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新体制を担うリーダーが語る、STREAMED 開発チームの今とこれから。

みなさんこんにちは!クラビス採用チームです。
クラビスでは、自社プロダクト「STREAMED(ストリームド)」のさらなる発展を目指し、開発体制の強化をおこなっています。今回、2024年4月にチームリーダーとして、ジョインされた西條(にしじょう)さんに参画の経緯と開発チームの内情を伺いました!

QAエンジニアを経て組織開発を経験

ーー早速ですが、西條さんのエンジニアとしてのキャリアを伺えますか?

キャリアのスタートとしては、客先常駐をして開発をするというもので、完全にプログラマーの立ち位置で2年半ぐらいJavaを用いた開発とテストをしていました。
その後、ネット証券系の企業でテストを中心としたキャリアを歩み、2018年、クラビスの親会社に当たるマネーフォワードにQAエンジニアとして入社しました。
マネーフォワードでは、QAの組織立ち上げにも関わっていて、
こちらの記事「隣のカルチャーヒーロー|QAエンジニア 西條広晃さん」をご覧いただくと、活動内容がわかりやすいかもしれないです。
直近まで、各プロダクトごとのQAチームが横断的に連携できる状態にすべく、組織体制の構築や全体の品質課題の解決活動に向き合っていました。そして、今年、2024年4月にクラビスへ出向し、現在に至ります。

キャリアの可能性を広げる選択をし、新しい環境へ挑戦

ーーSTREAMED開発チームにジョインされた経緯を伺えますか?

年齢が40歳近くなってきているなかで、自分のキャリアをどうしようかなといろいろ考え直していたのがきっかけです。QAのキャリアは10年ぐらい積んできましたが、開発のキャリアはそれほど多くない状況で、かつ、開発していた当時とアーキテクチャや開発手法は全然違う状況になっています。そういったものをキャッチアップしつつ、キャリアの軸にこだわりを持ちながら、活かせる経験も積みたいと思っていました。
ちょうどその時にマネーフォワードビジネスカンパニーVPoEの黒田さんに相談している中で、クラビスのポジションの話をいただきました。CTOの古濱さんとは入社1年目か2年目ぐらいのときに一緒に仕事をしたことがあり、その繋がりもありましたし、クラビスのプロダクト自体が無駄を省き、お客様やユーザーのために役立つことが明確に分かっていたので自分のキャリアにプラスになるのではと、出向を決めました。

もちろん、クラビスの開発言語(PHP,Python)は経験が浅いものですので、書くことに関しては、今でも悩みが尽きないというか、実際に手を動かしてコードをよりよく変えていくという部分にどのタイミングで到達できるかという不安はあります。しかし、私自身、コードを読むことに関しては問題なくできますし、幸いにもPHPをずっと触ってきた方がたくさんいるので、その方たちと協力しつつ、書く方法やシステムの理解を深めていっていますし、出向前と変わらず、挑戦していく気持ちで活動しています。

データ化を支えるDockチームと共に、プロダクトの土台を強化していく

ーーご自身の役割やチームが取り組んでいることを伺えますか?

直近のミッションは、たくさんのお客様に使っていただいているプロダクトがさらに高速で成長し、ユーザーが増えていく中で、いかに安定性を保つかということです。
私の所属するDockチームは、特にデータ化を支えるシステムの開発と運用を行っています。プロダクトの成長に伴う、ユーザーの増加は嬉しいことですが、処理しなければならないデータ量が増え、それがボトルネックになっています。例えば、確定申告の時期など、年に一度の繁忙期にはデータの量が増えていることや、データを取得するためのクエリのパフォーマンスチューニングが必要になっています。そこで、繁忙期でボトルネックになっていたSQLクエリの改善など、まずはそのボトルネックをなくすことから始め、安定性の土台を強化しています。これらによって、お客様やオペレーターの操作がどれほど快適になるかは、まだ完全には見えていない状況ですが、問題が明確な部分から少しずつ直していくのがメインの作業になっています。

また、現在のシステムはレガシーな状況で、技術的負債も多く抱えています。これらの負債を解消し、システムが正しく動作する状態を作ることも重要なミッションです。そのために、システムの改善と並行して、組織を強化し、情報を整理してドキュメント化し、誰もがすぐにアクセスできる状態にすることにも徐々に取り組んでいます。一応補足しておきますが、今まで仕組みが全然なかったわけではありません。ただ、より明確に問題がどこにあるか、ボトルネックがどこにあるかを開発者側にしっかり伝える仕組みを整える必要がありました。
例えば、ツールを導入し、自分たちで情報をキャッチできるような体制を構築しています。また、これはまだ着手できていないのですが、データの取得や収集、それに対する分析も、繁忙期前には完了するように進めていく予定です。

今の状況を把握し、それに基づいて対策を講じるという点も併せて進めていくのが、現在の取り組みです。
技術的な負債の解消だけでなく、組織を強化することも重視しています。今まで、どうしても特定の分野に対して特定の詳しい人がいて、その人がいないとわからないという状況が多かったように思います。私自身、4月からスタートしているので、2ヶ月ほどやってみてそう感じることもあり、そういう部分を改善したいと考えてます。ただ、全員が同じスキルや知識を持つ必要はないと思っていて、情報共有や相談がしやすくなる状況を目指して、プロジェクトの構造を見直したりしながら、属人化を少しずつ解消していこうと思っています。

課題に前向きにチャレンジできる環境の中で

ーー実際にDockチームで働く中で雰囲気はいかがでしたか?

キャッチアップのしやすさに関して言うと、僕が入るちょうど半年ぐらい前からドキュメントをしっかり作っていこうという事が始まってて、それがすごくいいなと思っています。それによってキャッチアップのしやすい環境ができているので、助かる部分が大きいです。また、技術的負債や組織課題を出向直前には聞いていたんですが、技術負債は長く運用してきてるシステム上、残りうる部分でしたし、組織課題に関しては、個人の特性を見極め、その人の得意なところだったりとか、性格的な面だったりを感じとって、業務を支援することでよりよくなるなという印象です。

ーーそう言った環境の中で、ご自身やチームとしてチャレンジしていることはありますか?

個人的には、これまでの経験や学びを活かしてマネジメントしていける手応えはあるのですが、やっぱりエンジニアリングのところの知識はもっと高めていきたいですね。ここは挑戦だなっていう風に感じています。わくわくもしますし、結果が出てみないとわからないところもありますが、続けていけば何か違う価値が生み出せるのかなと思っています。

組織的には、先に触れましたが、メンバーの得意な領域を見極めて、チーム一丸となって進められているっていう状況を固めたいです。そういった、個人がチームの中で活躍できる下地を作ることで、メンバーがより挑戦できる環境を作っていきたいと考えています。

課題を解決しやすい土台を作り、新しい開発へ

ーープロダクトの今後の展望など現在見えていることはありますか?

直近、1年は先に触れた通り、繁忙期に向けた対応が中心になってくるかなと思っていて、基盤をしっかり作っていくっていうところが、大事になってくると思います。来年以降は追加の改善だったり、スムーズに運用回せるとか、人力で全部やるみたいなのをなるべく少なくしていって運用をしっかり組み立てていければと思っています。
もちろん、その中で、既存のコードの修正などにももっと多く着手できるように組織の体制を整えていく必要があって採用したりすることもあるかと思いますし、チームの力を底上げし、対応などが安定していけるようにしたいですね。
そういった事を積み上げ、これまで、限られた範囲でしかできなかった不具合の修正だけでなく、幅を広げ、新規の開発などをもっと増やし、それに対応できる組織作りも進めていく予定です。もちろん、1つ前の年の繁忙期対応で新たな課題が出てくることもあると思うので、そこを改善していくことも重要です。少しずつ、取り組める範囲を広げていくことが今の見通しとして考えています。

ーー今後を見据え、どんな人と一緒に働きたいなどありますか?

やっぱり課題や問題に立ち向かいたい!みたいな気持ちを持ってる人はすごいウェルカムだと思うんですよね。そういった方はぜひ一度話を聞きに来て欲しいです。また、僕は個人としては社内に若くてアグレッシブなメンバーがすごくいるなと感じているので、そういった人たちが多い環境で切磋琢磨したいと思う方にもあっていると思います。また、仕事の取り組み方の部分でいうと、運用保守みたいなところは絶対にゼロにはならないので、そういうこう誰かのために動きたいという考えを持ってる人や、自分が課題を解決したいという人が合いやすいと思いますね。

ーー西條さん、ありがとうございました!現場のリアルを伺え、非常に良い機会でした!

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