親愛なる君へ
親愛なる君へ
どうかこの言葉から始まる物語を許して欲しい
冒涜はしたくなかった
ただ己が弱く気撮りたいだけで
このワードを使うことを許して欲しい
貴女が居たから私は人になれた
貴女が居たから生きてこれた
それは間違いない真実で
ただ自殺をほのめかすメンヘラと決別したくて
こんな言葉を紡ぐよ
言い回しが寄せすぎてキモイね
最初で最後さ許してね
さてここまで言っといて何から話すか
全部正直綴るね
それが俺ができる最後の心だから
初めてライブを見たのは渋谷さ
でびで飲んでて
未成年入れない箱で動員きついからと
リーダーと恐竜から誘われた日
それが初めての夢現
行ったら新曲披露で?
意外と人が居て?
楽しかったな
初めてチェキ撮ったのは
ひかるさんと倫理さん
倫理はハマるやろ言われて撮りに行ったね
可愛かったし面白かったし推しになるかと思ったよ
親愛なる君は正直に言えば
暇そうで
物販テーブルで闇雲に時間を浪費するだけに見えて
正直こんなもんかって感じた
1人だったよ
次の参戦は神田スクエアホールでの撮影可能ライブ
リーダーの勧めもあり全員のTikTokとか見たね
そこで初めて貴女を認知して写真を撮ったよ
自分はそこでどれだけ表面しか見れてない馬鹿か気付いたね
貴女はどれほどの思いで
どれほどの熱量で
表現してくれてるか
それをファインダー越しで初めて感じられたよ
正直己が浅はかさを恥じたし認識を改めたよ
貴女は驚くほど真面目で
真っ直ぐに
真剣に
輝いていたね
もちろん
様々言わなくてもいい様な
それでいて言いたい様なことも言ったね?
(TikTokの更新頻度や自撮りの頻度など)
でもね
そんなこと関係なかったよ
だって落ちちゃったんだもん
どうなろうが関係ないよ
貴女しか見れなかった
貴女は月
一人輝くようなタイプじゃないかもしれない
でもね?
必ず見てくれてる
1番近くにある
そんな月
太陽に照らされなきゃ見れない
見る目がなきゃ見れない
そんな尊くも1番近い星
それが貴女でした
だからこそ
それでもなお
ただただ
貴女だけが好きでした
いっそ狂えてしまえば良かったのに
ただ人間の心なんぞ残したばかり
全力になれなくて
なんと無駄に
時を過ごしてしまったか
挽回するかのようにはしゃいだね
後悔するタイプじゃないので
これからを考えた時に
貴女の居ない先を
何も考えられませんでした
ありがとう
貴女として生きてくれて
ありがとう
輝いてくれて
ありがとう
さようなら
これがひとつの終わり
ひとつなんだよ
悲しいことに
嬉しいことに
どうか貴女の未来が
栄えあるものでありますように
どうか貴女が
幸せで生きてくれますように
ありがとう
さようなら
貴女より長く
名前より短い
そんな言葉で片付いてしまう
日本語を恨みながら