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【北米アニメ研究所 番外編】FAN EXPO Vancouver2023参加レポ

こんにちは!いつも「北米アニメ研究所」の記事をご覧くださりありがとうございます。KLKTN(コレクション)のUXデザイナー 兼 北米アニメ研究所の一員としてバンクーバーに暮らすNorikoです。

今回の記事では、「北米アニメ研究所 番外編」として、2月18日から20日まで開催されていたカナダに住むアニメファンのためのビックイベント「FAN EXPOVancouver2023」に潜入調査してきたので、その様子をお届けいたします。

北米アニメ研究所とは…?という方はまずこちらの記事をご覧ください。

FAN EXPO Vancouverとは?

まずは簡単に「FAN EXPO Vancouver」について紹介します。

公式HPに、「コミック、SF、ホラー、アニメ、ゲームの究極のプレイグラウンド」と説明がある通り、バンクーバーに住む漫画やアニメ等のファンが一同に集う年に一度のお祭りです。
会場には、映画『スター・ウォーズシリーズ』のC-3PO役として知られるAnthony Danielsをはじめとしたセレブリティがきたり、コスプレのレッドカーペットを行なったり、漫画家と直接話ができたり...ファンにはたまらないアクティビティがたくさん。

詳細は、こちらのURLをご覧ください。


FAN EXPO Vancouverの様子

さて 今回のFAN EXPO Vancouverですが、3日間の来場者数は25,000人以上だったそうで、北米でもやはり「アニメ熱」が盛り上がっていることが感じられます!

まずは会場のコンベンションセンター。
駅からこちらの会場へ向かう列が常に絶えませんでした。

会場のコンベンションセンター

外がまだまだ寒い時期だったので会場の外でコスプレを見せ合っている猛者はあまりいなかったのですが、ポケモンガールズを発見したので撮影させてもらいました。

ポケモンキャラの擬人化

入ってすぐのブースにはFAN EXPOオリジナルグッズが販売されていました。ちなみに初日はぎっしりグッズがあったのに最終日の夕方には、机の上がほぼ何もない状態に…。会場の外や電車・バスの中でも、FAN EXPOの公式バッグを持っている人をたくさん見かけました。

FAN EXPO公式グッズ販売ブース

入口付近にはフィギュアを売っているお店が多かったのですが、フィギュア売り場はあまり混んでいる印象がありませんでした。
フィギュアのように値段がある程度はるものは、イベント等での衝動買いではなく、じっくりと検討して買うのかな?と推測しました。

フィギュア売り場のスタッフたちはなんとなく暇そうでした

一方、キーチェーンやピンバッジ、アクリルスタンド、ミニチュアトイを売っているブースは常に人が絶えず、グッズにたどり着くまでに汗だくになりました。
ポケモングッズを販売しているブースも大盛況!

この人気具合
ポケモングッズもこの人気ぶり
ポケモンカード売り場もずっと人だかりができていました

EXPO内には声優たちと実際に会えるブースも!時間の前にはどのブースも行列でした。ワンパンチマンのサイタマ(北米でとても人気)やFateの天草四郎、おそ松さんのトド松などの声優をしているMax Mittelmanや、北斗の拳のケンシロウ、呪術廻戦の伏黒恵、ペルソナ5の明智吾郎などの声優をしているRobbie Daymondは特に人気な印象でした。

Robbie Daymondに会えるブース

アメコミの漫画家であるIan Boothby, Dan Parent, Verne Andru なども直接自分の作品が載っている漫画を売っていたり、漫画を購入したらサインをしてくれたり…時間があるときには皆さんイラストやコミックを描かれていてデザイン畑出身のわたしも大興奮!
そしてアメコミに関しては、あまり知識がないためいろいろな漫画家と話せず後悔…次回はもっといろいろ読んでから行こうと思います。
ちなみにDan Parentと少し話をさせてもらいましたが「過去数年このイベントに出展しているが、年々コスプレイベントになっているように感じている」とのこと。

Dan Parent
アメコミブース

確かに、参加者の30%くらいはコスプレしていたんじゃないかな…
コスプレグッズも会場内で売っていました。

セーラームーン
チェーンソーマンのコスプレがとにかく多かった
サイバーパンクのルーシー…髪型が忠実すぎる

会場の奥の方は二次創作ブースがたくさん。いろいろなテイストで描かれたポスター、ステッカー、ポストカード、キーホルダーなどなどが販売されていて、このブースも人が多かったです。

ポケモン x たべもののイラスト
かわいいテイストのイラスト

他にはスターウォーズをはじめとした有名な映画のフォトブースもあり、テーマパークのようでした。

$5払うとここで写真が撮れる
R2-D2もいました

UBC アニメクラブのブース

そして19日と20日は北米アニメ研究所としても密に関わっている「UBC アニメクラブ」もブース出展していました。

3月18日に誰でも参加可能な花見パーティがあるから来てね!とのこと。バンクーバーに住んでいるアニメ好きはぜひ参加してみてください。

🔽詳細は下記から

UBC アニメクラブのメンバーにインタビューした記事はこちらから

UBC アニメクラブのみんな

来場者へインタビュー

最終日には会場に来ていた数名に「なぜ今回このイベントに来たか?」「買ったものを見せて」などと少し話を聞かせてもらいました。

まずは3人ご紹介(写真掲載不可とのことで、テキストのみ)

1人目「最近アニメを見始めてこのイベントの存在を知って来てみたけど、何も買わなかった。数名ゲストとして参加していた俳優たちを見れたことが1番テンションがあがったことかな。」

2人目「彼女に連れられてきた。自分自身はアニメをそんなに見ないし、3日間参加したので今日は何も購入していない。」

3人目「コスプレをしている人たちの写真を撮りにきた。会場には入っていない。」

ここからは写真掲載可&購入したものを見せてもらえたアニメファンたちのご紹介。
彼女はスタジオジブリが大好きで、会場にもハウルのTシャツを着てきて、購入したハウルのイラストを見せてくれました。

「このイベントは初めて来たんだけど、すごく楽しかったから次回もまた絶対に来たい!ジブリ以外のポスターも購入したよ!」

と他の購入品もいろいろ見せてくれました。

ジブリファンの方

彼はアニメよりはゲームが好きとのこと。

「昨日初めてこのイベントに来て楽しかったし、学校が休みで暇だから今日も来ることにしたよ。今着ているTシャツと自分が好きなゲームのイラストを購入した。」

なんのゲームなのか聞き忘れました…

こちらのカップルはグッズをたくさん買っていて全部袋から出して見せてくれました!

彼女「何回もこのイベントに来ているんだけど、初めて彼を連れてきたよ。アニメは好きでいろいろなジャンルを見るけどかわいいものが好きかな。今回は刀、ポスター、ハンドサニタイザーケース、お守り、アクリルスタンド、フィギュア、ステッカーなどを買ったよ」
彼「彼女に連れてこられて初めてこのイベントに来たけどすごく楽しかった!アニメ自体は今のところはそんなに見ないかな」

購入品をすべて見せてくれる優しいカップル…

興味深かったのはこの痛バッグを持っていた2人!!
※痛バッグ:推しキャラの缶バッジなどのグッズをびっしり付けて推しキャラをアピールするバッグのこと

今日のイベントはどうだった?と声をかけたら「コスプレ仲間で集うためだけに来たから、チケットも買ってないし、中にも入ってないよ。でも3日間毎日来てる」とのこと。
普段はグッズをAmazon、AliExpressなどのオンラインで買ったり、実店舗で買ったりしているとのことでした。

痛バッグが見えるようにポーズしてくれました

イベントに参加した感想

コロナのパンデミックからあまり人が多く集まるところに行っていなかったので、会場についてまず思ったことは「こんなにバンクーバーにアニメファンがいるの!?一体みんないつもどこに隠れているの…?」でした。
コスプレや買い物を楽しんでいる参加者たちを見ていたら、わたしも自然と楽しくなってしまい、かわいい痛バッグ(リュック部分のみ)や$70のイラストやフィギュアをバカスカ買いそうになるほどでしたが思いとどまり、ポストカードやステッカーなどを購入。
なによりも、会場で他の参加者に購入品を見せてもらったり、なにが楽しかったかなどを聞いたりしたのが1番ワクワクしました。好きなものの話をしてくれる人の顔はイキイキしていて、いつも元気をもらえます。
何名かとは連絡先も交換したので、今後も引き続き北米アニメファンを研究していく所存です!
北米アニメファンのこんなことが知りたい、こんなことを聞いてみたいなどあればお気軽に以下のフォームからご連絡ください。


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