【Week 9】ロジカルデータスキル
掛け算の法則で、スキルがあっても倫理思考スキルがなければ無意味
倫理的思考スキル=ロジカルシンキング
顧客視点を論理的に証明、追求することがビジネスで最も重要
なんとなくでやるから、潰れてしまう
掛け算と同じでどんなにスキルがあったとしても、
論理的に物事を組み立て、話する思考力やスキルがないと0点
=ビジネスの世界では生きていけない
▼フェルミ推定
フェルミ推定とは、調査することが難しいもの=わからないものを、
いくつかの手がかりをもとに論理的に推論し、概算すること
答えの正解不正解ではなく、考え方の正解不正解※を見るもの、
つまり、その答えにたどり着いたロジックを見る方法
※考え方の正解不正解とは、式の正解不正解
ロジカルシンキングは要素分解をしていけば良いだけで、
難しいことではない
考えるには、考え方のフレームワークがある
例:飲食店の利益予測フレームワーク
例:ラーメン店の利益予測
▼思い込みは悪、データは正
・コピルニクスの地動説思考がビジネスでは最重要
昔の人々は、地球を中心に惑星が回っていると考えていた(天動説)
しかし実際は、地球が太陽の周りを回っている(天動説)
コピルニクスの地動説から学べることは、下記3つ
①自分の事業の思い込みを捨てる
②自分の視野が決して正しくはないということを頭に入れておく
③データを疑い、しっかりとしたデータに基づく事実を把握する
これらの思考・視野・視点を持つことが、ビジネスでは最も重要
▼ドラマッチック化して物事を見る習性
人は物事をドラマチック化してしまう習性がある
それがデータにフィルターをかけてしまう
例:世界で予防接種を受けられていない子供たちは、何%いるか
A:20%
B:50%
C:80%
答えは、Aの20%
同様の質問をしたところ、正解率は10%であった
どんなに高学歴でも、学者でも、政治家でも同じくらいの正解率になる
→この答えを間違ってしまうのは、
ドラマチック化してしまう人間の習性が関与している
思い込みを捨て、人の考え(データ)と自分の考えをマッチングさせていく
そして論理的に証明していくことが、ビジネスで100%うまくいく条件
そして、この条件を成立させるには、2つの思考を捨てなければならない
①分断本能
②ネガティブ思考
▼分断本能
人は物事を2つに分けたがるが、
この世界は2つに分けられるほど単純ではない
ではなぜ?分けたがるのか?それは分断思考が起因している
その思考を捨て、グラデーションがある、
ということを理解することがビジネスでは必要不可欠
分断思考が働くと、なぜビジネスがうまくいかないのか?
なぜグラデーション理解が必要不可欠なのか?
どちらにもメリット・デメリットがある
逆にいうと、メリットはデメリットにもなり、
デメリットはメリットにもなりうるから
▼ネガティブ思考
人は特にネガティブなものに共感をしやすい
例:感染症→実際は減っている
子供の死亡率→実際は減っている
戦争死者数→第二次世界大戦の時と比べたら圧倒的に少ない
→ネガティブセンサーが働くことで、あたかも増えている
あるいは、状況が悪いと錯覚する
例:ソフトバンクの通信障害
2018年ソフトバンクで通信障害が起こり約5日間で1万件以上が解約
→メディアによって、
通信障害が引き金に解約が起こっているように見える
事実を確かめると、、、
ソフトバンクの1日の解約件数
1億7000万回線のうち23%がソフトバンク
約3,910万回線がソフトバンク回線
年間解約率は約2%
年間解約件数=782,000件
1日の解約件数=2,142件(782,000件/365日)
5日間の解約件数=10,712件(2,142件×5日)
→通信障害によって解約が起こったのではなく、1万件は平常
メディアによって、ネガティブセンサーをコントロールされている
=正しい情報にフィルターをかけられている
普段聞くもの、見るものを1度疑う、メディアの裏付けを行う
要は、自分の感情や感覚を定量化して証明することがとても重要
これがロジカルデータスキル