「闇金ウシジマくん」で山田孝之の少年時代を演じる子役に、才能が消えてゆく時の狭間を見た
自分はドラマのウシジマくんは最初から追っている訳ではありませんが、このウシジマくんこと「丑島馨」(うしじまかおる)の少年時代を演じている子役・・・名前を調べてみると
「狩野見恭兵(かのみきょうへい)」
・・・という子役で、まずこのウシジマくんの少年時代の動画を見ていただきたい。ま、このウシジマくん映画がやっていたのが結構前なので、「元」子役というのが正しいと思いますが。
もうね・・・・
凄くね?
なんというか・・・こう・・・
「山田孝之が演じる丑島馨(うしじまかおる)の少年時代」を完全に役に落とし込んで演じている
・・・と脳裏に焼き付ける、そう演じている
「説得力」
・・・がある。これは・・・凄い(元)子役が出てきたな・・・と。
その説得力というのは自分も過去に歌手の「森口博子」さんを取り上げた回でも使ったのですが、歌手の歌唱力に人々を納得させる説得力があるのと同様、要は
「山田孝之演じるウシジマくんの子供の頃はこんな感じなんだろう・・・」
・・・という消費者のイメージを具現化したと「感じた」説得力とでも言おうか。このウシジマくん独特の低い声に抜身のナイフのような雰囲気・・・この子役をセッティングした関係者はよく発掘してきたなと。・・・ウシジマくんの山田孝之もですが。
この少年時代が・・・
まさに誰も文句を言わせない納得のキャスティング( ・ิω・ิ)
これだけの逸材、今でも芸能界で活動していたら山田孝之並の役者になっていたと思います。子役だけでなく演技が出来る俳優なんてここ何十年も自分が印象に残る人間なんて皆無といってもいい。その中で明らかにこれだけのインパクトを与えられた人間は明らかにそこらのモデル崩れの副業ばりや、アイドル引退崩れの道楽で囓ってる俳優もどきと一緒のカテゴリで括るのは完全に失礼である。
「全く芸能人に興味を持たない自分が興味を持っている」
・・・この自分の事実が彼の実力の証明になるだろう。
しかし残念ながらこの「狩野見恭兵(かのみきょうへい)」君は
「現在芸能界を引退しているのが衝撃的」
・・・なんですよ。その理由は明らかになっていませんが、自分が他にやりたい事があったのか、経済的に続けられない理由があったのか・・・そこは彼自身に直接聞かないと真相は闇の中なんですが、やはりこれだけキャラクター性に恵まれた人間でも俳優を続けるには最低でも親が経済的に太いのが最低条件であって、俳優だけでなく声優やなんでもデビューからいきなり売れるわけではないからね・・・・まぁこれだけやって他にやりたい事があったという線はあり得ないかな。
しかし今回で自分が最後に言いたいのは
「いくら才能が生まれつきあろうが、それを続けられる環境があってこそ」
・・・という・・・難しい現実を世間の狭間で見た。
しかしこんな俳優はそうは出ない・・・本当に残酷で残念な次第だったと。
● 2024年2月11日 長尾 亮
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