自力で裁判できるのか③~戸籍収集の鬼編~
こんにちは、不動産マニアです。
前回のつづきで、今日は裁判に向けて必要になった、
戸籍の収集時の出来事あれこれを綴ります。
※前回はコチラ↓
-プチトラブル:戸籍が読めない…
いよいよ私の手元に、被告の戸籍が届きました!
しかし…
読めない…(泣)
筆で縦書きに書かれた、
汚な…もとい、達筆な字で、
何と書いてあるかほとんど読めません。。
※興味のある方は、「原戸籍_読めない」等でキーワード検索してみてください!
スタートから、心が折れそうです。
でも、その戸籍を10分位ぼーっと見つめていたら、
ミミズの大群のように見えていた字が、何と書いてあるか、不思議と少しずつ見えてきたのです。
(環境適応能力!?)
苦心しながらも、なんとか被告の生年月日や死亡日、奥さんや子供達の情報を読み取ります。
-被告、急増。
予想通り、被告は大昔に亡くなっていた上に、子供もたくさんいました。
やはり時代ですね。
この時点で、被告4人は全員死去⇒その子供が計14人だったので、この14人が私にとっての「新たな被告(になるかもしれない人)」となります。
ちなみに戸籍は、結婚などをきっかけに、親の戸籍から抜けていく場合がほとんどです(「除籍」といいます)。
そのため、せっかく戸籍を入手しても、子供達の大半は除籍してしまって、除籍日から先の情報は載っていないので、今も子供達がどこに引っ越したとか、生きているのかすら、その子供1人1人の戸籍を取得して確認しなければ分かりません。
-戸籍収集の鬼と化す
こうなると、死亡している4人の戸籍に登場してきた、14人の子供達の戸籍を、全てに収集していくしかありません。
相当な請求量になりそうだったので、郵便局窓口の職員がテンパるほどの大量の定額小為替を予め購入。そして、役所ごとに指定された戸籍取得用の請求書をダウンロードして、必要な添付書類や小為替を同封していよいよ請求書投函。地味な作業ですが、これがなかなか大変です。
待つこと約2週間。
送った役所から、続々と子供達の戸籍が届きました。
相変わらずの縦書きのニョロニョロ字ですが、なんとか目を凝らして読み解きます。
すると、半数近くの子供達が、途中で戸籍の記録が途切れている…。
更によく見てみると、最後の履歴に”〇〇町へ転籍”とあります。
どうやら、転勤などの引越によって、他の市町村に戸籍も移動してしまっているようです。
戸籍を移動すると、その後の戸籍情報(子供が生まれたとか、亡くなったとか)は、引越し先の役所から、続きの戸籍を取得しなければなりません。
14人の子供達=戸籍14通を取れば済むと思っていたら、1人あたり何通も戸籍を取るハメになる場合があることを、この時点でようやく知ることになり、ゴールがまた遠のきました…。
それでも、自分の意思でここまできた以上、最後まで根性でやってやろうと腹を括り、
戸籍請求する→届く→記録が途中で切れている→戸籍請求する→届く…を、
その人が亡くなったところまで(生きている場合は現住所が分かるまで)、延々とやることになります。
毎日のように届く戸籍を見ては、次の役所に戸籍請求をする日々。
それでも約1ヶ月が経ち、戸籍がほぼ揃ってきました。
その結果。
14人中、13人死亡。
おぅ。。。
いよいよ、孫の代の戸籍集めに進みます。
次回へ続く。
※次回投稿は4/14(水)の予定です。お楽しみに!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?