【elf HTXシリーズ】レース専用オイルの寿命は?粘度は?公道で使えるの?
elf HTXシリーズはフランスの総合エネルギー企業であるTOTAL社のレーシング部門にて開発されているレースで、勝つことを目的としたオイルです。
今回は世界中のレーシングチームで使われているelfのレース専用オイル HTXシリーズについて解説します。
お客様より頂くお問い合わせで多いのがレース用オイルの寿命についてです。
鈴鹿8耐やWSBKなどで使用されているHTX 3835を例に挙げると、1000kmまたは3か月以内でのオイル交換(!)が必要となります。
※最大限のパフォーマンスを引き出すためにはレース毎でのオイル交換が必要です。
ライフサイクルが短すぎる!と思われるかもしれませんが、
その性能はYZF-R1など、近年のスポーツバイクに純正採用されている【DLCコーティング】されたパーツとの相性がよく、レーシングエンジンも含め~19,000rpmまでサーキットでの使用でも確実にエンジンを保護します。
また、HTX 3835の場合ですと製品に表記されたオイル粘度は5W-30と柔らかく、サーキットや公道での使用に関して少し不安に思われるかもしれません。
しかし、高温時の粘度(HTHS粘度)は40番手のオイルと同等の硬さになります。
HTXシリーズはレース用オイルですので、一般的なオイルが持っているようなJASO:MA2やAPI:SLといった性能規格はありませんが、交換時期さえご注意頂ければストリートでも十分にご使用いただけます。
ここ一番の時に、世界中のレーシングシーンで使用されているelf HTXシリーズをあなたも使用してみませんか?
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