今日の御義母様#2

続き。

余りにも買うものが多いので、旦那と一緒に買って夕方二人で持っていく旨を伝えると。

母「ほんならあんた、わたしゃ仕事やけん夕御飯作っちょってくれん?何でもいいわ」

私「わかったー(何で私が)カレーでいいかな?」

母「カレー?正月もカレー食べるに…?」

何でもいいって言ったよねぇ?ねぇ?

私「ダメかぁ。じゃあ何か適当に作るわぁ。」

母「お願いなー」

何でもよくねぇじゃねぇか。


数時間後、別のものを作っていたら母が帰宅。

「あら、カレーじゃねんな?ウチは今日は嫁さんがカレー作ってくれるって職場の人に言ってきたに」


御母様は記憶力をお持ちですか?貴女がカレー嫌だって言ったんじゃなかったですかね?流石です。頭が上がりません。

職場の人に言ってきたにって。言ってきたに。って何でしょう?


私「お母さんがカレー嫌だって言ったやん笑 カレー以外のものやったんやけん、職場の人にちゃんと言ってな笑」←キレかかり

母「そんなんいちいち言わんわー」

…このやろう。(言葉にならない)

御母様はお片付けが大変苦手な方でして、何がどこにあるか見当がつかない。味噌出しっぱなし。開封済の同じ調味料が基本的に3つはある。と言うワンダーなキッチンをお持ちなんですの。

そこで度々「何か作って」と言われる私の身になってお読みください。


我が家のでなく、勝手の分からない台所でおかずをつくるんです。普段より時間は掛かります。何しろワンダーなキッチンですからね。かなり手際が悪かったので、お母様が見かねて手伝って下さいました。

ほうれん草のお浸しが食べたかったのでお願いしたんですが、マジカルクッキングがスタートしてしまいました。

思い付くままの材料を入れ、サラダに仕上げたのです。あら、珍しく美味しそう。

手伝って頂いたので一応お礼とお世辞を言います。

私「お母さん助かりました。ありがとう~。私もお母さんみたいに手早く作れるようになりたいな。」

すると母は調子に乗り

母「私は早く出来ることが取り柄やけんな、アンタいつもそんなに遅いん?大変やな~まぁ経験がものを言うわな」



……


濡れたタオル振り回して顔ぶっ叩いてやろうかと思いましたが、大人です。ぐっと堪えました。

こんなワンダーなキッチンで手早くできる人間の顔が見たい。


野菜を切るスペースも調味料と調理器具が散乱しているのに。私が何度片付けても2週間と持たない台所で作る私の身になって頂戴お母様。

しかも作ってる横で話しかけてくるんですもの。はかどらないはかどらない。


何だかんだでおかずが完成。色々頭に来たので旦那に
「私があまりに手際が悪かったけんお母さんに笑われちゃった(てへ)」
と若干ブリッコしつつ、お母様がいる前で告げ口してやりました。

それを聞いた旦那。腹が立ったらしく

「時間かかって当たり前やねえか。あんなどこに何があるかわからんクソ汚い台所で作るんやけん。yuccoのテリトリーじゃねんぞ、お前はさっさと出来るかもしれんけど。作ってくれよるんやけんありがたく思え。」

ってお母様に言い放ったんですの。

キャーかっこいい(のろけかよ)


私「そこまで言わんでも…(もっと言って)」

母「嫁さんかばって偉い偉い。アッハッハー。」

↑何このすかした感じ。

でもすっげぇスッとした。


その後も自分でお作りになられたサラダの解説に余念が無く、少し散らしたゴボウチップスへの拘りを延々話しておりました。はいはいオシャレオシャレ。

私の我慢が足りないのか、いつもムカムカしてしまいます。結婚とは修行なのでしょう。私はこれに耐えて、成し遂げねばならぬ何かが有るのだと言い聞かせ、毎日過ごしていこうと思います。
そう思えばお母様の言動、行動だってありがたく感じる…かも…しれない。

皆様、お付き合いありがとうございました。次回の修行報告をお待ちください(ストックは山盛り♡)

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