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年賀状にまつわる、ちょっと考えてみたい話

年賀状を廃止する風潮
加速してますね。

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・ペーパーレスの推進
・義務感が生むストレス
・郵便料金の値上げ
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不要説を後押しする理由は
いくらでもあります。

SNSの普及が早い若者世代にとっては
だいぶ前から年賀状を出す文化が
薄れていました。

そもそも
年賀状の果たしていた役割って
何だったんでしょう?

ちょっと考えてみます。

年賀状の役割①「つながりの再確認」


かつてインターネットも
スマホもなかった時代には、

人との繋がりを確認する
唯一の連絡手段が
手紙やはがきでした。

普段は会えない親戚や旧友、
遠く離れた知人に

「今年もよろしくお願いします」

と伝える手段として、
年賀状は最適だった。

しかし、今はどうでしょう?

・連絡はいつでもスマホでできる
・SNSの投稿で近況が“可視化”されている
・「年に一度の挨拶」の必要性が薄れている

こんな状況下では、
年賀状を出す意味が見直されて
当然ですよね。

年賀状の役割②「感謝を伝える」


「年賀状は、感謝の気持ちを伝える大切な文化だ」
という意見もあります。

でも、目的が
「感謝を伝える」ことだとしたら、
年賀状じゃなきゃダメなんでしょうか?

LINEでも、メールでも、
言葉は十分に伝わります。

スタンプ一つで感謝の想いが
伝わることだってあるし、

何なら「今年もありがとう」
と電話一本かける方が、
よっぽど心が温まるかもしれません。

大事なのは「どの手段を使うか」
ではなく「何を伝えたいか」

年賀状という手段にこだわりすぎると、
本来の“感謝”の気持ちが
形骸化してしまうこともありますよね。

それでも年賀状を続けている人たちがいる理由


とはいえ、すべての人が
「年賀状はもういらない」
と思っているわけではありません。

例えばアーティストやクリエイターの中には、
年賀状を“作品”として出す人がいます。

イラストレーターが
自分の作品を年賀状のデザインにして
ファンに送ったり、

写真家が自分で撮った写真を
年賀状にして送ったり。

そこには、単なる挨拶以上の
「自己表現」があります。

この場合、年賀状は
「メッセージ」ではなく
「アート作品」ですよね。

またアナログの魅力を
大切にしている人にとって、

特に手書きの年賀状なんかは
デジタルツールにはない
“ぬくもり”を持つ表現手段です。

こればかりは、デジタルのスタンプや
メッセージでは代替できないですよね。

AIなら年賀状のアイデアをどう変える?


そして、ここからは
ちょっと未来の話を。

もしAIが年賀状という文化を活かすとしたら、
どんなものが生まれるんでしょうか?

実際にAIにアイデアを聞いてみました。
以下がその回答例です。


アイデア⑴:タイムカプセル年賀状
未来の自分に手紙を送る「未来年賀状」を作成できるサービス。利用者は「3年後の自分」「5年後の親友」「10年後の子供」など、未来の自分や大切な人にメッセージを送る。年賀状はタイムカプセルとしてクラウド上に保管され、指定した年の1月1日に自動的に郵送 or メール送信される。AIが「当時の流行」を再現してくれるため、未来の自分に「懐かしさ」も届けられる。動画メッセージ付き年賀状も作成可能で、未来の自分に当時の自分の「声」も届けられる。企業タイアップで「10年後の自分への応援キャンペーン」を展開することでPR効果も狙える。

アイデア⑵:AIが作る"オーダーメイド年賀状"
AIが自動生成した「自分そっくりの3Dアバター」が登場する年賀状を作成できるサービス。アバターは年齢操作が可能で、「未来の自分の姿」や「昔の自分」も表示できる。顔の写真をアップロードするだけで、AIがアバターを作成。アニメ調、浮世絵調、デフォルメ調など複数のスタイルを選べる。子供の「成長シミュレーション年賀状」や家族全員のアバターを集合させた「家族アバター年賀状」も作れる。

アイデア⑶:年賀NFTマーケット
年賀状の「デザイン」をNFT化して売買できるプラットフォームを構築。イラストレーターやアーティストが「オリジナルの年賀NFT」を作成し、販売。購入者は自分だけの「唯一無二の年賀デザイン」をゲットでき、これをLINEやメールで送ることが可能。NFTの所有者は「年賀状ギャラリー」にもアクセス可能。日本の伝統工芸(浮世絵、和柄)を取り入れたNFT年賀状が観光PRやインバウンドにも使える。

アイデア⑷:リアル年賀ラリー

日本中の神社、観光地、温泉地、商業施設とタイアップし、「年賀スタンプラリー」を開催。各地に設置された専用のAR対応年賀スタンプをスマホアプリで集める。集めたスタンプはデジタル年賀状に変換でき、友達にシェアできる。ご当地の名産品が当たる「おみくじガチャ」がついてくる。神社の「ご利益スタンプ」がもらえるため、神社巡りが活性化。「京都限定」「東京限定」といったご当地スタンプは観光地の集客ツールにもなる。お正月の初詣や旅行に合わせて、ARを使ったリアルイベントを展開できる。特に「家族で参加するスタンプラリー」は、ファミリー層の新たな体験型エンタメとして受け入れられるはず。


いやちょっとすごくないですか、

気軽に聞いた僕を
遥かに凌駕しないでください。笑

とまあこんな感じで
年賀状という文化も意味や形を変えて
変化し続けていくでしょう。

いろいろお話ししましたが、

結局のところ
年賀状を送る送らないかは
個人の自由。

大切な人とのつながりは、
年賀状の有無では変わりませんし、

「手書きで気持ちを伝えたいな」
と思ったら、気軽に出してみてもいい。

今年もLINEで軽く挨拶する?
それとも、思い切って手書きの年賀状を出してみる?
もしくは、いっそ“何もしない”という選択も。

何を選んでも、あなたが
大切な人とつながるための
選択肢の一つです。


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