【逃げ若】なんj民も裸足で逃げ出す外道!五大院宗繁の元ネタを解説
「逃げ若の『五大院宗繁』ってそんなに外道なの?」
逃げ若作品中、いえ、ネウロや暗殺教室を含めた松井作品中で トップクラスの外道と言えます。
本日は、なんj民も真っ青な掌返し日本代表こと五大院宗繁についてご紹介致します。
五大院宗繁 とは
彼は北条家に仕える有力者、御内人(みうちびと)の1人
今でいう国家公務員 …ですが、実際は姉の尻の光で出世した見下げはてた男
主人公のお兄ちゃん、邦時(くにとき)の甥にあたる人物である。
芸能人で例えるとこうなる。
・ミッツマングローブ - 徳光和夫
・邦時(時行の兄) - 五大院宗繁
妹が権力者の子どもを産んだので出世した五大院宗繁 功績については資料が残っていない一方 鎌倉幕府が滅びた際の裏切り方 についてはクッソ詳細が残っている。
掌ドリルマン そのクソムーブ
鎌倉幕府は1333年、原作1話で滅びる。
・幕府勢力の衰退
・諸侯の反乱への対処の甘さ
・足利尊氏
・将軍家の断絶(跡継ぎの不在)
など諸々の要因が重なった結果だ。
もちろん幕府も「将軍家の断絶(跡継ぎの不在)」を防ぐ為、最大限の動きをしている。
五大院宗繫 将軍の子を預かる
北条家の跡継ぎ=将軍の子である邦時(若のお兄ちゃん)を甥の五大院宗繫に預ける。何とか落ち延びて北条家の復興をする為だ。
しかし、邦時の身柄を預かった瞬間に五大院は…
・秒で敵に居場所を密告
・邦時を敵にさしだす
・裏切りの報酬をせびる
と音速の掌返しを見せ、鎌倉幕府滅亡にブーストをかける裏切りムーブを見せつける。
マジかよ徳光和夫サイテーだな…
9歳児を秒で換金する男
現代の感覚でいう「武士道」が成立したのは江戸時代
この時代、裏切りや主君を変えることがなかったわけではない。
他に幕府を裏切って恩賞欲しさに虐殺した人間はごまんといる。
しかし、そんな時代にあって五大院宗繫の輝きに右にでるものはいない。
自分の甥である主君の子の9歳児を秒で換金する男
その姿は敵にもドン引きされ、処刑されそうになり逃亡
最期は餓死したとされるが詳細は分かっていない。
本編の描写
逃げ若原作、五大院は物事を双六に例えてのセリフが多い。
カチャカチャとサイコロを積みながら、ネウロの犯人よろしく顔が豹変する。 おそらくこれは作者の悪戯心からなる描写だろう。
サイコロを積む5ページ前、逃げ若一派は双六(明らかに桃鉄ver)で遊んでいる。 帝貧乏神とか不敬すぎてひどい。
これはギャグの一環だが
五大院「人生サイコロを上がる為に…」
時行「賽は投げられた」
というキャラクターのセリフに子気味良くつなげる為の前振りとして機能している。 大変粋な描写であり、原作の完成度の高さが感じることができる。
実はエモい!?宗繁周りの描写
鬼畜な所業ばかりに目がつく本作だが、かなり深い意味のある描写が多いことにも触れていきたい。
宗繁が賽子を積み上げる描写
これは「五逆罪」を連想することができる。
五逆罪 とは 「五逆罪」とは子どもが親より早く亡くなってしまうこと。
これは大変罪深く、賽の河原で石を積む刑が課される 積んでも鬼に崩され、積んでもまた鬼に崩されを繰り返してしまう。
・鬼
・1個づつ積む
・裏切りの繰り返し
一話の内容と類似点が多い。
しかし、五逆罪の最期、石を積む子どもは仏に救済されハッピーエンドになる。 鬼の処遇については不明だが、地団駄を踏む鬼の姿は目に浮かぶ。
五代院宗繁 その最期
五代院宗繁は時行と対峙し敗れます。
しかし、単純な戦闘力では圧倒していました。 本編、とにかく早いスピードと敏捷性で逃げ回りながら攻撃してくる時行を見て 『どんな豪傑でもこの逃げ上手に繰り返し狙われたら…』 と恐怖を覚え、そして首をとられる。 賽子と鬼と逃げ上手 これが上手く調和された本編、一見の価値ありです。
まとめ
原作が無事に完結すること、松井氏のご健康と今後の活躍を 1ファンとして、勝手ながらお祈りさせていただきます。