BBO練習会 6の台のオープンに対するX
CIV6無料ダウンロードの罠にはまって、毎日睡眠不足なKKTです。
ドラフトマッチ3rdシーズンが始まりました。今回はレギュラーペアリングでの試合で、自分は日本リーグのパートナーと組んでの出場です。第一試合は今日の17時なのでちょっと緊張してます。
月曜日に対戦チームと練習試合をしました。BBO練習会での12ボードマッチから気になったハンドをいくつか振り返っていきます!
3番手の1Mオープンに対するINV
あなたはWEST。
4番ボード、both vul 1番手
963
KQJ54
K83
83
P-(P)-1S-(2C);
?
What is your call?
実際のハンドは下です。
実戦では3CでINVして3Sになりました。ハートリードをダミーで勝ってスペードフィネスとしたので4ダウンコースでした。プレーについてはメイクを諦めてSA,Sxとしてスペード2敗を受け入れ、ハートを取り逃さないようにするのが良かったかもしれません。
後からこのハンドを振り返ってみると、WESTは2の台でINVできない場合にはINVせずが良いのかなと思いました。
3rdハンドのオープンなので弱い可能性もあって3Sは危ないかもしれないです。また、ハンドがそんなには強くないので、2Sに対してINVしてきたときだけ4Sを目指すとしてもなかなかゲームルーズしないように思います。バランスハンドなのでパートナーにエクストラバリューが無いとゲームは厳しそうという判断です。
また、2Hでハートを示すのも面白そうです。敵のコントラクトになったときにパートナーからハートリードしてもらえますし、フィットすればハートを切り札にしても良さそうです。自分たちは2Dでハートを示すことにしていて、1S-(2C)-2D;2H-2Sという展開でH+Sを示すのを狙えるので、これが良かったのかなと思いました。スペード示せなくなるリスクがあるので一長一短ですが。
続いて、
IMAX 3Cの使いどころ
あなたはEAST。
7番ボード、both vul 4番手
Q
AKJ96532
K
KJT
(P)-P-(P)-1H;
(P)-1NT-(P)-?
1NT=S5+
Plan the bid.
ハートのスラムトライをするかどうかのジャッジでした。スラムに必要なカードはSA,HQ,DA,CA,CQあたりから3~4枚必要です。
テーブルでは、パートナーはパストハンドでスペードがメインスーツなので、おそらく持っていないだろうと考えて4Hをビッドしました。
全体の配置は下です。
良いところに3枚有って6Hは鉄板でした。
終わった直後はまあ仕方ないかなと思ったのですが、反省会の時に自分たちはこのビッド展開でIMAX3Cを使っていたのでトライできたかもしれないと思いました。下記のようにハート1スーターのスラムトライを展開すると、
1H-1NT;3C-3D;3H
3Hから4Hまでの間のスペースが結構広いので、オーバーランを防ぎつつトライすることが出来ます。実際のハンドなら
1H-1NT;3C-3D;3H-4C;4D-5D;6H
1H-1NT;3C-3D;3H-4C;4D-4NT;5H-6H
という展開で6Hに到達できたと思います。オープナーは4Hを越えない程度で頑張り、レスポンダーはかなりいい手なら4Hを越えていく感じです。
ただ、いくらスペースがあるとはいえオーバーランの危険は有るので、8割がたベスコンになりそうな4Hをビッドするのも実践的なのかなとは思います。
続いて、
6の台のオープンに対するX
あなたはEAST。
9番ボード、we vul 2番手
AKQ73
JT94
KQ
97
(6D)-?
What is your call?
まあまあ強くて落ちそうなのでXしてみました。
実際のハンドは下です。
こちらの6Hxが1ダウンでした。そもそもXの約束が怪しく、パスしたらフォーシングパス、Xしたら弱い手~微妙な手となっていたみたいでした。
テーブルではXする基準が曖昧だったので、プロに聞いてみると、こちらに何かありそうなくらい強ければXというのが普通で、例えば下の手ならXするのが良いみたいです。
AQxx
AKxx
xx
KQx
たしかに強い手でアクションする方が直感的に分かりやすく、スコアも安定しそうな気がするので、こっちの方が良いように思いました。この基準なら今回の手は簡単にパスできそうです。
高い台でのXの期待値を守るためにも、こういうところの基準はしっかり持っておかないといけないと思いました。
最後に、
オープニングリードの選択
あなたはEAST。
12番ボード、they vul 3番手
KQ9642
T84
52
K2
P-(1H)-2S-(3H);
P-(4H)///
What is your lead?
実際のハンドは下です。
SKリードはメイク、Dxリードはダウンの配置でした。実際には表裏どちらもSKを打って4メイクされという結果でした。
後から振り返ってみて、このハンドはダイヤリードが良さそうだと思いました。パートナーは3Sをビッドしていないのでスペードは2枚以下だと想定でき、敵にSAもSJもどちらも有ることが多そうで、KQから打つのもリスクがありそうです。ダイヤの方はパッシブで、かつパートナーにDAかDKが有ればダイヤのラフも狙うことができるので、攻防の一手として良さそうです。最近はこういうのでアナーを打ってよく失敗していて、過去の教訓から下のような格言を作りました。
微妙な手ではパッシブに。狙いがあるときにはアタッキングに。
なかなかうまくできたと思ってます。しばらくはこの格言でやっていこうと思います。
以上となります!
練習試合は38-20で勝ちました。本戦も頑張ります。