【ボーボボ 6話】3年A組とコンパ!Bzと魔法少女に込められたメッセージ
『ボーボボの【3年A組】ってギャグは何話にでてくるの?』
これは【奥義6話 コンパ】にて披露される奥義です。
ボーボボのアフロの中からなんかでてくるこの技名を「イボバとジギン」と言います。
【本記事の内容】
・「ボーボボ 第6話」の紹介
・3年A組に隠されたメッセージ
・魔法少女へのアンチテーゼ
この【奥義6話 神話】にてボーボボはHブロック隊長とコンパに参加します…!
どうなってしまうのでしょうか。
ボーボボ【奥義6話 コンパ】 みどころ
3年A組という超大技が本編最大の見どころです!
しかし、他にも魅力的な描写があふれんばかりです…!
・「ハジケ街道恋吹雪」 歌詞が完全にB'z
・魔法少女へのアンチテーゼ
・3年A組 タイトル「コンパ」の伏線回収
の3点です。順に解説しましょう。
「ハジケ街道恋吹雪」 歌詞が完全にB'z
演歌を思わせるタイトル「ハジケ街道恋吹雪」をボーボボが高らかにコール
首領パッチが歌いだすのですが…
「OH!!ギリギリィ!じゃないと僕ダメなんだよ♪」
当時放送されていた名探偵コナンのOP「ギリギリChop!」
演歌×ロックと意味不明な組み合わせです…
しかしそこはボーボボ。しっかり意味を持たせています。
「ハジケ街道恋吹雪」は首領パッチを復活させる為だった
マイテルの石化攻撃に苦戦を強いられるボーボボは一言
「眠れる獅子を起こすしかないな」
Bzの熱い心で石化を解除させるという荒業にでます。
・ビートルズのB
・レッド・ツェッペリンのz
この2組の偉大さにあやかって命名されたのが「Bz」だと言われています。
石にされた首領パッチは見事復活!
さらにマイクに画びょうを仕込み、復活の気付けをアシスト
ハジケリストシーンの先頭を独走するボーボボにしかできないムーブといえるでしょう。
魔法少女へのアンチテーゼ
石化から復活した魔法少女フォームの首領パッチですが…
なんとボーボボが2回も仕込んだ画鋲でダメージ
当然これは仲間割れではありません。
『実は我慢していた僕』
魔女っ子清美ちゃんをインスパイアした決め台詞
「魔法と奇跡で悪霊退散♡」
を首領パッチは笑顔でキメます。
しかし、次のコマで画びょうで血まみれの左手を見ながら
「実は我慢していた僕」
と心の中で呟いています。
魔法少女の悲哀
このセリフは魔女っ娘に課せられた運命を皮肉った描写と考えられます。
魔女っ娘は可憐な見た目と裏腹に、戦いの中で血塗られていきます。
自分のアイデンティティと魔女っ娘
その葛藤を短いコマの中で暗示しているのです。
『みなさんの見ている魔法少女は戦いの中にいるんですよ』
という澤井氏のメッセージが聞こえてくるようではないでしょうか。
3年A組 タイトル「コンパ」の伏線回収
一転してこちらは胸キュンさせるシーン
マイテルはコンパ会場に選んだ「酒処 つちのこ」に
ラグビー選手の格好でボーボボ一行と共に突撃し、トライを決めます。
・誰も見つけることができないくらい珍しい店
・君のハートにtryするぜ
という大変粋な演出なのです。
人としてエールを送る美しさ
マイテルはコンパ会場にラグビー姿で突撃するわけですが…
ボーボボを息を切らしながらも懸命にサポートしています。
キザな演出ではなく、頑張っている姿に女性は弱いものです。
あえてトライを決める主役ではない役に配置し、恋路をサポートする
敵ではなく人としてエールを送る大切さを説いているのです。
3年A組に隠されたメッセージ
マイテルは大技「3年A組」で敗れます。
これは『毛刈り隊なんか卒業して愛に生きろ』というメッセージでしょう。
鍋の中に体ごと入る・首領パッチゲームを提案する
などで軟派なパーティをわざとめちゃくちゃにしたことからも、マイテルの潜在的な善性を見出していることが伺えます。
敵である前に人間として向き合う
現代人が忘れかけている美しさがそこにありました。
まとめ
第6話も「コンパ」という俗っぽいタイトルがギャグ描写の前フリになっており、ボーボボの奥深さというものを痛感してしまう回でしたね。
原作/作者であります澤井先生の健康を勝手ながらお祈りさせていただき、終わりとさせていただきます。
ここまで読んでいただき、誠にありがとうございました。