2歳連れ沖縄・石垣島旅行 3日目
6:00 起床
6:30 朝食
8:10 タクシーで石垣港へ
9:30 フェリー出発
9:45 竹富島到着
10:00 レンタサイクルで散策開始
10:15 西桟橋
10:30 コンドイビーチ
11:00 やまもり食堂でランチ
12:00 水牛車
14:30 自転車返却、バス送迎
14:50 フェリー出発
15:00 石垣港にてお土産探し
16:30 フサキ到着
17:30 夕食
19:30 部屋着
今日は早めに起床し、ヴィラ近くの琉球新天地にて朝食。和洋揃っているISHIGAKI BOLD KITCHENの朝食との違いは、洋食の代わりに和食が多いのと、中華料理もあるということ。例えば刺身と酢飯、点心はこちらにしかなかった。
早めに起きた理由は、今日は9:30の竹富島行きフェリーを予約しているため。ではなぜ朝から行くかというと、銀が昔竹富島に行った時に必ず食べていた「竹の子」の八重山そばを食べたかったからである。10:30開店のこの店は、開店前から行列ができるほど人気のため、早めに着いて並んでおかないと娘の腹時計に対応できないと考えたのである。
今回予約したのはフェリーのみ。フェリーと水牛車とレンタサイクルのセットのツアーを予約することも考えていたが、これらは予約していなくても大丈夫そうだったためナシにした。ツアーだとホテルからの送迎もあり楽だが、水牛車のキャパ次第で時間の融通が効かなくなってしまうため、ホテルからはタクシーで、往復フェリーのみ予約してあとは現地で、というスタイルに落ち着いた。
無事に9:10の集合時間に間に合った我々は、ほぼ最前列で乗船。席は選び放題だったので、何となく上階のオープンエアな席に座ったのだが、これが間違い。沖に出ると海風が絶え間なく吹きつけてくるため、息ができないレベル。帰りは室内席にしようということに。
竹富島の港に着いたら、まずは各社レンタサイクルか水牛車のツアーバスに乗り込み市街地まで無料で送ってもらい、そこから散策なり水牛車観光を始めるのが定石。フェリーの出入り口から近かった我々は送迎バスより先に友利レンタサイクルのバス停に到着。
ここは電動自転車が借りられるため、子連れにはありがたい。ボードと紙とペンをもらって車内で必要事項を記入する。
友利レンタサイクルの自転車置き場まで、10分もかからずに到着。まずはバスから降りてルールや注意事項などひと通り聞き、バスに乗り込んだ順に自転車の貸し出し相談を開始。我々は電動自転車・1台は幼児用の前座席付きを希望したが、電動だけでも何種類かあるようで、座席はそこに後付けする形である。鍵はどの自転車にもついておらず(!)、泥除けの番号を覚えておく。無事24インチの電動自転車を2台レンタルできたので、郵便局の近く(市街地の東側)にある友利観光からサイクリングスタート。
とりあえず竹の子の前を通ってその近くの西桟橋まで向かったのだが、そこで衝撃の事実が発覚する。なんと竹の子は我々の旅程まるごと休業となっていたのである。
対策を考えつつ西桟橋へ。なお道中、子供座席つきの電動自転車の運転を、りりちゃん→銀へ交代した。竹富島は珊瑚で出来たゴツゴツの地面を平すために白砂を敷いているのだが、たまに砂が多めの道を通ると自転車のタイヤが取られて転びそうになる。タイヤが太い自転車を借りられる店もあるようだったが、乗っていないのでわからないがあれが竹富島サイクルの一つの正解なのかもしれない。銀に交代して安定感は増したものの、子供用座席が前についているために膝がぶつかって痛い。これはシートを大胆に高くしてマシになったが、かなり脚を開いて漕がなければならないためなかなか慣れなかった。これは誰が悪いとかではなく、子供前乗せタイプの自転車共通の課題なのであろう。
竹富島の中心部の美しい道を西の端まで突っ切ると、西桟橋への入り口が現れる。まだ朝早かったので満潮に近く、とても綺麗で驚いた。水はかなり透き通っており、熱帯魚を桟橋の上から普通に観察することができる。娘もテンションが上がったのか、桟橋の先目掛けて駆けていく。ギリギリを走るので親が慌てて止めるのだが、それが余計に面白いらしくヒートアップ。綺麗で穏やかな景色なのだが、我々は緊張を解けず早々に撤退。なお、平日の午前中でも人がひっきりなしに来ており人気ぶりが伺える。自撮り棒を構えて歩く人も多かった。
西桟橋がこれだけ綺麗だったのなら砂浜はどうなのか、と気になったところで、次はコンドイビーチを目指す。西桟橋から車道をそのまま南方面に走ると、5分くらいでコンドイビーチに到着。こちらも広々として絶景である。
こんな開放的なところでお弁当でも食べたらさぞ良い気分だろうと思っていたところ、ちょうど近くに座っていたカップルも同じことを思ったのか持参したお弁当を広げ始めた。だがその瞬間どえらいことが起きた。どこから湧いたのか、大量のカラスがなんとそのカップルを襲い始めたのだ。
あまりに突然のことで唖然としてしまったのだが、そういえばレンタサイクルの注意書きの中にも「カラスにいたずらされるので自転車のカゴには荷物を入れっぱなしにしないように」という主旨の文言があった。竹富島のカラスは凶暴なのだ。
逃げ惑う彼氏を容赦なく追いかけて取り囲むカラス。東京のカラスはこの辺わきまえており大人しいが、竹富島のカラスは人間が自分たちを恐れることを学習済みなのか、迷いなく襲いかかる。
カップルは怪我することもなくカラスを撒いて事なきを得たが、2人が置き去りにしていたドリンクの近くにまだ一羽。ストロー付きのカップをそのカラスがつつき、倒れてしまったのを遠くから伺っていた彼氏が「終わった…」と小さく呟く。大変気の毒だったが、その場にいた全員が「ここで食事してはいけない」という気付きを得たに違いない。20年前はキッチンカーや出店でフードを買ってその場で食べることができたような気もしたが、気のせいだろうか。それともそういう人間の行いの積み重ねで、こんなところにカラスがのさばってしまったのか。この後コンドイビーチから出る時も、駐輪場の誰かの自転車のカゴの荷物を引っ張り出しているカラスがいた。
気を取り直して波打ち際へ。サンダルに入り込む砂が気になる娘だが、コンドイビーチはなんとか足首くらいまで海に入ることができた。人生初の海水浴は、沖縄・竹富島のコンドイビーチとなった娘。贅沢である。
だがコンドイビーチの砂は川平湾に比べると粗めで、足が気持ち悪かったのか早々にギブアップ。親が抱っこしながら少しだけ波打ち際を散歩。曇りだったからか、10月の海水は少しひんやりしていて気持ちがいい。
少し歩いたところで、娘の「お腹空いた」という鶴の一声により、先延ばしにしていたお昼ご飯探しへ。竹の子はやっていなかったが、りりちゃんが八重山そばが食べたいということで店を探すことに。時刻は11時、そろそろ開店しだすお店も多い。
Googleマップで探してみたところ、「やまもり食堂」というお店のレビューが良さそうだったのでそこを目指すことに。来た道を戻り、なごみの塔付近まで自転車を走らせること5〜10分。着いてみると、屋外のテーブル席4つのうち1つが埋まっているだけ。先客は地元の方のようだった。店員さんは気の良さそうなおばあちゃん。
八重山そば大盛(700円)を2つ注文し、りりちゃんは娘とシェアするということにした。熱々ですぐに出てきた。取り皿や子供用食器を用意してくれ、味も美味しい。娘もガツガツ食べていた。オクラの胡麻和えとたくあんがついてきた。
席は屋外ではあったが屋根がついており、雨やカラスは心配なさそうだ。まもなく満席になり、並んではいなかったが「1時間待ち」などという言葉も聞こえてくる。店内の1/4を占めている我々も急ぎ気味に食べ終わり、外に出てみると「売切れ」の看板が。竹の子以外の店には初めて入ったが、ここももしかしたら結構人気なのかもしれない。
食べ終わる頃、そういえば水牛車の予約をしていないということに気付いた我々。そばを食べ終わってから行ってみようということで昼くらいに竹富観光センターへ。ちなみに2023/10現在、新田観光は人手不足?により休業中なので、竹富島で水牛車に乗ろうと思ったら選択肢は竹富観光センターのみ。駐輪場に着くと、続々と客が港からバスで送られてきている。
何となくその流れに乗るような形でチケット売り場に並ぶと、あっけなく買えた。大人1人3000円。買ったらその場で待って、10分も経たずに乗車になる。
水牛車は縦に細長く、後ろの方に座ると水牛のお尻があまり見えないのだが、後ろや左右の景色は十分に楽しめる。今回はゆいくんという、2種類の水牛のハーフで身体が一際大きな水牛の引いてくれる車に乗ることに。竹富島の集落をゆっくり見ながら、牛使いの人が竹富島の諸々を紹介してくれる。個人的に一番驚きだったのが、竹富島の石垣は珊瑚で、手で積んで作っているという話。中がスカスカなので風を完全に止めるのではなく分散しているらしい。だから逆に沖縄の激しい台風にも耐えるのかもしれない。最後には三線で2曲ほど披露してくれる。「安里屋ユンタ」と「竹富島で会いましょう」という歌だった。
最後に引いてくれた水牛と並んでカメラマンによる記念撮影があり、1500円で台紙付きの写真を買えますよというお決まりのパターンである。昔これ系はよっぽどでない限り買わなかったのだが、娘が生まれてからはなんか毎回購入しているような気がする。今回ももちろん買った。写りが良かったので。
水牛車のあとはしばらく気ままに散策し、気に入ったスポットで娘の写真を撮るなどした。最後は竹富島ぱーらー願寿屋という、屋内席のあるカフェでパフェをいただいた。
屋内の座敷席には子供用椅子があり助かる。食べ終わったらそのまま友利観光へ帰り、自転車を返却。そのまま友利の送迎バスで港へ帰還。
娘が昼寝していたので、そのまま石垣港付近でお土産を探すことに。地元のスーパーやコンビニに行ってみたり、ユーグレナモール付近を散策したり。港から見てユーグレナモールより1,2本手前のアーケード街が、石垣市公設市場を中心に栄えておりお土産探しにいいかもしれない。定番の石垣ラー油や金城製麺のからそばのタレ、石垣の塩などを購入。
りりちゃんがタクシーを見つけて興奮した動きでか、娘が起床。フサキへ帰ることに。フサキでこの日夕食を予約している。レストランはISHIGAKI BOLD KITCHENで、昨日朝食を食べに行ったところである。
早めの時間に予約していたからか、幼い子供連れが多く、我々も含めて近くにまとめられていた。確かに店や料理は大人の雰囲気で、子供の騒がしい声は似合わないはずなのだが、不思議とおおらかな感じもあって子供がいても違和感がない。やはりフサキ全体として子連れウェルカムな雰囲気はあるのかもしれない。
ワインに合うような料理が多く、ドリンクは有料だったがろくに飲めないくせにグラスワイン(白)を注文。結局ステーキが一番美味しかった。あと、グリル野菜につけるアンチョビソースがとても美味しかった。そのほかは、鴨のスモークやカルパッチョ、生ハムなど。デザートも全部美味しかった。何となく食べたかった海ぶどうもあった。子供が喜びそうな料理も多く、娘はきのことベーコンのクリームパスタやカプレーゼ、パエリア、カボチャの冷製スープをよく食べていた。
反省点
・竹の子の営業時間は直前もチェック
・ツアーはなくても現地受付で大丈夫
・フェリー9:30石垣発でちょうどいい
・屋外はカラスに注意
・沖縄産ミネラルウォーター口に合わず
・お土産探しは石垣市公設市場の周りで
・竹富島、幼児連れは夏は屋内席のある店をチェックしておいた方がいいかも
・ATMはゆうちょのみ。現金必須なお店も多いのでおろしておく
・コンビニもないので必要なものは買っておく。ATMや売店は石垣港にある。
・フェリーの屋外席は息できない
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