【ブリッジ】2022振り返り
急いでふるさと納税を済ませたKKTです。
今年出た試合を振り返ってみます。今年は5年ぶりくらいにユースの国際試合に出てみたり、ユース時代は組んだことがほぼ無かったHプロとパートナーになって日本リーグに出てみたり、いろいろ経験出来て良い一年でした。試合に出た数も去年より多かったので、良いハンドも悪いハンドもたくさん生まれました。今回は失敗したハンドと成功したハンドを1~5位までコンパクトに書いていきます。
失敗したハンド
5位 切り札リードで失敗した5m(6m)
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似た失敗だったので二つまとめて。どちらも相手のラフィングバリューを削るのを狙って切り札リードして、ルーザーを消されてしまってメイクという結果になりました。どっちのハンドも切り札を2枚持っていて、相手にとって切り札のブレークが良さそうだしラフィングバリューを削るのは厳しかったです。こういうハンドは取り切りを狙うのが吉。
4位 思い出の7D
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ワールドユースのBAM決勝の最終セッションのハンド。ウエストのダイヤへのリードショーイングを見て、7Dでサクリファイスしてみました。最終セッションだったこととか、ペア戦で7Sのサクリファイスができなかったこととか、7Dを試したい気持ちにも後押しされてビッドしました。後悔は少ないし思い出にも残ったので「試合には負けたけど勝負には勝った」感はありました。でもジャッジが感情に左右されるのは良くなかったなーと、冷静に反省する自分もいます。
3位 Play INDIV with Donatti
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ワールドユースの最終日、インディビジュアルでDonattiと組んでプレーしたハンドです。自分はイーストにいて、2Hかパスかのジャッジで2Hを選んでしまいました。パートナーがDonattiなら、トラップパスからの1NTにXとか、バランシングポジションで巧みなアクションをしてくれることが期待できるのでパスするべきでした。正直こんなチャンスは二度と巡ってこないでしょうから後悔レベルとしては一番です。ただ、Donattiに「sorry」と言ったら「nevermind」と返してくれたのが嬉しかったのと、2Hでもスコアは良かったから失敗レベルは低いので3位。
2位 日本リーグの6C
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1Sオープナーの裏からQxxxのスペードを打ち込んでメイクさせた6Cです。読みももちろん悪かったのですが、恐怖心に負けたのがもっと良くなかったです。「パートナーがSA持ってるのにスペード出さなくて作られたらどうしよう」と考えてそのままスペードを出してしまいました。
このハンド以降、考えた結果失敗しても良いし後でパートナーに怒られても良いから、ちゃんと考えて納得する決断をするように変えました。変えてからはディフェンスもパートナーシップも良くなっていると自分は思ってます。
1位 ペア決勝の3Hx
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ワールドユースのペア戦決勝、チームメイトの日本ペアと対戦したときの3Hxです。雰囲気でジャッジして大失敗しました。よく考えれば、パートナー(ウエスト)は5枚スペード持ちですし、NSは自発的にハートをビッドしているので3Hは悪くないコントラクトになってそうですし、自分のハンドはスラムに向いていて強いので4Cとか4Hとかでスラムトライするべきでした。「情報を整理して丁寧に配置を読んでビッドする。」ビッドの基本ですが、こういうのをちゃんとやるようにしたいです。
次は成功したハンドです。
5位 Donattiから100%取った4Hx
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このハンドは自分は3Sと言ってみただけで、むしろパートナーのペナルティダブルの方が上手だった。Donattiの頑張り2Hとノースのオーバービッドが噛み合ってトップボード。パートナーと上手く協力して嵌めて、Donatti相手にトップボードを取れた嬉しさによって、強烈に思い出に残ったから5位。俺はDonattiのファンなのかもしれない。
4位 DQドロップ
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パートナーのDAリードに対して、サウスのディフェンスの方針を考えるハンド。ビッドからウエストはハートワンスーターでクラブショートだと分かるので、取れるカードはパートナーのDKか、自分のSAどちらか。ウエストはイーストのダイヤコントロール無しを見て6Hにジャンプしているから、SA取れるのが本命だと分かる。ダイヤは見込み薄と判断してDQ捨ててSA示唆。パートナーはそれを見て正しくスペードシフトしてくれて良かった。と思ったのですが、「DQ出る前からスペード持ってました」とコメント。プロのキャリースキルは流石でした。
3位 まさかのクラブショーアウト
![](https://assets.st-note.com/img/1672467716808-wQHutVQ6MC.png)
CAリードしたらまさかのディクレアラー7枚クラブが判明したハンド。ディクレアラーのシェイプは5xx7。ディフェンスプランはクラブラフとハート出してパンプのどちらかだが、クラブラフは即落ちが見えにくい。こちらはマイナーを両裏で抑えていて、ディクレアラーは自分からクラブを出さないとトリックがショートしそうだから、パンプしてじっくり守るのを選んだ。配置読んで冷静なディフェンスができたハンドだった。
2位 読み切り3NT
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オープニングリード時点でメジャー打ちぬきに狙いを絞って、HAでコントロールを保ちながらアタックしてダミーを見て、ダミーにマイナー13点あるからディクレアラーはマイナーランニングじゃないのでハイカードバリュー有ると想定。ハイカードをカウントするとディクレアラーはハートに必ずストッパーを持っているから、パートナーにQTxのスペードを期待してスペードシフト。会心のディフェンスでした。
1位 ディフェンダー読み4H
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T1でSQプレーするか、実際のプレーラインを選ぶかの二択でした。HKのフィネスが抜ける配置でもメイクするためにSQをプレーしたいところですが、SKはサウスにあるとほぼ確信してSx。理由は1NTオープナーの裏からKのアンダーリードはリスクが高いから打ちにくいのと、ノースがパッシブなリードを好む傾向だと知ってたから。前のラウンドに観戦して得た情報をうまく使えました。ポーカーで学んだスキルをブリッジに活かせて満足度が高かったハンドでした。
2022年は上手くいったハンドも多く書くようにしていたので振り返りが楽しくできて良かったです。来年もいろいろ思い出作りながら成長出来たら良いな。