【ボーボボ 8話】KING鼻毛さんの元ネタは古代エジプトに存在していた
『ボーボボの「KING鼻毛」って何?何話にでてくるの?』
KING鼻毛さんは【奥義8話 サイクリング】で登場するのですが…
「3000年封印された結果、夢がサイクリングをすること」
とと聞くだけで頭がハジけそうな内容です。
【本記事の内容】
・「ボーボボ 第8話」の紹介
・「KING鼻毛」とは
・魔法少女へのアンチテーゼ
この【奥義8話 サイクリング】のKING鼻毛の登場はボーボボという作品の根幹に関わる戦いが行われた回でもあります。
ボーボボ【奥義8話 サイクリング】 みどころ
「はじめてのハジけバトル」も見どころですが、他にも魅力的な描写も多く全てを紹介はできません。今回であれば…
・カレーパンを食べた首領パッチ 戦車で血祭りにされる
・ハジケバトルの源流
・KING鼻毛 というエジプト古代ファラオにモチーフがある男
の3点です。順に解説しましょう。
カレーパンを食べた首領パッチ 戦車で血祭りにされる
「あのカレーパンがよかったんだもん…」
首領パッチにカレーパンを食べられ泣いてしまったボーボボ、とおもいきや…戦車になって首領パッチとその子ども(設定)を血祭にあげます(!?)
これは人類の格言
「食べ物の恨みは恐ろしい」「戦争は人を狂わせる」
を短いコマ数で表現しているのです。
アンガーマネジメントと野生の境界線
昨今注目されるアンガーマネジメントの大切さ、周りの人間のフォローの大事さを説いています。事実ビュティに
『カレーパンなら また買ってあげるから!!』
『だからって戦車になることないじゃない!』
と言われ喧嘩はおさまっています。
一方で、ページをめくると…
『甘ったれるな』
『確かにビュティは最近甘えが目立つな』
とボーボボが手のひら大回転させており、戦いにおける野性的な感情も忘れてはならないことを作者は描いています。
ハジケバトルの源流
敵の刺客と戦うワンシーンなのですが、
今作の根幹にあたるハジケバトルが展開されていた…!
ことはあまり知られていません。
詳しく見て行きましょう。
『鼻毛専用のキーホルダー 欲しいだろ?』
心を読める強敵コデブンは戦いを有利に進めていました。
そこでボーボボは脳内会議で販売を決めた鼻毛専用のキーホルダー(ださい)を心の中で見せびらかします。
ボ『欲しいだろ』
敵「いらねーよ!」
突然のパスに動揺し、反応してしまいました。
ボ『はい あーーーげた』
小学生でもやらない煽りですが、自分のペースを崩された時点で勝負がありました。
一転直線的な攻撃に終始したコデブンは撃破されてしまいます。
ハジケバトルの意味
これこそハジケバトルの神髄です。
いかに自己表現で相手のペースを乱し自分の世界観で戦うか
これは現代社会にも通じる考え方です。
いかに自己表現をするか、いかに自分の自信のあるステージで努力するか…
筆者も「ハジけ」という大切な魂を胸にボーボボ230話を全て解説する「巡礼の旅」を続けていきたいと思います。
KING鼻毛 とは
KING鼻毛とは、ボーボボの中に眠りし鼻毛とハジケを司る象徴的存在です。
そんな伝説の「KING鼻毛さん」が3000年の眠りから目覚めました。そう、彼は
『主人公は何度でも復活する』
ことを表した存在なのです。詳しく説明しましょう。
3000年の眠り
KING鼻毛さんの描写からモチーフは
BC1000年 エジプト王プスセンネス1世
であること思われます。
エジプト、ファラオと聞くとミイラを連想しますが、
基本的に墓荒らしに盗掘、強奪されているケースがほとんどです。
しかし、プスセンネス1世の墓は唯一盗掘されてない完全な状態で残っており、
包帯ぐるぐるのミイラは「復活した時に腐ってないようにせんとな…」という心遣いから行われたとされています。
死者は体がないと復活できない宗教的価値観も関係していたでしょう。
つまり『毛の王国の復活』具体的にいえば『毛刈り隊からの解放』を表現しているのです。
ダビデ王とエルサレム
更に同時期、ある歴史的イベントが起こります。
新約聖書にでてくる神の寵愛をうけた男 ダビデ王がエルサレムに都を移しているのです。
ダビデ王は巨人兵士に単身挑みこれを打ち取った武勇、更に頭もよく音楽にも秀でた、まさに主人公です。
彼がキリストが復活した都エルサレムに遷都を決行した年代と符合していることを考えると
『主人公は何度でも立ち上がり戦うんだ』
というメッセージがKING鼻毛さん登場に込められていることは間違いないでしょう。
まとめ
ついに首領パッチもパーティに加わりました!
刺客を一蹴し、一行は戦力を強化、ハジケバトルをひっさげて毛狩り隊撲滅に動き出すといったところでしょうか。
原作/作者であります澤井先生の健康を勝手ながらお祈りさせていただき、終わりとさせていただきます。
ここまで読んでいただき、誠にありがとうございました。
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