「その着せ替え人形は恋をする」の後に「明日ちゃんのセーラー服」という変態アニメをやっていた皇帝時間(エンペラータイム)
一時期、アニメ会社の「ClovaWorks」(くろーばーわーくす)が狂ったように作画がイカれたアニメをやっていた時間帯があった・・・
確か2022年の1月から3月までTOKYO MXで日曜日の24時から25時までの間でこの二本だったと記憶している。
「その着せ替え人形(ビスクドール)は恋をする」と
「明日(あけび)ちゃんのセーラー服」
・・・・の二本がアニメ史上類を見ない異常な作画の作品だった。
最初に書いた「その着せ替え人形(ビスクドール)は恋をする」のほうは、まだ普通に作画が気合い入っていてヒロインの喜多川海夢(きたがわ まりん)ちゃんが(五条くん含む)可愛いアニメで説明がつくのだが・・・・
この五条くんと海夢ちゃんが渋谷で服買う話(10話)が面白い。
こんなチンピラが着そうな和柄のシャツ着せて
「ん!!」
・・・とか流石にこれはねーだろ・・・( ・ิω・ิ)と思いきや
「似合いしゅぎる〜」「全部だいしゅき過ぎる〜」・・とかマジかと。
まだここまでは作画に気合いとスタッフに愛が感じられるアニメーションの域で説明がついたのですが・・・
だが問題は後者の「明日ちゃんのセーラー服」というアニメで、これが
異常に変態的な作りの凄さの質で過去に語り継がれても良いアニメ
オープニングを見ただけでも分かりますが一番極まっているのは公式のPVで
一体絶対「CloverWorks」のどの特殊部隊がやっていて、どれだけの費用が掛かっているんだっ!?
・・・と、当初自分は体に戦慄が走らずにいられなかった。
オープニングを見ても原作絵をそのまま狂気的なクオリティーでアニメーションに落とし込んだアニメを、自分は20年以上アニメーションを見てはきたが「SLAM DUNK」や「ドラゴンボール」以外にこれだけの再現でアニメ化されたパターンをぱっと思い浮かばない。
確かにアニメーションスタジオ一つとってもアニメに関わるのは複数の班やチームはいると思われますが、この作画を12話保ち続けたCloverWorksの担当チームが何をどう本気を出したか、2024年の3月3日の今でも謎のまま・・・相変わらずこの作画の質を見れば見るたびに今でも狂気と戦慄が止まらない。アナログとデジタルとなんか特殊な技術を使っている痕跡もないしCGなんて使われたワザとらしさもない・・・なんて恐ろしいものなのか。
それと女子中学生の青春が眩しすぎて自分の存在がいかに邪悪な生命体なのだろうかっ!!・・・と( ・ิω・ิ)
この異常なまでの作り込みと気合い、フェティッシュな健全的なエロさ・・・今ではこの原作者とスタッフにどのような打ち合わせがあってどのようなスタッフが集まって、どれだけの費用が掛かったのかは分かりませんし、自分は次回作があって全く同じスタッフが関わって同じクオリティーで全く2つの作品がやるならば、自分はどんなに忙しくとも時間まで風呂に入って次の日の仕事の準備をしてアニメを見てすぐに寝れる環境で見る・・・いわば
今、全裸待機して見る事を誓うわ( ・ิω・ิ)
まぁ全裸待機の本当の意味は違うんですけどね・・・
「その着せ替え人形は恋をする」の続編は決定したらしいんですが「明日ちゃんのセーラー服」の情報は未だ無し。
多分アレはかなり特殊な制作環境で作られた奇跡だったのか・・・もう続編はあり得ないのか・・( ・ิω・ิ)
このYouTuberが「明日ちゃんのセーラー服」に関して自分が書きたい事を言ってますので見てみては?
しかし昔から言われてますが、このような奇跡的な作品を生まれる環境を作る為に、粗悪な作品を乱立するだけのアニメなんて各社やらないほうがいいんですが、全くそういう流れにはならないんですよね・・・「粗製濫造」とはまさに今のアニメ業界そのものなのが全く改善する気配すらないので無理なのかも・・・( ・ิω・ิ)
● 2024年3月3日 長尾 亮