する度に、もれなく最終回までずっと「うま、、、」と心の声が漏れてしまっていたプロデューサーでした…
PD的・ONFプレイリスト
読者の方からリクエストがあったので選んでみました!
ただ正直、どうしても選びきれず数日掛かりました。
だって「名曲名店」だもの。収録曲含め、本当に良い曲しかないです。
でも選ばないと前に進まないので「タイトル曲はもちろん全て良い、全てオススメ!」という大前提のもと、歴代収録曲の中から選りすぐりの8曲をご紹介します。
♪「Fly me to the moon」
2nd MINI ALBUM〔YOU COMPLETE ME〕に収められている1曲。
メンバーの声と楽曲の雰囲気がよくマッチしていて、クセになるサビが楽しい曲です。
個人的にはパフォーマンスもお気に入り。初めてこの動画を見た時、あまりにも上手なダンスに釘付けになってしまって、しばらくずっと見続けていた記憶があります。
♪「Incomplete」
こちらも2nd MINI ALBUM〔YOU COMPLETE ME〕に収められています。
同じアルバムから2曲は選ばない!と決意したつもりが無理でした。「Fifty Fifty」「86400」も選びたかったのですが、そうすると2nd MINI ALBUMの収録曲全部になってしまうので(え)、2nd MINI ALBUMからは我慢してどうにか2曲の選出です。
楽曲全体を通して、メンバーの透き通るような透明感のある歌声を堪能できる1曲。心が浄化されるくらい繊細で綺麗な曲です。
♪「Twinkle Twinkle」
タイトル曲に「Why」を擁する、4th MINI ALBUM〔GO LIVE〕収録。
冒頭から可愛らしさがふんだんに詰め込まれたTHE アイドルな曲!聴いていてニコニコしてしまうような愛嬌たっぷりな楽曲です。
♪「The Realist」
ONFの代表曲「Beautiful Beautiful」が収められているTHE FIRST ALBUM〔ONF: MY NAME〕に収録されている楽曲。ONFは妖艶な楽曲が決して多くはないイメージですが、この曲は大人っぽくセクシーです。
なお、本アルバムのリパッケージアルバムとして発売された〔CITY ON ONF〕には、「The Realist」と対になる楽曲「The Dreamer」が収録されており、「The Realist」を聴いたら「The Dreamer」も聴きたくなる素敵な仕掛けになっています。
ちなみに「The Dreamer」の方は雰囲気が一転、とても甘い1曲です。
♪「My Genesis」
「Ugly Dance」を筆頭に置いたリパッケージアルバムFIRST REPACKAGE ALBUM〔CITY ON ONF〕に収録。
バックに流れるベースやピアノなどの楽器の音が楽しい、RockとJazzの要素がオシャレな楽曲です。歌詞も相まって肯定的なエネルギーをもらえます。
♪「Summer End」
タイトルの通り、夏の終わりに聴きたくなる1曲。SUMMER POPUP ALBUM〔POPPING〕に収録されています。
サビの「もう僕たちは別れてしまうけど また戻ってきて 次の夏に出会う時、見慣れない未来に僕たちの軌跡があったら」という歌詞、ブリッジ(Bメロ)の「僕たちはどんな姿で記憶されるのか 僕たちはどんな姿に変わっていくのか」という歌詞。当時「入隊の時期が近いのかもしれないな」と思いながらこの楽曲を聴いた記憶があります。
一層成熟して輝くアイドルの鑑として、この夏戻ってきてくれましたね!
♪「Alarm」
6th MINI ALBUM〔Goosebumps〕収録。
ONFはメンバー全員が軒並み頭一つ抜けて声が良い、という選ばれしグループだと思っていますが、数ある楽曲の中でも「Alarm」は特にメンバーの声の美しさが際立つ曲。コーラス部分は特に美しいです。
情景が浮かんでくるような歌詞もとても綺麗。
少し冷たい空気が澄んだ、冬の日の朝に聴きたい1曲です。
♪番外編「It's Raining」
ONFを語る上で外せない楽曲ではないでしょうか。
2020年にMnetで放送された「Road to Kingdom」の3次競演で披露した、Rain(비)の楽曲カバー。同じく「Road to Kingdom」でカバーしたSHINeeの「Everybody」と並んで伝説と言えますよね。
息遣いに注目した編曲と、マイケル・ジャクソンを意識した振り付け・ビジュアルコンセプトは、何回も見たくなるくらい中毒性があって楽しい。これぞパフォーマンス!というお手本のようなステージです。
ONFが紡ぐ唯一無二のストーリー
個人の意見ではありますが、ONFを見ていると、溢れてくる愛を楽曲や各SNS、プラットフォームなどでストレートに表現し続けていて、愛を紡ぐグループだなという印象を持ちます。
"ONF"というグループへの愛。メンバーそれぞれへの愛。ステージへの愛。そしてファンであるFUSEの皆さんへの愛。
THE KLOBAL STAGE、そしてTHE KLOBAL LIVEを通じても、「ファンの皆さんを心から信じて愛してるんだなぁ」「メンバーのこと、グループのことが本当に大好きなんだなぁ」と感じることが何回もありました。
愛に溢れるグループだと思います。
今回のミニアルバム「Love Effect」は、あらゆる感情を愛で表現したアルバムということですが、愛を紡ぐ "愛ドル" ONFにぴったりなコンセプト。
これから本格的に始まっていく新曲活動で、ONFらしい愛の風が、K-POP界にONFの色と香りを広げていくのを心から楽しみにしています。
まだ誰も見たことがない、誰も進んだことがない、ONFが紡いでいく唯一無二のストーリー。ONFの6人なら、切り拓いていけると信じています。
次回は再び読者の方からのリクエスト記事!
THE KLOBAL STAGEのMCが選ばれた経緯について書いていこうかなと思います。
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