【ボーボボ 26話】亀ラップの元ネタと歌詞を一行づつ解説してみた
『亀ラップって何?』
【奥義26話 亀ラップ】に登場した日本を震撼させたラップ 作者自身、高熱にうなされた筆をとったとされる21世紀初頭のオーパーツともいえる 回です。
【本記事の内容】 ・亀ラップ とは 狂気と魂が交差する26話、一緒にみていきましょう。
亀ラップ とは
亀ラップは、敵地のど真ん中のジェットコースターで12ページ分謎のラップを披露するというハジけた描写です。
ただ、これだけなのですが、このラップは多くのハジケリストを魅了しました。 筆者もその一人で、その解釈を追い求めてきました。
その結論として メッセージ:人を愛する大切さを思い出してほしい
亀ラップの歌詞を解説してみた
そんな亀ラップですが、やはり歌詞の理解を深めてこそハジケリストです。 今回は亀ラップの歌詞の一部を抜粋して解説していきます。
□→ボーボボ
〇→首領パッチ
では、みていきましょう。
□この亀社会に生まれたオレ達若者
□ この亀社会に生まれたオレ達若者♪ それでも耐えぬくオレのスピリットデメリット♪
亀は大変長寿な生き物で平均で70~80歳と人の平均を軽く超えます。 セントヘレナ島(イギリス領)にいるゾウガメのジョナサン氏は推定年齢189歳!!(2020年時点)→こちらで解説【逃げ若】主人公の幼い頃の名前は「亀」
人の寿命も医療技術の進歩で飛躍的に伸びています。 しかし、それは幸せにつながっているのでしょうか。 どんどん生きづらくなる世の中を「それでも耐えぬく」と表現してされています。
〇 これって友情?愛情?亀参上♪
〇 これって友情?愛情?亀参上♪ EYA-------!(腕を交差させる) 亀、とは旧約聖書の隠語であると上記の解説しました。
友情、愛情は漫画などの作品で人を惹きつけます。
しかし、それは現実世界でそれ以上に友情、愛情を欲している裏返しとも言えるでしょう。 そんな自己矛盾を身体全体を表現した一節となります。
□ なんで亀ラップなの?
□ なんで亀ラップなの?なんで亀ラップなの? (涙を流しながら口で手を押さえる) 人間は感情に左右される存在です。 「伝えたいメッセージがホントにこれでいいのか…」 表現者は、そんな自己矛盾と格闘し作品を作り上げると聞きます。 首領パッチも少なからず、自分の亀ラップを信じきれずに涙を流しているのでしょう。 矛盾の中で生きている人間へのアンチテーゼを巧みに表現しています。
〇メケメケメケメケメケ(×4)
〇メケメケメケメケメケ メケメケメケメケメケ メケメケメケメケメケ メケメケメケメケメケ メケメケメケメケメケ メケメケメケメケメケ (完全にキマッた顔) キチガイゲージを発散しています。特に意味はないでしょう。
〇 ボフンッ!
〇 ボフンッ!(爆発する首領パッチ。飛び出した目の中に「おひらき」の文字がある) 古典的な表現ですが、澤井氏の日頃の絵のタッチと明らかに変わっています。 読者を注目させた上での「おひらき」で間延びを防いでいます。 大技の後の小技がにくいですね。
〇□パラレルやっちゃってーー!!!!!
〇□パラレルやっちゃってーー!!!!!パラレルやっちゃってーー!!!!! これが亀ラップ最後の歌詞です。 パラレルワールド(平行世界)のパラレルですが、英語以外にも由来があって… ギリシャ語では「~のそばに」を意味するparaに由来するという説もあります。 『並行世界(漫画を読んでいる君)のそばに俺たちはいつもいるぞ!』 そんなメッセージを最後に2人で伝えたかったのではないでしょうか。
まとめ
亀ラップは壮大かつ深遠なテーマであり、筆者も日々ハジけた解釈に挑戦しています。
原作/作者であります澤井先生の健康を勝手ながらお祈りさせていただき、終わりとさせていただきます。 ここまで読んでいただき、誠にありがとうございました。