「蒼き鋼のアルペジオ」を見て分かってしまった・・・今であれ、キャラにCGは絶対に使ってはいけないのだと
先程、前に言ったアニメ「蒼き鋼のアルペジオ」をテレビ版12話と劇場版を見終わったんですが、正直な感想を率直に言わせていただきますと
● 非常に勿体無かったアニメだった
・・・と言わざるをえない感想だった。
このアニメ、戦艦などのメカニックやキャラは非常に魅力的で素晴らしいのだが、いかせん致命的な弱点があって
「キャラを完全に3DCGで描かれている」
・・・点なんです。
いや、自分はアニメに3DCGを使う事自体を全否定している訳ではない・・・否定しているわけではないが、はっきり言ってキャラにCGを使う事は自分は完全な悪手だとしか2023年6月12日の今でも思えないのだ。むしろこのアニメ、キャラだけでも手書きにしたならもっと当時話題になっていて「跳ねていた」のではないかとすら思う。
正直な意見を言うと・・キャラ以外のメカニックのような無機物なら全然CGを使う事は構わないのだが、生き物のようなキャラに使うのは正直自分はやってはいけない行為だと思う・・・要は使い方なのだと。
この「蒼き鋼のアルペジオ」は放送されたのが2013年・・・今から10年も前になる。そこで君らはこう勘違いするのではないだろうか?
「それは10年も前のCGという、技術的な問題なのでは?」
いや、残念ながらアルペジオはあの時代であってもCGの技術は今と殆ど見劣りはしない出来でチカラが入っていて、よくここまでキャラを3DCGに落とし込んだなと見ていて思った・・・思っていたのだが残念ながら
● 人間の脳が見た情報を処理して不自然なものを見たときの「違和感」を感じる部分が脳内から無くならない限り、それを自然に感じる事は無い
人間は自然なものの中に手を加えた「不自然」な部分に違和感を絶対に覚える。手書きの中にいきなりCGが捩じ込まれた時の「ウッ!!」・・・という、脳がそれを認めない違和感。他の例を挙げるのならば
人間でも整形して自然な顔に手を入れて弄って不自然なものを見たときに対するいわば
「嫌悪感」
・・・と言ってもいい違和感を感じるというのと同じ思考ルーチン。人間は違和感を感じるのは理屈じゃないんですよ。
これはアニメだけでなく世界の映像技術がいくら進化しようても人間がそれを異質だと思う限り、手書きで命を吹き込んだ映像には勝てないのではないか?
いや自分で言っておいて何ですが、アニメにとって「手書き」と「CG」は同じ土俵で勝負するというのが既にナンセンスなんだと思うのですが、やはり手書きのキャラや動きにはCGには絶対に無い
自然なものが生み出す暖かさや呼吸、温度がある
この風の谷のナウシカに出てくる
この飛空艇も動いているのを見ると全体に鳥肌が出てきてゾワゾワするという命を吹き込んだ映像でないと感じえない。これをCGがいくら技術を上げようが費用を掛けようが表現出来るイメージが沸かない。
最後に・・・このアニメを制作している「サンジゲン」という会社も3DCGでアニメを作る専門の会社らしいのですが、このアニメ制作例を見ると・・・・メインが「バンドリ」だけだったり・・・もうヤバい匂いしかしない( ・ิω・ิ)
まぁ終わったアニメに対してアレですが、キャラとしては自分がお気に入りの
この劇場版で出てきた、霧の生徒会の「アシガラ」ちゃんをCGではなく手書きで見たかったんですが、本当に勿体ない( ・ิω・ิ)
最初にも少し触れましたが、これが放映していた当時のまとめサイトやメディア展開を色々漁って見た限り、艦これやガルパンのようにイマイチ人気が出ずに「跳ねきらなかった」のは、やはりこのキャラを3DCGにしてしまったのが原因だったと思います。
しかし今回で思いましたが、人間の「不自然なものを見たときに感じる違和感」の感情を司る脳の部位はどこなのか?個人的に調べてみようと思います。あと当時言われてて笑ったんですが、メインヒロインであるイオナさんの衣装が
すべての方面からテレビ版から「何故変えた!?」・・・とか言われまくってて確かにそうだなと。完全にテレビ版のほうがデザイン的にも可愛かったのに・・
何故変えた?( ・ิω・ิ)
● 2023年6月12日 長尾 亮
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