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みんな何かしら抱えてる

 Huluで何気なく見始めた「過保護のカホコ」。はぁ?と耳を疑うようなことを言う人にもその性格や考え方に行き着いた何かきっかけや原因のようなものがあるなと感じました。

 今日見たのは4話でちょうど、父親の正高さんが終盤に本音をぶちまけたところで話は終わり、5話へ。正高さんなりに家族のためを思い、行動してきたが妻やカホコには都合の良いときだけ利用される毎日に対して、ついに「もう俺は疲れた」とブチギレる。この爆発してしまう感覚は、まだ家庭を持ったことない自分でも少しわかる気がします。

 例えば、相手のために良かれと思ってした行動をその相手は当たり前のように素通りしていく、そのときにかんじる憤りと感覚が似ているんじゃないかなぁと思います。別に見返りが必ず欲しいわけじゃないんです。でも、「相手にしてもらって当たり前」の考えで他人と関わっている人を見ると、どんなときでも何か力になろうという考えの僕にとっては危険な存在になります。体力を無駄に吸い取られてしまうからです。       

 正高さんが今回、爆発したことで妻の泉さんとカホコには気づくターニングポイントになってほしい。今までの自分たちは、正高さんとの関わりを大事にしていたのか。自分たちは正高さんから吸い取っていただけではなかったのか。5話含めこれから、どんな風に過保護家族3人のつながりが進化していくのかとても楽しみです。
 
少し話が逸れてしまいましたが、優しい正高さんが爆発するまでに至ったのは、都合良いときだけ利用されてきたことが大きな原因でありきっかけであった。
泉さんがカホコに過保護になっているのにも、過去に不妊治療などカホコが産まれてくるまでに様々な苦しい体験を経験してきたからで。
カホコ本人は両親から過保護にされてきたことが自立を遅らせてきた原因のような1つでもあると思います。
みんなそれぞれに今、そうならざるを得なかった理由が必ずある。
その理由のせいにして自分の都合を他人に押し付けていいことにはならない。けど、でもお互いにその理由やきっかけを知ることで少しでも許せたり、歩み寄れるきっかけが作れるんじゃないかなと思います。

「人は簡単には変われない、でも他人と関わるとその人は変わる、変えるきっかけができる」 このことをどんなときも忘れたくないなと思います。

・写真 引用
「 https://s.cinemacafe.net/article/2020/05/22/67198.html 」

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