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マレーシアの交通事情(自動車編)
マレーシアは、独自の交通事情と自動車文化を持つ国です。この記事では、マレーシアの自動車に関する基本情報、車両価格、維持費、交通ルール、運転マナーなどについて詳しく解説します。これからマレーシアでの生活や旅行を考えている方にとって、有益な情報となれば幸いです。
マレーシアの自動車市場
マレーシアには、国産車メーカーとして「プロドゥア(Perodua)」と「プロトン(Proton)」の二大ブランドがあります。特にプロドゥアは、日本のダイハツと技術提携を行っており、高品質で手頃な価格の車両を提供しています。その中でも「マイヴィ(Myvi)」は、マレーシアで最も人気のあるコンパクトカーとして知られています。
車両価格
マレーシアでの車両価格は、日本と比較して高めに設定されています。これは輸入税や物品税などの影響によるものです。例えば、プロドゥアの「マイヴィ(Myvi)」は、新車で約RM45,700(約1,562,000円)からとなっています。一方、トヨタの「ヴィオス(Vios)」は約RM76,000(約2,598,000円)から、ホンダの「シビック(Civic)」は約RM109,000(約3,729,000円)からとなっており、輸入車はさらに高額です。
維持費
マレーシアでは車検制度がなく、車両のメンテナンスは自己責任となります。そのため、定期的な点検や整備が重要です。また、年間の自動車税(ロードタックス)は排気量によって異なります。例えば、1,600ccの車両で年間約RM90(約3,077円)、2,000ccで年間約RM380(約12,980円)、2,500ccで年間約RM880(約30,087円)となっています。
ガソリン価格は、RON95(レギュラー)が1リットルあたりRM2.05(約70円)、RON97(ハイオク)がRM3.37(約115円)と、日本と比較して安価です。どのブランドのガソリンスタンドでも、また、高速道路上にあるガソリンスタンドでもこの価格は同一です。各ガソリンスタンドにはレギュラー等の記載はなく番号のみの記載であり、また給油ノズルの色も異なりますので、給油の際は番号で覚える(レギュラー95、ハイオク97)と良いでしょう。
中古車市場
マレーシアにおける中古車市場は活発ですが、修理歴が隠されていたり、メーター戻しが行われている車も散見されます。特に個人間売買は目利きに自信が無い場合は避けたほうが無難です。
10万kmを超える走行距離の多い車両も数多くあり、これは日常的に車移動が多く2万km/年程度がマレーシアにおける平均走行距離の為です。
一方で、人気車などはリセールバリューも良いです。例えば、Myvi(登録後2年経過、3万km)などは、RM50,000などで販売されています。
交通ルールと運転マナー
マレーシアは日本と同じ左側通行で、右ハンドルの車両が主流です。交通標識は国際標準に準拠していますが、マレー語で記載されている場合もあるため、基本的な単語を覚えておくと良いでしょう。例えば、「AWAS」は「注意」を意味します。
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