ASAKO IWAYANAGIでのアフタヌーンティーレポ
りりちゃんの誕生日祝いということで、平日にASAKO IWAYANAGI SALON DE THÉのアフタヌーンティーに行ってきました。
最寄駅は東急大井町線の等々力駅。世田谷区である。
アサコイワヤナギは世田谷区のふるさと納税の返礼品にも選ばれているパティスリーである。ちなみに世田谷区はふるさと納税での住民税の流出額が都内一だとか。マネーリテラシーの高い住民が多いことで逆に苦労しているようだ。
等々力駅北口から線路沿いに東に歩いていくと、2-3分でアサコイワヤナギのグレーを基調とした店舗が見えるが、カフェ利用の場合はそこではなく、手前の路地を入ったところにある保育園のビルの2階のASAKO IWAYANAGI SALON DE THÉに行く必要がある。少しわかりにくいが、脇に外階段がある。
上がっていくと、まさにアサコイワヤナギのグレーを基調とした、というかグレーそのものの店内に辿り着く。テーブルもソファ席もカーテンも、店員さんの制服も紙ナプキンも、お手拭きのビニール包装まで何もかもグレーである。グレー以外のものといえば、食器の白かシルバーだ。あまりに徹底されているため、「ここで生まれ育った子どもがいたとしたらどんな絵を描くのだろうか」みたいなバカ話をしていると、店員さんが来てメニューの説明が。
ドリンクはコース中4種類出てくる。ウェルカムドリンクと、本日のお茶、自分で選べる「お好みのドリンク」、最後のパフェに合わせる「パルフェバンビの為のドリンク」。全て自分で選んで好きなだけ飲むパターンかと思っていたので意外だったが、4杯も出てくれば十分ではないかと思い直す。というか、おすすめを3杯出してもらい1杯だけ好きなものを選ぶというのは、個人的にはむしろバランスが良い。
他の3種がホットだったので、ロイヤルミルクティーのアイスを選ぶ。
店内のBGMは、この内装なら音響芸術のような前衛的な現代音楽やアンビエントミュージックが流れているのかと思いきや、わりかしアップテンポなジャズなど明るめの音楽が採用されているのが意外だった。とはいえここでピアノの単音が響いていたら緊張感がありすぎてスイーツどころではないかもしれないので、あれでよかった。
早速ウェルカムドリンクが運ばれてきた。
大きく切られたローズマリーが入った熱々のホットレモネード。酸味に思わず目が覚める。
続いて、金木犀焙じ茶。大きなポットから注いでくれた。終盤で2杯目が注がれて気付いたが、これはおかわり自由なのかもしれない。
プレートが2皿。丸い大皿にスイーツ、長方形の皿に食事が盛り付けられている。どれも美味しい。銀は生クリームの好き嫌いが激しいのだが、以前ここのクリスマスケーキを食べたときから、すっきりしたアサコイワヤナギの生クリームを気に入っている。
イカ墨のケークサレがパンチが効いている。イカ墨って健康に良さそうだよねという話から、イカに含まれるタウリンや、なぜかタコの8つの脳の話に会話が広がる。「タコは空腹時に自分の足を食べる」「また生え変わるのかな」などとアフタヌーンティーの場に相応しくない話が出たところで、パルフェバンビが登場。こちらも柿やさつまいもをふんだんに使った秋の味。
バンビというフランス語の意味をネットで調べてみると、「子ども」という意味だそう。パフェ自体の大きさは十分あると思うのだが、何が子どもなのだろう。側面の小さい生クリームの並び方が楽しげで、子どもに見えなくもない。
食べ終わりトイレへ。店内は一つのテーブルを小さなスポットライト二つが照らすのみで、かなり暗めの照明だったが、トイレに至っては入り口から真っ暗で男女のサインがすぐには見えないほど。トイレに入ってみると中もなかなか暗く、自動で開いた便座の中だけが煌々と輝いていた。
こちらのカフェでもお茶やスイーツを販売しているようだ。お腹がいっぱいなのと、家に大量の紅茶があるため今回は買わなかった。
等々力駅のホームにはお洒落な雑貨屋さんがあった。さすが東急電鉄。
どれも美味しく、等々力という場所もいい。良い午後を過ごせました。
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