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【ボーボボ 1話】『ただしつけもの』「関東野菜連合」が登場する伝説の回

『ただしつけものテメーはダメだ』ってボーボボの何話にあるの?

これは記念すべき【奥義1話 毛】にて登場します。

【本記事の内容】
・「ボーボボ 第1話」の紹介
・『ただしつけものテメーはダメだ』について
・「関東野菜連合」について

ボーボボという怪物が世に放たれ「関東野菜連合」「ただしつけものテメーはダメだ」など数多くの名言が生まれた【奥義1話 毛】を解説していきます。

ボーボボ 世界観と基礎知識

本編を解説する前に、原作の世界観をおさらいしておきましょう。

・主人公ボボボーボ・ボーボボは鼻毛真拳の使い手
・彷徨える毛根の貴公子
・権力の象徴として、国民の新鮮な毛根をぶちぬかんとするマルハーゲ帝国
・これを打ち破るべく毛刈り隊との苛烈な戦いにその身を投じていく

北斗の拳を思わせる退廃的な世界。ボーボボ一行には

・ツッコミ担当  :ビュティ
・ハジケリスト最強:首領パッチ
・毛刈り隊元隊長 :ところ天の助
・謎の青年:へっぽこ丸

など愉快なメンバーが顔を揃えます。

基本「味方と一緒に敵を倒す」王道バトルマンガです。
シンプルながら奥深く、漫画初心者にも楽しめる構成となっております。

ハジケリスト とは

この漫画「ハジけ」という単語が頻繁に登場します。
通常とかけ離れたテンションの高い行動や自己表現をハジケるといいます。

「ハジケリスト」
「ハジケてるぜ!」
「半端ないハジケだ…」

「どちらが、いかにハジケて主導権を握るか」が勝敗に直結する為、よりハジケているキャラクターの方が有利なんだなという理解で見ると先の展開を読むことができます。

ちなみに、ハジけるの語源についてのエピソードはこちら
ボーボボ作者のエピソードがヤバすぎる!アシスタントは暗殺教室のあの人

ボーボボ【奥義1話 毛】 みどころ

記念すべき第1回の見どころをご紹介しましょう。

『初登場の主人公 関東野菜連合により十字架に磔に』
『ただしつけものテメーはだめだ』

こちらはボリュームが多いので詳しく解説しております。
最強キャラ筆頭!?関東野菜連合に隠された真実!
「ただし つけものテメーはダメだ」に隠された深すぎるメッセージ

当然こちら以外にも、魅力的な描写が多いです。

・毛刈り隊 アフロを爆買い
・毛の王国崩壊! 謎の回想
・アフロの中のリス 修羅場

の3点です。順に解説しましょう。

毛刈り隊 アフロを爆買い

ボーボボはその巨躯からのパワープレーだけでなく、高いハジケIQを活かした頭脳戦も見どころの1つです。

敵のアジトに入るのに

・変装する
・顧客のニーズに答えてアフロを販売
・自分のアフロヘアーを前面に押し出し信頼を得る

と緻密な計算の元にした作戦で基地への潜入に成功します。

客対応にグラデーションをつける

しかし、腰の低いだけの商人は疑わしいものです。
お気持ち表明よろしく、アフロに触る客に

『汚い手でさわるな』

客対応にグラデーションをつけることでより自然さをアピールしています。

毛の王国崩壊!謎の回想

「主人公ボーボボにお辛い過去」

オタクが好きな例のあれを2001年時点で取り入れているのです。
7歳のボーボボは自分の危険を顧みず、自分よりシャイな毛刈り隊に未来を託します。

その証拠にボーボボはサングラスをかけており回想のボーボボ(7さい)のつぶらな瞳を見る事はありません。

ボーボボの思い 名もない毛刈り隊に託される


「洗濯物の中のTシャツに~」とあわせて考えると
鼻毛の中で洗濯物を干している主婦は、毛刈り隊にキルされた息子のことを想った幻である可能性があると言えるでしょう。

アフロの中のリス 修羅場

一転してこちらは胸キュン場面
まず、描写されている特徴的な模様からシマリスのカップルの可能性が高い。

交配の際、お互いの匂いで存在を意識すると言われるシマリスですが
破局の原因は雄にあると思われます。それは

リスのくせにコーヒーを飲んでいる

という事実です。

シマリスの習性

ナッツを食べたり、頬袋を餌でふくらませるシマリス

そのプライドを忘れ、豆の入り汁にうつつを抜かしているのです。

リスは大変匂いに敏感な動物
別れを切り出されても仕方ないと言えます。

「やだやだやだーん」と懇願する姿も
発情時に「タイガー」の異名をとる凶暴な野生の顔の面影はありません。

『自分の矜持、誇りを失ったものに世間は冷たい』

そんな強いメッセージ性のある描写であるといえます。

2匹の恋の行方

しかし、ワキ毛真拳を使ったことで夏が到来
リスの繁殖期は夏の初めと春

2匹の愛の夏もギラギラになったということなのかヨリを戻したのでした。

おわりに


第1話だけにボーボボのエッセンスがふんだんに詰まった回でした。
「毛」という、本来何にもならないタイトルにも

『シンプルこそ芸術だ』

といわんばかりの漢気を感じます。

原作/作者であります澤井先生の健康を勝手ながらお祈りさせていただき、終わりとさせていただきます。

ここまで読んでいただき、誠にありがとうございました。

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