レーザー星人です。~行灯(あんどん)の開発秘話
行灯(前半)こんにちはー、
錦鯉 もとい レ-ザ-星人です。
今日は、現在販売開始に向け着々着と準備が進んでいる行灯(あんどん)に
ついて、その開発秘話を、ドーンと、ご紹介しようかと思います。
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開発秘話って誰かが「これはすごい!世に広めよう!」
てな感じで紹介してくれるものだし「秘話やったら黙っとかんかい!」と仰る向きもあるでしょうが、敢えてここは、言いたがりレーザ-星人の本領発揮と言うことでご理解ください。
まず「あんどん」の漢字ですが「行灯」「行燈」の二つが使われております。
レ-ザ-星人はどっちかというと画数の少ない「行灯」を使いたいなと
思っておりますが、これは、SDGsの思想に則ったもので、決して画数が
多い字は苦手などという理由ではありません。(言わなくてもいいような
ことを言う時はかなり怪しい。)「行」という文字が含まれる理由は、元々「移動式」であったためだそうです。
これ、後で結構重要なワードとして出てきますんで覚えといてください。
ここで突然ですがコンセプトから入ります。
・木製(木質材)で金属と樹脂は使用しない。(電球と障子紙は除く。)
・繊細な外観で、基本和風テイスト。
・コンセント不要で移動が自由。(ほれ、出てきた重要ワード!)
・停電時、一時的な簡易照明として使用できる。
と、これらを達成目的として、設計開始です。
いつものことですが、どんなに精密な部品を設計しても、最後に組み立て
られなければ、残念ながら、その設計は駄目です。
長年こういゆうことやってますと、あるんですよね!駄目設計って。
念力とか、神頼みとか、指にもう一か所関節が欲しいとか、身長5センチぐらいの優秀な作業員が欲しいとか!(聞くところによるとですよ。私じゃありませんよ。)で、そうゆうことに注意しながら、うん、これなら頑張れば組める!という所まで確認して、設計作業を終えます。
但し、部品製造の段階での思わぬ問題、確認したはずだった組立て上の問題ってでてくるんですよね、これが!
まず、部品製造上の問題ですが、
レーザ-加工というのは熱加工ですので
ある程度時間のかかる加工だと、材料に熱がたまり、徐々に反りが発生して
レ-ザ-加工で最も重要な焦点が合わないという現象が・・・。
これって具体的な不具合として「カット」できてない!という恐ろしいことに。これが発生すると、熱の影響が深刻でない範囲で、加工を細分化する必要があり手間も増えるし、データ-の見直しも必要となります。
そんなこんなで、部品がちゃんとカットできてから、焦げの除去や、ヤニ防止用マスキングテ-プはがしなどの工程を経て、組立て作業に進みます。
次に組立て上の問題ですが、
今回はヤスリで穴のエッジを慣らしたり、差し込む部品のエッジを除去したりという調整の範囲で済みました。
そこで、初めのコンセプトにはありませんでしたが、完成品の販売に加え
お客様の反応を見てというところはありますが、キットでの販売も視野に
入れることができるかなと・・・。
まあ、それで完成した「行灯」ですが、コンセプトの達成に問題ない上に
なかなかの出来ではないかと自画自賛、後は他の人の反応を踏まえ、改良
改善の余地があるか、不足している箇所はないか等、確認する段階に進みます。物ができて終わりじゃなく、そこからがまだいくつかハードルが残っているものですので・・・。
後編:少しずつ広がる反響、キットでの販売要望も・・・。に続きます。
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