【ボーボボ】「浸りすぎー!」はハレクラニへの〇〇だった【元ネタ】
ボーボボの『浸りすぎー!』っておもしろいよねww
これはゴージャス真拳の使い手ハレクラニを激闘の末、撃破した際の名場面
ハジケリストでこれを知らない者はいないくらい有名な名シーンです!
この一連の流れは
「きれいな三段落ち」「勢いが凄い」「ギャグのお手本」
とネット界隈でも高い評価を得ています。
【本記事の内容】
・浸りすぎー! とは
・浸りすぎー! に隠されたメッセージ
「浸りすぎー!」の名言には隠されたメッセージがあるのです。
名場面の概要とともに紹介していきます。
「浸りすぎー!」とは
この場面は10巻/137ページ 3コマ目
どんなシーンなのかをおさらいしましょう。
【描写】
・追い詰められながらも金の執着を捨てられないハレクラニ
・ボーボボ 「なぜそこまで金にこだわるのだね?」
・ハレクラニ『あれは20年前のことだ…』と回想に入る
・「浸りすぎーーー!!!!」とぶん殴られる
つまりボーボボは
ボスの自白パートの前振りをして、話した瞬間ぶん殴る
という主人公にあるまじきことをしているのです。
ちなみに掲載されている10巻
156ページには公式の人気投票が掲載されており、ボーボボは4位
首領パッチはともかくも天の助、田楽マンに負けるという屈辱を味わっています。
ボーボボの「本当」の人気投票をあなたは知っていますか?1位はあの人!?
「浸りすぎー!」の一般的解釈
このシーンの一連の流れが見事な為、
「ボーボボwww理不尽すぎwwwコポォwww」
というギャグとしての評価が高い場面として有名になったものです。
…しかし、本当にそれだけなのでしょうか?
「浸りすぎー!」はハレクラニへの激励を意味していた
結論から申し上げます。「浸りすぎー!」は
自分の信じるモノを今一度見直してほしい
というボーボボからハレクラニにへの激励だったのです!
順に説明します。
「浸りすぎー!」に隠された意味
このシーンの前後を分析すると、興味深い事実が分かります。
・最終奥義「フィナーレ・オブ・100万億」をボーボボの「超音速バカベーゴマ」が粉砕
・超絶奥義「ワンダフル鼻毛7DAYS」で平凡な日常のすばらしさを伝える
・「この世で一番大切なものは金だー!」でトドメをさす
とバトル描写後に「いや結局お金かよww」とオチをつけていることが分かります。
それぞれ詳しくみていきましょう。
フィナーレ・オブ・100万億
みなさんは「100万ドルの夜景」という言葉をご存じでしょうか。
キレイな夜景の美しさを称えた言葉なのですが、、
実は夜景の電気代が1000万ドル以上お金がかかることはあまり知られていません。
ハレクラニの最終奥義は100万ドルの夜景を文字ったものでしょう。
ハレルヤランドの夜景はたしかに美しく(126ページ参照)神秘的です。
しかし、その裏には奴隷がグルグル回すやつがある強制労働所があったりと壮絶。
『見た目だけに囚われた夜景が本当にお前の目指したものだったのか?』
ボーボボはそれを投げかける為にあえて「超音速バカベーゴマ」という一見ふざけた奴隷がグルグル回すやつっぽい技で最終奥義を粉砕したのです。
凄まじいメッセージ性です…!
ワンダフル鼻毛7DAYS
ハレクラニの半生は壮絶です。親に捨てられ孤児になったのに
「金があれば自分を捨てた両親も戻ってくる」
と信じ、パンを盗んでその日の飢えをしのいでいました。
ハレクラニはお金が欲しかったのではありません。
両親のいる日常を、取り戻したかっただけなのです。
『あれは20年前のことだった…』と1コマのみの回想でボーボボを全てを悟ったのでしょう。
是非この場面は原作で、その空気感を味わっていただきたいです…!
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ボーボボの漫画は無料で読める?安く読む方法を解説【2024年×最新版】
そして、最後のボーボボの名文句につながります。
こいつには薬になると思ってな…
最後にトドメを刺す前振り。このセリフ回しが素晴らしいです。
『金だーーーーーーーーーー!!!!!』
勢い、間、テンポの全てがあわさり最強に見えます。
上から目線での説教というのは、やられる側はうんざりしてしまうもの
それに対して、ギャグで茶化すことでハレクラニに初心を思い起こしてほしかったのでしょう。
その証拠にこの話の最後のボーボボのセリフは
『こいつは薬になると思ってな…これで醜き者は滅んだ』
つまり「ハレクラニが滅んだ」とは言っておらず、金に執着しすぎた醜い魂だけが滅んだという詩的な言葉なのです。
実際、3世世代との戦いで味方になってくれますし、憑き物を落としてくれたボーボボへの感謝が少なからずあるのかもしれません。
まとめ
浸りすぎー!の裏にこのような背景があったとは驚きですね。
挫折した人間へのメッセージとして、あのキバハゲディエルと同じ高いレベルにあるといえます。
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原作/作者であります澤井先生の健康を勝手ながらお祈りさせていただき、終わりとさせていただきます。
ここまで読んでいただき、誠にありがとうございました。