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投票用紙を書き間違えたら?とか国民審査とかの話

この記事は単なる注意喚起です

あと、来年の夏休み自由研究向けの資料に使えるかもしれない選挙のお話も載せてあります。

政治的な意図は一切ありません


なお、政治的な記事を投稿されている方々を対象としておりません(知ってて当然だから)ので、それらの方々は素通り願います(万が一にスキされても、無視します)。




1.投票用紙を書き間違えた場合

この場合は、二本線で消したうえで書き直しましょう。


実はこれ、意外と知られていないので。

⬇️いちおう証拠を。

(横浜市港北区選管)


2.ケガしたから家族等に代わりに投票してもらいたいんだけど…

(1)代理投票について

家族による代理投票は、できません。

投票所で

ケガをしたため投票用紙に書けません

と申請すれば、選管職員が
「投票コーナーで候補者名、政党名(および国民審査で誰に❌️を付けるのか)」
をそれぞれ確認のうえ代筆してくれます


なお代理投票において選管職員は2名1組で行動し、うち1名は

投票用紙に記入する職員が不正を行なわないか監視する

役目を担います。

⬇️いちおう証拠を

(吹田市選管)


(NHK「みんなの選挙」)

⬆️こちらは代理投票について各種掲載されていますので、
小中学生のお子さんの来年夏休み自由研究用資料
にもなると思います😊


(2)老人ホームにいるウチの爺ちゃん婆ちゃんって投票してるの?

老人ホーム(特養や老健、病院も)のうち、都道府県(政令市も?)選管から

不在者投票施設の指定

を受けていれば、そこで不在者投票ができます。


⬇️いちおう証拠を

(高崎市選管)

なお、老人ホーム等で定めた投票日時には選管から投票会場に立会人が派遣されます。


3.最高裁判事の国民審査は「不信任なら『❌️』」

(1)審査方法について

最高裁判事の国民審査は、新任後最初の衆議院議員総選挙と同時に行なわれます。


この時に問われることは、

辞めさせたい判事

なので、判事を辞めさせたい人に

「❌️」

を付けるだけ。


それ以外は

無効票

になります。


⬇️これも証拠を

(NHKの記事。総務省のは無効票について記載されていなかったので)


なお、法律関係の出版社である新日本法規出版の記事に面白いのが見つかりましたので、貼っておきます。

私は、さらに一歩突っ込んで、判決に付される「補足意見」「意見」「反対意見」を読むことをお勧めします。

これらの意見には、裁判官個人の価値観が如実に表れており、読んでいて大変興味深いです。

判決文は読み解くのに難解な部分もありますが、裁判官が平易な文章で書くよう努めておられますし、随分国民の目線を意識したものになってきているようにも思います。

担当された訴訟に付される意見を裁判官ごとに読んでいくと、

「この裁判官は、被害や権利を主張している個人に寄り添い、どんな権利が侵害されているのかをとことん考える方だな」

とか

「この裁判官は、立法や行政の行為をできる限り尊重し、積極的な判断をしない方だな」

というのが分かります。

(改行は引用者による)



(2)【参考記事】日本経済新聞による、今回対象になっている判事6名へのインタビュー


(3)【参考記事(2)】東京新聞による4名の判事の実績紹介(残り2名は実績無し)



(4)余談


結構昔にネットで見かけた話では、

国民審査では右スミに掲載された判事ほど❌️が付きやすい

なんて話がありましたが、ググってみても出てきませんでした

あまり傾向が変わったとは思えないのですが。



以上、皆さんが投票に行かれる際のご参考になればと思います。


それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました😊


ではでは(_,'" ▽ ")

(⬆️1,483字)



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