レーザー星人のひとりごと~いいとこ紹介、岡山県倉敷市「玉島地域」
暖かくなってきましたね!レーザ-星人です。
桜もここ数日で満開かなと言うこの頃ですが
皆様衣替えなどはお済でしょうか?
(余計なうえに大きなお世話)
本題です!
いつの間にかシリ-ズ化されてました「いいとこ紹介」
(なんか、心なしかシリ-ズ名も違ってるような?)です。
今回は、去る3月20日(春分の日)に岡山県倉敷市の
玉島という地域へ出かけましたのでちょっと紹介します。
当日は春の嵐というか?全国的に大荒れの天候で、一日中
傘がラッパになるわ、寒さで手がかじかんでポケットの
小銭が掴めなくって、神様に、お賽銭を催促されたりとか
結構大変な一日でした。
写真では、すごく快晴みたいに写っていても、つい3分前
まで大雨、大風でしたって言うほど激変の荒天でした。
で、そんな天気ですが、まずは腹ごしらえのランチです。
雨風潜り抜けて兵庫県から岡山まで天下の国道2号線を
ひたすら走り、目指すお店に、開店のだいぶ前に到着。
駐車場が狭いという情報がありましたので、早めに
動いたんですが、そのかいあって堂々の一番乗りでした。
寒い雨の中、駐車場で小一時間近く待ちましたかね?
「京ひろ」さんという和食屋さんです。
目途を付けていたランチと、名物の「鰆の藁焼き」を注文。
ご飯もお代わりして満足満足、鰆以外にサーモンや鰹も
藁焼きされていて、ほんのり香ばしい味わいに、ニンマリ。
鰹の藁焼きは高知で結構食していましたので初めてでは
無いのですが、厚切りの鰆やサーモンは初めてでした。
藁焼きは塩がうまいんですよね!で、このお店では、岩塩が
供されていました。
おいしくランチも終了、店の中からだと天気が回復してる
ように見えたんですが、おっとどっこい、青空なのに
結構雨降ってて、ど-言うことって感じでした。
そんなこんなで、目的の倉敷市玉島地域の中心部付近へ
車で移動します。
この玉島地域ですが、瀬戸内海に開かれた港湾都市であり
また「北前船」の寄港により、大いに栄えた商業都市でも
有りました。
ご存知な方も多いと思いますが「北前船」とは、北海道を
起点、終点とし、本州最西部まで日本海側の各港に
寄港しながら関門海峡から瀬戸内海に入り大阪を目指し
東進するという航路です。
単に北海道の物産を大阪に運び、また大阪の物産を北海道に
運ぶという2点間の商いではなく、寄港する各地の物産をも
機を見て臨機応変に取引、莫大な利益をあげるという海運の
大動脈でした。
で、この玉島と言う港町ですが、綿花栽培が盛んな地域で
その肥料として必需品であった「ニシン」と綿花やその製品
との売買で大いに賑わっていたようです。
地理的には、西から瀬戸内海の「燧灘」「水島灘」ときて
その「水島灘」北側の陸地の裂け目のような所にあり
風待港として「天然の良港」だったことがしのばれます。
現在の玉島ですが「北前船」から近代輸送への変遷に伴い
当時程の賑わいはないのでしょうが、隆盛期をしのばせる
街並みや商家のたたずまいが町全体に広がり、いわゆる
現在の昭和ブームにも通じるエモ-ショナルな魅力に
あふれています。
商店街も複数あり、全国的な風潮に漏れず、シャッタ-が
閉じている店も多いのですが、店名、屋号、商標、扱品の
ピクチャ-等、一周廻って、これはこれで最新の流行に
はまってんじゃないの?と思える所も多々あり、楽しく
散策できます。
また商家や海運業の商社などが多く立ち並ぶ一画では
伝統的な「なまこ塀」の土蔵としゃれた洋風近代建築が
同居しており80年ぐらい昔にタイムスリップしたような
感覚になります。
事実「ゴジラ-1.0」でアカデミ-受賞監督になられた
山崎貴監督の名作「三丁目の夕日」等、複数の映画や
ドラマの撮影も行われたようです。
そうゆう町ですので、この街並みの魅力を地域の振興に
繋げていこうと、色々と試みがなされているようで
古いものに、簡単に「負の遺産」みたいなレッテルを
貼る時代じゃなくなったんだなと実感しました。
レ-ザ-星人が生息している神戸市長田区苅藻という
地域も、近傍に「シャッタ-商店街」と揶揄される事が
多い巨大な商店街や中小のものつくり工場が点在する等
昭和レトロな雰囲気を持つており、この玉島地域を
お手本の一つとして地域振興を目指すべきかなと勝手に
夢想したりしています。
ただね、今回訪れた日が悪かった!!
寒い!時折大雨!ずっと強風!の三重苦。
地域を徒歩移動するにしても、ラッパ状の傘持ってる
だけで風圧で歩が進まずクタクタ状態。
3月下旬でこんな目に合うとは思ってなかったんで
比較的軽装、マフラ-、手袋なんぞ影も形もなく
寒さに震え踏破する予定の半分ぐらいしか回れてない。
それでも、魅力的な街並みで有ったことは間違いなく
過ごし易い秋ぐらいにリベンジマッチに挑もうかなと
ちょっと思ったりしています。
今まで何となく見過ごしていた、際立った魅力が
感じられず通り過ぎていた場所にも、本当は
見るべきところ、感じるべき歴史とか色々あるんだ!
これからは、壊す、無視するではなく、何かが
隠れてないか?大事なものを見落としてないか?
と常に自問自答しながら歩いてみたら違う世界が
開けるんじゃないかとか、高僧が悟りを得たような
心持のレ-ザ-星人でした。
まずは基地周辺から散策して見よっかな!
また、読んでくださいね!
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