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クロアチア代表について

今回はサッカークロアチア代表(バトレニ)について現状と今後に期待することなどについて浅く素人目線になりますが、まとめてみたいと思います。

2018年ロシアW杯準優勝🥈、2022年カタールW杯3位🥉と歴代サッカー史の中でも輝かしい成績を残したクロアチア代表ですが、2024年のEUROでは1勝も手にすることが出来ずに大会を後にするなど苦労しています。

クロアチア代表の現状と今後

まずは苦戦を強いられている現状についてですが、やはり1番大きな原因は選手の高齢化です。
特にクロアチア代表の象徴である中盤ルカ・モドリッチ、マルセロ・ヴロゾヴィッチ、マテオ・コバチッチの中で全盛期を迎えるコバチッチ以外の2人の衰えは今のクロアチアの成績に大きく響いています。
この中盤の影響が大きすぎたが故に世代交代に失敗しているのが今のクロアチア代表の現状です。
そしてメンバーが入れ替わってしまったことでチームの強みであるチームとしての経験値が減少してしまい、攻撃の起点になれるモドリッチら中盤を中心とした戦術が機能しなくなってきたように思われます。
先日、ヴロゾヴィッチの代表引退が発表されてまた1つの時代が過ぎて行くを感じますね。

次にストライカーの不足です。
これはマリオ・マンジュキッチが引退して以降の問題でもあります。
ここまでW杯やEUROで起用されてきたペトコヴィッチやブディミルはいまいち結果を残すことが出来ずにいる印象で、現メンバーの中ではクラマリッチが1番適任かなとは思います。
ただ、個人的にはクラマリッチはシャドーやトップ下での起用を見てみたいです。


ここからは少し明るい話題になります。
既にW杯で実力を発揮したヨシュコ・グヴァルディオルや昨季のレヴァークーゼンの躍進に貢献したヨシプ・スタニシッチは知っている人も多いかと思いますが、ザルツブルクで一定の成績を残してレアル・ソシエダへと新加入したMFルカ・スチッチやのディナモ・ザグレブにて10番を背負うマルティン・バトゥリナを筆頭に有望な若手も少しずつ出て来ています。


今夏のクロアチア人選手の主な移籍

マリン・ポングラチッチ

身長:189cm
年齢:26歳(1997年9月11日)
ポジション:CB
利き足:右

移籍元:レッチェ(セリエA)
移籍先:フィオレンティーナ(セリエA)
移籍金:¥19億
市場価値:¥10億

FotMobより
マリン・ポングラチッチ

ネディリコ・ラブロビッチ

身長:194cm
年齢:24歳(1999年10月10日)
ポジション:GK
利き足:右

移籍元:リエカ(クロアチアリーグ)
移籍先:アウグスブルク(ブンデスリーガ)
移籍金:¥3.6億
市場価値:¥6.3億

FotMobより
ネディリコ・ラブロビッチ

ボルナ・ソサ

身長:186cm
年齢:26歳(1998年1月21日)
ポジション:LB
利き足:左

移籍元:アヤックス(エールティヴィジ)
移籍先:トリノ(セリエA)
レンタル移籍
市場価値:¥11億

FotMobより
ボルナ・ソサ

マルティン・エルリッチ

身長:192cm
年齢:26歳(1998年1月24日)
ポジション:CB
利き足:右

移籍元:サッスオーロ(セリエA)
移籍先:ボローニャ(セリエA)
移籍金:¥10億
市場価値:¥4.3億

FotMobより
マルティン・エルリッチ

ルカ・スチッチ

身長:185cm
年齢:21歳(2002年9月8日)
ポジション:DM
利き足:左

移籍元:ザルツブルク(オーストリアリーグ)
移籍先:レアル・ソシエダ(リーガ)
移籍金:¥14億
市場価値:¥21億

FotMobより
ルカ・スチッチ

期待の若手選手

ルカ・スチッチ

所属クラブ:レアル・ソシエダ(ラ・リーガ)
身長:185cm
年齢:21歳(2002年9月8日)
ポジション:DM
利き足:左

昨季成績(オーストリアリーグ)
出場試合数:22試合
ゴール:3
アシスト:6
平均評価点:7.60

FotMobより

ルカ・ヴスコヴィッチ

所属クラブ:ウェステルロー(ベルギーリーグ)
身長:193cm
年齢:17(2007年2月24日)
ポジション:CB
利き足:右

昨季成績(ポーランドリーグ)
出場試合数:14
ゴール:3
アシスト:1
平均評価点:6.85

概要
2025シーズンよりトッテナムホットスパー(プレミアリーグ)への移籍が決まっている

FotMobより

マルティン・バトゥリナ

所属クラブ:ディナモ・ザグレブ(クロアチアリーグ)
身長:172cm
年齢:21(2003年2月16日)
ポジション:AM
利き足:右

昨季成績(クロアチアリーグ)
出場試合数:32
ゴール:5
アシスト:5
平均評価点:7.44

FotMobより

ガブリエル・ヴィドヴィッチ

所属クラブ:バイエルンミュンヘン(ブンデスリーガ)
身長:180cm
年齢:20(2003年12月1日)
ポジション:LW
利き足:右

昨季成績(クロアチアリーグ)
出場試合数:27
ゴール:7
アシスト:3
平均評価点:7.05

FotMobより

アントニオ・ティクビッチ

所属クラブ:ワトフォード(イングランドリーグ2部)
身長:195cm
年齢:20(2004年4月21日)
ポジション:CB
利き足:左

昨季成績(セリエA)
出場試合数:1
ゴール:0
アシスト:0
平均評価点:ーー

概要
バイエルンミュンヘンからワトフォードへの期限付き移籍

FotMobより

ディオン・ベーリョ

所属クラブ:SKラピードウィーン(オーストリアリーグ)
身長:195cm
年齢:22(2002年3月1日)
ポジション:CF
利き足:左

昨季成績(ブンデスリーガ)
出場試合数:26
ゴール:2
アシスト:0
平均評価点:6.33

概要
アウグスブルクからSKラピードウィーンへの期限付き移籍

FotMobより


クロアチア代表のシステムと召集メンバー

EURO2024召集メンバー(所属クラブは当時)

監督

ズラトコ・ダリッチ

GK

1 ドミニク・リヴァコヴィッチ(フェネルバフチェ)
12 ネディリコ・ラブロビッチ(リエカ)
23 イビツァ・イブシッチ(パフォス)

DF

2 ヨシプ・スタニシッチ(レヴァークーゼン)
3 マリン・ポングラチッチ(レッチェ)
4 ヨシュコ・グヴァルディオル(マンチェスターシティ)
5 マルティン・エルリッチ(サッスオーロ)
6 ヨシプ・シュタロ(アヤックス)
19 ボルナ・ソサ(アヤックス)
21 ドマゴイ・ヴィダ(AEKアテネ)
22 ヨシプ・ユラノビッチ(ウニオン・ベルリン)

MF

7 ロブロ・マイェル(ボルフスブルク)
8 マテオ・コバチッチ(マンチェスターシティ)
10 ルカ・モドリッチ(レアルマドリー)
11 マルセロ・ヴロゾヴィッチ(アルナスル)
13 ニコラ・ヴラシッチ(トリノ)
15 マリオ・パシャリッチ(アタランタ)
18 ルカ・イヴァヌシェツ(フェイエノールト)
25 ルカ・スチッチ(ザルツブルク)
26 マルティン・バトゥリナ(ディナモ・ザグレブ)

FW

9 アンドレイ・クラマリッチ(ホッフェンハイム)
14 イヴァン・ペリシッチ(ハイドゥク・スプリト)
16 アンテ・ブディミル(オサスナ)
17 ブルーノ・ペトコビッチ(ディナモ・ザグレブ)
20 マルコ・ピアツァ(リエカ)
24 マルコ・パシャリッチ(リエカ)

ネーションズリーグに向けて召集された最新のメンバー(2024年8月19日)

Twitter(X)@HNS_CFFより

クロアチア代表のシステムと戦術

ダリッチ監督が採用する主なシステムは4-3-3

EURO2024スペイン戦のスターティングメンバー
FotMobより

EUROで使用していた戦術

・両WGの孤立
・CBの距離を空けての守備
・常にカウンターを狙う速攻戦術

しかし、この戦術もあまり機能しているようには見えず、EUROの3試合ではクロアチアらしくない個人のフィジカルで勝負しているような印象でした。

攻撃面
ビルドアップで味方とポジショニングが重なりパスが繋がらなかったり、スペイン戦では、カウンターに上手く人数をかけれずにスペインにボールを保持される時間が続く。

守備面
味方とポジションが重なっている場面が多々みられ、ディフェンスに空きが出来ている状況が目立つ。
アルバニア戦でのクロスからの失点もディフェンスに空いていた穴を上手く対応できずに失点。

書き連ねていくと痛感するのですが、試合内容でのプラスな部分はEUROの中ではあまり無かったように思われます。


最後に

最後に今後のクロアチアに期待することになります。
2018年W杯での選手たちはほとんどが代表を引退し、残るメンバーも片手で数えれるくらいしか残っていません。
暗黒期というかなり厳しい時期に入っていますが、プラスの要素もありますのでクロアチア代表の復活を楽しみに待ちたいと思います。
ダリッチ監督の手腕に期待です。


参考

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