昔のブログをふりかえる ～『あるアホな男の話』より～
昔のブログをふりかえりつつ、今の気持ちを残す長めのつぶやきです。笑
この話に出てくるＡさんは、元夫である。
離婚して１０年ちょっとが過ぎたが、この元夫には本当にいろいろな経験をさせてもらった。今となっては笑い話なこともあるし、メンタルがやられた話もある。間違いなく夫としては失格だろうことを山ほどやらかしてくれた。
そもそも人懐っこい性格で女性にモテた。そして、少し空気が読めない行動をする人だった。だからか、私が持ち合わせていた常識や価値観が通用しないことも多かった。どう考えても理解できない言動に、愛情のあるうちは対応できていたが、なくなってくるとそういう訳にもいかなくなった。いや、やらかすことが多くなって、愛情がなくなっていったが正しいかもしれない。
金銭問題と女性問題。ブログの話は、たくさんあった中のひとつでしかない。こう文字にすると、本当にダメな人間のように思えるが、最悪最低の極悪人という訳ではない。基本的に悪い人間ではないと思うし、娘たちへの愛情は本物だった。ただ次元が違う人なのだ。宇宙人と言ってもいいかもしれない。
結局のところ、私は元夫を理解することをあきらめることで、解放されようとしたのだ。その境地に至るまでには、苦しんだり、悩んだり、傷ついてトラウマになっていることもある。だから、決して軽い気持ちで決めたことではないし、時間もかけた。
人と人には相性がある。どんなにいい人同士でも、好きな人同士でも、合わないときは合わない。そして、どちらかの努力で何とかなるものでもない。そのことがわかったから、私は離婚したのだ。
だから、私は離婚してよかったと声を大にして言える。なんといっても私自身の心が楽になった。これが一番の効果だ。
離婚後、音信不通となっていた元夫だが、今はまたそれなりに娘たちの父と母として円満な関係を保っている。これぐらいの距離感が私と元夫にはちょうどいいようだ。